日々発生する地震について、単なる速報ではなく前後の時系列や過去の大震災との関連性、周辺情報を加味した独自見解などを発信する ITOITO-STYLE公式facebookページ で公開した情報のバックナンバーです。

地震情報バックナンバー

【千葉】千葉県南部で早朝に起きた震度3・M4.1(2018/11/12)

2018/11/12の気になった地震は、千葉県南部で早朝に起きた震度3・M4.1です。午前4時台に2回発生。 この震源では2018年の6月あたりは震度2〜4が頻発していました。プロットにはありませんが千葉県の東方沖・南東沖・北東部あたりでも比較的活発に発生しています。 房総沖は北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの3つが接する場所があり、それぞれのプレートは動き続けています。 そして近年、房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、それぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されています。 これら2つが同時かつ断層全体が動いた場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。 またこの房総沖の巨大活断層は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近にあると見られ、フィリピン海プレートはご存知の通り南海トラフに接しています。連動することも考えられるでしょう。 今年は2018年版「全国地震動予測地図」が公表されましたが、今後30年以内に震度6弱以上の大地震の発生・遭遇確率のトップ1は千葉市となっています。(2位は横浜市、3位は水戸市) 巨大地震がこのあたりで発生した場合は、当然ながら日本経済の中枢を担う東京なども無事であるはずはなく、震災発生後の国や行政による初動が遅れる可能性も十分に考えられます。 個人で何も備えていなかった場合、電気ガス水道が止まった中での水や食料の枯渇、水洗トイレの断水による衛生環境の悪化、被災地における治安面リスクの増加なども想定されるため、まずはいかに「自助」を実現できるかが課題となります。 助け合いとなる「共助・互助」はその上で作られると言えるでしょう。

【近畿・東海】南海トラフ・中央構造線沿いで頻発する小規模地震(2018/11/10)

2018/11/10までの数日は、国後島付近〜与那国島までの日本全国で様々な場所が様々に揺れていますが、やはり10月からの特に東海〜近畿にかけて起きている小さな地震が気になるところです。 11/8〜11/10の間では、三重・兵庫・滋賀・和歌山などで震度1ですが連続して発生しています。特に三重県中部での地震は、昨年9月を最後に今年9月まで約1年間静穏でしたが、1年ぶりに発震後は活発に動いているようです。三重県の震源に近い断層帯としては「布引山地東縁断層帯」がありますが、震源はこの断層よりは西側のようです。 ここ数日は国後島付近〜与那国島までの日本全国で様々な場所が様々に揺れていますが、やはり10月からの特に東海〜近畿にかけて起きている小さな地震が気になるところです。 11/8〜11/10の間では、兵庫・滋賀・和歌山などで震度1ですが連続して発生しています。 ただ環太平洋火山帯全体で見た場合、今週はM5クラスの大きなものは南北アメリカ大陸の太平洋側沿岸で数件ある程度で、アジア・オセアニア側では大きくてもM4.9程度のものとなっています。概ね静穏な状況と言えるかもしれません。 南海トラフ巨大地震は海溝型であるため前兆となる地震(群発地震など)があれば発生が迫っているかどうかの検討が可能ですが、阪神淡路大震災のような活断層を震源とする直下型地震は前兆無く、ある日突然発生します。 東日本大震災以降は電子基準点観測による日本の地殻変動の動きもそれ以前より大きくなってきており、変動の方向も変わってきています。(この電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動の時系列の様子は国土地理院のwebサイトでも動画として公開されています) 南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年(数十年)も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。 「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても1〜2週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。

【青森】青森県陸奥湾で震度3の地震(2018/11/08)

2018年11月08日の07時35分頃、青森県陸奥湾で震度3の地震がありました。陸奥湾での前回の震源は2015年12月。震源のすぐ西側には「青森湾西岸断層帯」が存在します。 記録をざっと見る限り、ここ10年間で震度3規模の地震の発生記録は無いようです。(最大でも震度2) この断層帯は過去の活動がよく判っていないため、M7以上の規模の地震発生確率の長期評価については信頼性は低いものの、今後30年位内では「ほぼ0%(0.5〜1%)」となっています。(今後50年位内に引き伸ばしても0.8〜2%程度) しかし、2018年に発生した北海道胆振東部地震や大阪府北部地震での震源と考えられる・または震源に近い断層帯も同様の評価であったにも関わらず、実際にはM6クラスの地震が発生しめ大きな被害を出した地震となっています。 M7クラスの地震の長期評価がほぼゼロ%であったり低いからと言っても、M6クラスの地震によって大きな被害が出ている以上、安心できないことはこれらの地震が証明しています。 特に、過去の活動に関する記録や知見が無い断層帯に関しては、前兆無く大型の地震が突然発生する可能性があることを想定しておく必要があるでしょう。

【和歌山・静岡】南海トラフ固着域で続く小規模地震(2018/11/06)

2018年11月6日は、早朝に和歌山県南方沖と静岡県西部で震度1の小規模な地震がありました。 南海トラフと中央構造線に近い部分での地震が10月あたりから増えています。東海・東南海・南海地方では地表における高さ・水平方向での顕著な変動が出ているという話も出ています。 また紀伊水道での地震も目立ってきた感がありますが、北西方向には淡路島があり阪神淡路大震災の震源となった野島断層を含めた断層帯があります。 阪神淡路大震災は逆断層・横ずれ断層型の直下型地震ですが、今後発生が想定されている南海トラフ巨大地震は海溝型地震でタイプとして同じではありません。 しかし阪神淡路大震災の震源からさらに北東方向には2018年6月に発生した「大阪府北部地震」の震源付近には「有馬ー高槻断層帯」を始めとする大きめの断層帯が複数存在しています。 特に「有馬ー高槻断層帯」あたりの断層では地震発生率の評価がほぼ「0%」のところ、つまり従来はノーチェックだった場所で大きな地震が発生しているため、お住まいの地域にどのような断層帯が存在するのか、確認しておくと良いでしょう。

【北海道】国後島付近で連続する地震(2018/11/05)

2018年10月下旬から北海道の国後島付近で地震が連続して発生しています。特に11/5は04:26に震度4・M6.2という規模の地震が起きていますが、記録を見る限りここ10年でも珍しい規模のようです。 北海道では根室沖を中心とした千島海溝沿いで、今後M8.8以上の「超巨大地震」発生確率が40%とされています。これは昨年12月に政府の地震調査研究推進本部によって確率が見直された結果で、40%と言えども「切迫している可能性」という言う表現になっています。 十勝沖〜択捉沖を震源とするこの規模の地震は平均340〜380年周期で発生し、直近では400年前に起きたと考えられているため、すでに発生時期に入っている可能性があります。 特に沿岸部に居住・滞在している際に発生した場合は、津波の被害に遭う可能性が高いため、避難場所や避難ルートは常に確認しておいたほうがいいでしょう。 参考サイト: 日経新聞:『北海道沖で超巨大地震の可能性、30年内の確率7~40% M9級、地震調査委が公表』 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24798710Z11C17A2MM0000/ 毎日新聞:『超巨大地震 北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ』 https://mainichi.jp/articles/20171220/ddm/041/040/178000c 朝日新聞:『北海道沖で超巨大地震「切迫している可能性」 地震本部』 https://www.asahi.com/articles/ASKDF7WGHKDFUBQU01X.html

【和歌山】紀伊水道で続く地震、震度3・M4.5(2018/11/05)

2018/11/02に続き11/5の8時19分頃にも紀伊水道で地震がありました。震度3・M4.5、深さは50km。 10月あたりから、東海〜近畿での中央構造線沿いの南海トラフの固着域における地震が増えてきているようです。特に紀伊水道周辺にいくばくかの集中も見られます。 ここ最近、東海〜近畿あたりでの地震が増えているようにも感じますが、連日どこかで地震が発生する環太平洋火山帯では通常運転です。怖がる必要も慌てる必要もありませんが、常に備えだけはしておきましょう。 また11/5は紀伊水道だけでなく、国後島付近では連続地震、23時台にには鹿児島でも震度3を観測しています。国後島付近の地震に関しては、別途お知らせいたします。

【静岡】静岡県西部、南海トラフ固着域での小規模地震(2018/11/03)

2018年の文化の日・11月3日は、朝6時39分頃に静岡県西部で震度1の小さな地震がありました。 10/7の愛知県東部の震度4の震源に近く、前日11/2の紀伊水道の震度4同様、南海トラフの弱い固着域の端あたりです。 東海〜四国にかけて弱い固着域が広く大きく存在し、その範囲に強い固着域が点在しています。 静岡県東部においては、10月後半でこの領域を含め岐阜・三重・奈良あたりでも地表の高さ・水平方向の変動が大きい傾向が出ているという話もありますので今後も注意が必要です。 静岡ではこれまで東海地震などへの啓蒙や教育が徹底されてきました。抜き打ちで防災訓練が実施されるという話があるほど、小中学校や一般家庭レベルでも国内屈指の地震対策に関する関心の高さを持つ県とも言えます。 余談ですが、固着域といえば9月のニュースで沖縄本島付近の琉球海溝沿いでも固着域が新たに発見され、琉球海溝でも東日本大震災や南海トラフ巨大地震で想定されるレベルの巨大地震が起きる可能性があることが判りました。 琉球海溝沿いの固着域の想定面積は、最小でも沖縄本島の2倍以上と見られます。 沖縄では地震が少ないと思われていますが、沖縄周辺でも地震は活発に起きています。しかし震源は沖の方であることが多いため記録が少なく、過去の大地震に関する記録が残っていないため、見かけ上は地震が起きないと思われています。 沖縄在住のかたも地震は起きないと思わず、可能な範囲の備えをしておいていただきたいところです。

【和歌山】紀伊水道で震度4・M5.4の地震(2018/11/02)

2018年11月2日の16時54分頃に、紀伊水道で震度4・M5.4の地震がありました。それ以前の12時12分頃にも紀伊水道無いで別の小さな地震が起きています。 最近、このあたりでの地震が多いように感じるので周辺状況と合わせてみると、震源は南海トラフの「固着域」に合致しており、今年発生していたスロースリップ域とも接しています。 先月には、すぐそばの和歌山県北部での地震や愛知県東部でも震度4・M5.1で深さも同程度の地震が起きています。 先月と言えば、奈良県でも震度4・M4.2(深さ60km)、岐阜県でも規模は大きくないものの明治時代の濃尾地震(震度7・M8.0)の震源に近い場所での地震が起きています。 南海トラフ巨大地震の震源域とされる部分での活動は現在も活発に続き、ひずみを蓄積し続けているように見えます。 特に、南海トラフにおいて海側プレートと陸側プレートが地下で接し動いている部分にあると見られる「固着域」には定点的に強く固着している部分と、広範囲に渡って弱く固着している部分がありますが、弱い固着域部分においては今年を含めて継続的なスロースリップ現象が観測されています。 弱い固着部分で破壊が起きるたびに体感できる地震が発生すると考えられますが、気にしておきたいのは沖合にある強い固着域のいくつかです。ここのひずみが限界を迎えて連鎖的に破壊されたときは、より大きな地震が発生する可能性があります。 緊急地震速報に慣れつつある状況が怖くもありますが、速報が来ても「今度も大したことはないだろう」とは思わず、必ず身を護る行動に移ってください。大震災の初動を切り抜けるのは、自分自身の決断と行動です。

【東京】鳥島近海(青ヶ島近海)でM5.4の地震(2018/10/29)

2018年10月29日は、鳥島近海(青ヶ島近海)でも地震がありました。伊豆・小笠原海溝近くです。この場所を震源とする地震は、2018年に入ってからは最初となります。前回は約1年前の9月23日。2017年は2回、2016年は5回、2015年は3回、2014年は1回と、発震頻度としては少ない場所です。 そこから北上した房総沖、日本海溝との接続地点あたりには近年発見された300kmと160km以上の2つの長大活断層があり、それぞれの断層が一度に動くとM8〜9の巨大地震が発生すると想定されていることと、首都直下地震の想定震源にも近い場所です。 また、伊豆・小笠原海溝と日本海溝の接続地点から西は南海トラフであり、もし房総沖で巨大地震が発生した場合、それが首都直下地震や南海トラフ巨大地震に連動する可能性も考えられます。 何年も前から環太平洋火山帯は活動期に入ったと考えられており、事は日本列島だけの範囲には収まりません。いずれかの巨大地震発生時には、行政レベルだけでなく国レベルで機能麻痺に陥り、公的な救援・支援活動そのものが受けられないケースも想定しなければなりません。 その上で、私たち一般庶民レベルでもできうる限りの備えをしておく必要があります。まず基本は自助、それから互助・共助です。 房総沖巨大地震・首都直下地震・北海道沖(根室沖)巨大地震・そして南海トラフ巨大地震と、今後30年内に高確率での発生が想定されている巨大地震は複数ありますが、それが妄想や絵空事でないことは、これまでに起きた東日本大震災や熊本地震、阪神淡路大震災が証明しています。

【岐阜】岐阜県美濃中西部での地震は「濃尾地震(M8.0)」の震源間近(2018/10/29)

2018年10月24日の16時56分頃に岐阜県飛騨地方で地震がありましたが、10月29日の0時54分頃にも岐阜県美濃中西部で地震がありました。 震度・マグニチュードともに大きくはありませんが、前回よりも明治時代の「濃尾地震(震度7・M8.0)」の震源に近い断層集中地帯近くです。(近隣地震としては、10/27には奈良県の中央構造線沿いでも地震がありました。) 岐阜県内の断層帯は小さなものも含めると数多く存在しますが、ご存知の通り岐阜県・富山県・長野県・新潟県にまたがる飛騨山脈を含めた「日本アルプス」は、プレートテクトニクス理論に基づけば、プレートがぶつかり合って隆起したものと考えられています。 特に、日本の高山の大部分は日本アルプスに集中しており、日本アルプスを構成する飛騨・木曽・赤石山脈は、日本列島を東西南北に分ける中央構造線とフォッサ・マグナに沿って存在しています。つまり、このあたりは地殻変動の激しい場所とも言えます。 近年ではプレートテクトニクス理論そのものにも様々な言及がなされていますが、科学的な観測に基づいたデータとしては間違いなく、海溝や断層付近での地震は発生しています。 皆さんが住んでいる地域にどのような活断層や断層帯が存在するのかという点については、日頃から知っておいても損はないでしょう。

【海外地震】ギリシャで連続M5〜6クラス(最大M6.8)(2018/10/28)

2018年10月26日は、北海道の根室沖、国後島付近で震度3の地震が発生しました。このあたりの震源は、だいたい年に3〜4回程度揺れてますが、根室沖は今後30年内のM9クラスの巨大地震の発生が懸念されている領域の1つ。 またギリシャでもM5〜6級(最大M6.8)の大きめの地震が連続しています。震源はジブリ映画「紅の豚」の舞台となった街のあるアドリア海の北側、イオニア海。 ユーラシアプレート・アフリカプレート・エーゲ海プレートの3つのプレートが接する場所に近く、沈降帯と収束境界の接続地点のように見えます。 平均の深さは概ね10km。現地では停電や崖崩れ、建物被害なども発生、約20cm程度の海面変動も観測されているとのこと。 日本や環太平洋火山帯からは遠く離れてはいますが、地殻の動きは地球規模で見る必要があります。 近年、日本ではこれまで地震が無かった場所や断層付近で突然の大地震が発生していたり、環太平洋火山帯の活発化やフランスやドイツ、オーストリアなど従来地震がほとんど無かった場所でも地震が発生していることを考えると、地球規模で地殻の動きが活発化しているとも考えられます。 東日本大震災以降、日本列島では火山活動や地震活動が活発化したという話しを目にしますが、より大きな視点で考えた場合、地球規模で地殻の動きが活発化しているため、日本でも大きな地震が頻発するようになったとも言えるのではないでしょうか。

【奈良】奈良県での地震は中央構造線と合致(2018/10/27)

10月27日 20時52分頃、奈良県で地震がありました。震度4・M4.2、深さは約60km。位置的には日本列島を貫く最大の断層帯である「中央構造線」にほぼ合致しています。 この震源での前回の地震は今年の6月15日。だいたい年に4〜5回程度発生し、最後に震度3以上の地震があったのは2015年11月30日。 奈良県における大規模な地震被害は、1707年10月28日に起きた「宝永地震(M8.4)」と1854年7月9日の「伊賀上野地震(M7.3)」です。 特に宝永地震に関しては、南海トラフを震源とする日本における史上最大級の海溝型巨大地震の一つで、被害は東海道から九州までの一帯に及び、全国での死者は少なくとも2万人とされ、宝永地震における奈良県での被害は、死者63名・家屋の倒壊等は3,219戸と記録されています。 伊賀上野地震においては、震源は三重県西部。内陸直下型の地震で、伊賀・伊勢・大和に大きな被害をもたらしました。木津川断層帯の活動によると考えられる大地震で、死者は千数百人、奈良県でも450〜520人。二次災害として、ため池の堤防決壊により土石流が発生、古市町(現奈良市)で約150人が死亡したとされています。 近年では、2004年の「紀伊半島南東沖地震(震度5弱・M7.1、深さ44km)」と「東海道沖地震(震度5弱・M7.4、深さ44km)」。 それぞれ9月5日の19時7分と23時57分と9月7日の8時29分に発生しました。震度5弱は奈良県下北山村で観測されています。この地震の揺れは関東地方から九州地方までの広い範囲で観測されています。 今後、奈良県を襲う可能性のある大地震は、陸地の直下で起こる『内陸型地震』と日本列島沖の太平洋にあるプレート境界で起こる『海溝型地震』の2種類とされています。 内陸型の場合で「奈良盆地東縁断層帯」を震源とするM7.5の地震が起きた場合は、死者は約5千人・負傷者は約1万9千人の想定。 海溝型の場合で南海トラフを震源とするM9.1の巨大地震が起きた場合は、死者は約1700人、負傷者は1万8千人。 奈良県の場合は、南海トラフ巨大地震よりも「奈良盆地東縁断層帯地震」のほうが想定被害が大きいようです。

【岐阜】岐阜県飛騨地方で震度3(2018/10/24)

2018/10/24は午前1時台に沖縄・与論島近海でのM6.3の地震が起きましたが、同じ10/24の16時56分頃に岐阜県飛騨地方で震度3が発生しました。震源の深さは10kmと浅めですが、マグニチュードはM2.9と比較的小規模でした。 今回の震源の西側では今から127年前・明治24年の10月下旬には国内史上最大級の内陸地殻内・直下型地震である「濃尾地震」が発生、震度7・M8という未曾有の巨大地震でした。 このときの死者は7,273名・負傷者17,175名・全壊家屋は14万2177戸を数え、震央近くでは揺れによって山の樹木が全て崩れ落ちたと言われています。当時もっとも死傷者が多かったのは美濃地方で、山崩れが1万箇所弱も発生したとされています。 記録に残る前兆現象として地鳴り・鳴動音・前震活動があったとのことから、震源域の地殻内では群発地震が発生していたとも考えられます。 岐阜県には断層帯が多数存在しますが、すぐ東側には日本列島を走る2大構造線である「中央構造線」と「糸魚川・静岡構造線」が交差する領域があります。 また岐阜県では最大の被害をもたらした濃尾地震の経験を風化させないという観点から、毎年10月28日を「岐阜県地震防災の日」と定め、防災に関する啓蒙をおこなっています。 さて最近、特に今年は例年になくあちこちで大きめの地震が目立つ印象を受けます。特に今年前半は、国内における火山の噴火があちこちで発生したことも記憶に新しいところ。ここ数ヶ月は従来はあまり大きな揺れが無かった場所でも揺れているようです。

【沖縄】与那国島および台湾近海で連続地震(2018/10/23)

2018年10月23日の13:35と10月24日の01:04に、与那国島近海で地震がありました。 いずれも震度3、M6.1(深さ30km)とM6.3(深さ20km)。琉球海溝の西端で深い位置での発震→浅い位置での発震です。 場所としては今年2月に発生し大きな被害を出した「台湾花蓮地震(震度7・M6.4)」の震源の近く。 与那国島近海での地震としては今年3月以来ですが、最近は沖縄本島や奄美大島近海でも小さな地震が頻発。今年の2〜3月には西表島付近でも一時期、群発地震のような状況がありました。 琉球海溝ではこれまで大地震の記録がないため「巨大地震は発生しない」とされていましたが、数千年に一度、推定M9クラスの超巨大地震が発生する可能性があることが近年では指摘されています。 また琉球海溝の東端からさらに東は南海トラフとなっていますので、今後の動きに注目していきたいところです。 沖縄周辺にお住まいの方は、備蓄品の確認など含め「備災」を意識されてください。

【海外地震】カナダのバンクーバー島でM6.8の地震(2018/10/22)

日本時間の2018/10/22 15:16頃、カナダのバンクーバー島の南西でM6.8の地震が発生しました。日本への津波の影響は無いとのこと。 同地点では14:39頃からM6級の地震が合計3回、M4.9が1回発生しています。先週はニューカレドニアでもM6級の地震が連続発生しました。 また10/21の18時半頃、口永良部島で小規模な噴火が発生しています。3年ぶり・噴火警戒レベル3(入山規制)が継続しています。口永良部島は8/15にも噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)が発表されていました。 同日、パプアニューギニアではM5.0の地震が発生しており、更に遡ること10/16にはニューカレドニアでM5〜M6級の大規模地震が連続して発生しています。 これらはいずれも環太平洋火山帯における活動です。図解するとこのような状況になります。環太平洋火山帯では基本的に毎日どこかで大きな地震が起きています。 この範囲のどこかで大地震が起きたからと言って、それが日本での巨大地震の前兆と言える科学的な根拠はありませんので、慌てず焦らず「備災」を心がけましょう。 秋の行楽シーズンでもありますので「電気ガス水道の無い環境で食事を作る」体験もオススメです。そう、キャンプですね。未体験のかたはぜひ!
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