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南海トラフ地震に関する気象庁発表の定例情報から気になる点をピックアップ(2019/04/09)

2019年4月も気象庁から南海トラフ地震に関する定例情報が発表されました。 概要としては「南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 とのことですから現状、特に心配するような状況にはありません。 ただ、南海トラフ沿いに設置されている電子観測点の沈降は長期的に継続しています。 プレートの動きによるもので当然ではありますが、この動きによって蓄積された「ひずみ」がこの先いつ開放されるのか、もし開放されたときに何が起きるのかは気になります。 仮に、南海トラフ沿いで大規模地震の発生の可能性が高まったときには、このような月の上旬に発表される定例情報とは別の「臨時情報」が発表されることになっています。 それはすなわち「万が一の国難レベルの巨大地震と、それによる津波被害が生じる緊急事態の可能性」に他なりません。 特に津波被害が想定される地域では避難の準備が必要となり、それ以外の地域でも店頭からは物がすぐに無くなります。 避難ルートやお住いの地域のハザードマップの確認、災害用伝言ダイヤルなど家族間での緊急連絡手段の確保、防災用品や備蓄品の準備は何もない平時にこそやっておきましょう。 災害規模が大きい場合、インターネットが使えなくなる可能性も十分にあり得ますし、スマホや固定電話等の電話回線も通信規制がおこなわれて通話が困難になります。 日頃から自宅周辺や通勤通学ルートにある「公衆電話」の場所と、災害用伝言ダイヤルの使い方は把握しておくと良いかと思います。災害時の情報収集用には、電池で動くポータブルなラジオがオススメです。