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岐阜・長野・京都で小規模な地震(2019/9/19〜9/22)

2019/9/19〜9/22にかけて、岐阜・長野・京都で小規模な地震がありました。 岐阜周辺は4つのプレート(ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート)の動きで形成されたとされる日本アルプスの西側で地殻活動が活発であるゆえ、これら以外にも多数の断層が存在し火山もあります。 岐阜県飛騨地方での地震は、牛首断層帯と跡津川断層帯の間、そして高山・大原断層帯付近が震源のようです。 また、岐阜と長野の県境にには「糸魚川-静岡構造線」が走っており、9/21〜9/22に起きた地震はいずれもこの構造線に沿った位置です。 ちょうど9/19〜9/23には台風17号が沖縄〜九州通過、停電や倒木など大きな被害を出しながら中国地方の一部を暴風域に巻き込み北上、23日午前9時に日本海で温帯低気圧に変わり、このまま日本海を北東へ進行、夜には北日本へ接近する見込みです。 9/23の13時時点で、九州電力管内では約23000軒が停電。四国電力管内で約200軒、中国電力管内でも約1100軒の停電が起きています。 低気圧である台風は地震を引き起こす原因になり得るとの考え方や、月の「潮汐力」はある程度の運動を地球の地殻に引き起こせるほどの力をもっているとされ、近年研究が進んでいます。台風は、9月だけでも千葉県に大きな被害をもたらした台風15号に続いての台風17号。 17号は日本海を進む進路でしたが、今回の小規模地震、特に岐阜・長野においては日本海側です。 また月に潮汐力は「地球潮汐」とよばれる現象として地表面は1日2回、20〜30cmもの大きさで上下運動を繰り返しています。このチカラは重力にして0.1mGal程度。 ちょうど9/14〜9/29が満月から新月の期間で、このあたりは地震が起きやすいと言われますので、今後の上方には注意したいところです。 そしてここ最近の台風で勢力の強いものが通過すると、広範囲な停電や住宅屋根の破損なども発生しています。 他地域にお住まいの皆さんも他人事だと思わず、何も無い平時にこそ、停電対策グッズを備えたり、万が一のためのブルーシートを調達するなどしておきましょう。