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【全国】秋田,千葉,長野,滋賀,鹿児島で相次ぐ小規模な有感地震(2020/3/5〜3/6)

2020/3/5〜3/6にかけて秋田,千葉,長野,滋賀,鹿児島で小規模な有感地震が相次ぎました。 それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)   【滋賀県北部】 2020/03/06 20:11頃, 震度1, M2.9, 深さ10km, 北緯:35.4, 東経:135.9 【薩摩半島西方沖】 2020/03/06 15:59頃, 震度1, M3.7, 深さ10km, 北緯:31.1, 東経:129.2 【長野県南部】 2020/03/06 10:12頃, 震度1, M2.8, 深さ10km, 北緯:35.8, 東経:137.5 【秋田県内陸北部】 2020/03/05 16:03頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:40.0,...

【全国】北海道で小規模な地震と秋田でM4.6の地震(2020/01/03)

2020/01/03は、千葉県東方沖でのM5.9の地震の後、北海道で小規模な地震と秋田でM4.6の地震がありました。 図には記載し切れていませんが、鹿児島県薩摩地方でもM2.4・岐阜県美濃中西部でもM3.4の有感地震が起きています。 釧路沖は近年の地震研究でも注目されている、千島海溝沿いの震源域。M4以上の地震も珍しくなく、前回は2019/11/28にM4.8規模のものが発生。 秋田県沖は2019/11以降、若干発生頻度が上がっている印象が出てきました。 今回やや珍しいのは、北海道の留萌地方南部。前回は2017/12/23に発生して以来の有感地震となります。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0aCUyMHRpdGxlJTNEJTIyJUU3JTk1JTk5JUU4JTkwJThDJUU1JTlDJUIwJUU2JTk2JUI5JUU1JThEJTk3JUU5JTgzJUE4JTIyJTIwY29sc3BhbiUzRCUyMjMlMjIlM0UlRTclOTUlOTklRTglOTAlOEMlRTUlOUMlQjAlRTYlOTYlQjklRTUlOEQlOTclRTklODMlQTglRTMlODElQTclRTMlODElQUUlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTNDJTJGdGglM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQyUyRnRoZWFkJTNFJTNDdGJvZHklM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAyMCUyRjAxJTJGMDMlMjAxNyUzQTA4JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU0xLjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjA3JTJGMDMlMjAxNiUzQTI5JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU0yLjklM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjA3JTJGMDElMjAwNiUzQTM5JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU0zLjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNiUyRjA5JTJGMTklMjAwMSUzQTQ0JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU0zLjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMyUyRjA2JTJGMTElMjAwNCUzQTU3JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU0yLjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMiUyRjAxJTJGMTElMjAxNSUzQTAwJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU00LjAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0Ym9keSUzRSUzQyUyRnRhYmxlJTNFJTBB昨年12月には、近隣の宗谷地方で久しぶりの地震があったばかり。 北海道の千島海溝側では最近になって地震が増えてきている印象があります。 千島海溝沿いの広い範囲では、今後30年内にM8〜9クラスの地震の発生が想定されており、発生間隔としてはすでにいつ起きてもおかしくないと言う見かたもあります。 千島海溝と日本海溝に沈み込む直前の太平洋プレート(アウターライズ)内では正断層型巨大地震が発生することが指摘されています。(千島海溝側のアウターライズ地震断層は、数は多いものの浅い傾向にあります) アウターライズ地震が起きた場合、陸側の揺れは小さいながらも津波が沿岸部に押し寄せる可能性がありますが、このアウターライズ地震については震源断層の情報が無く想定シナリオ地震が設定できていないのが現状とのこと(JAMSTEC公開資料より超概略)。 津波を伴うM8〜9クラスともなれば個人や家庭で備えるには当然限界があり、それこそ官産民それぞれの粒度で広範囲に渡りキメの細かい備えを連携しながらおこなう必要性がありますが、次の巨大地震が実際に起きるまでにどこまで実現可能なのでしょうか。 まずは個人や家庭レベルで備えた上で、危機感を共有できる人々が地域ごとに連携・共助できるコミュニティ機能を作ることも大切かもしれません。

宮城県沖でM4.6をはじめ、九州・東北・北海道で小規模な地震

2019/12/26、宮城県沖でM4.6ほか、鹿児島・東北・北海道で小規模な地震がありました。 同日21:30までに確認できている有感地震は次の通りです。 【熊本県熊本地方】 2019/12/26 21:26頃, 震度1, M2.0, 深さ10km 【鹿児島県薩摩地方】 2019/12/26 19:59頃, 震度2, M2.9, 深さ10km 2019/12/26 19:54頃, 震度3, M3.7, 深さ10km 【宮城県沖】 2019/12/26 18:26頃, 震度3, M4.6, 深さ50km 【岩手県沖】 2019/12/26 17:19頃, 震度1, M3.4, 深さ70km 【秋田県内陸北部】 2019/12/26 09:08頃, 震度1, M2.8,...

【東日本】北海道・渡島地方北部でM4・震度3の地震、他(2019/12/22)

2019/12/22は北海道・渡島(おしま)地方北部でM4・最大震度3の地震がありました。この震源での有感地震は2014/09/15以来、およそ5年3ヶ月ぶりとなります。 また12/22は東日本では岩手県沿岸南部でM3.4、秋田県沖でもM3.3、西日本では日向灘でM4.1の地震が発生しています。 ■12/22 17:00までに発生した有感地震 【渡島地方北部】 2019/12/22 14:24頃, 震度3, M4.0, 深さ10km 【岩手県沿岸南部】 2019/12/22 13:41頃, 震度1, M3.4, 深さ80km 【秋田県沖】 2019/12/22 07:54頃, 震度1, M3.3, 深さ10km 【日向灘】 2019/12/22 13:44頃, 震度1, M4.1, 深さ20km   中でも渡島地方北部での有感地震は珍しく、気象庁の公開観測データを確認しても、記録が残っている1929/01/21〜前回2014/09/15の期間で発生した地震は10回となっています。 また、渡島地方での震源は北部・東部・西部の3つとなりますが、すべて合わせてもM4以上の地震が起きたのは2008/01/13以来のおよそ12年ぶり。 渡島地方で過去にもっとも規模が大きかった地震は、1992/08/24 15:59頃に発生したM6.1・最大震度4のものとなり、M4は帯広市で観測されています。 12/19には青森県東方沖でM5.5・最大震度5弱、12/12には北海道宗谷地方北部でM4.2・最大震度5弱の大きめの地震がありましたが、ここ数ヶ月、M4以上の地震が全国的に頻発傾向にあるように感じられることと、特に関東〜東北における地震活動が活発になっています。 12/22は日向灘でもM4.1(最大震度1)の地震があり、ここは南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端あたりに位置する震源ですが、地震頻発地帯でもあるので大きな心配は不要でしょう。従来より使われてきた「防災」という言葉と考え方ですが、意味は文字通り災害を未然に防ぐために行われる取り組みです。被災から復旧までを含める場合もあります。 ただ大震災クラスの大規模自然災害となると、防ぐというよりは「発生とその後に備える・起きる被害を減らす」といった方向への考え方のシフトが必要でしょう。個人レベルで実践できるのは災害に備える「備災」であり、装備(備蓄)に関しては、食料よりも「水とトイレ」の確保が優先度高めです。 大震災直後はほぼ間違いなく断水することになるので水洗トイレが使用不能になりますが、地震で建物内の配管が破損・破壊されている可能性が考えられるため、上水道が復旧したとしても安易に水洗トイレを流すことは危険です。 基本は簡易トイレを利用し、排泄物はすべて「燃やすゴミ」として1〜2週間程度は自宅敷地内で保管することを認識しておきましょう。 この「簡易トイレを利用する」という点においては、意外と精神的なハードルが存在します。 具体的には「ウンチ」をゴミ袋にした後、それを水で流さずに自分の手でゴミ袋の空気を抜き、防臭袋に入れ、保管用容器へ入れるという行動になります。 これは平時に1度くらいは体験しておきましょう。 編集部でも、水道・トイレの無い場所へ簡易トイレを持ち込んだ「備災キャンプ」で、大も小もガチ体験してきましたので、そのレビュー記事も併せてご覧ください。 関連記事:『実践・野外でポータブルトイレを「大」を含めて実際に使う!』

【東日本】宮城沖でM4クラス、八丈島近海でM5クラス(2019/12/21)

2019/12/21は、宮城県沖でM4.0とM4.1、八丈島近海でM4.6とM5.3の地震がありました。また、秋田県沿岸北部でもM2.9の地震が発生。 12/19には青森県東方沖でM5.5・最大震度5弱という大きめの地震が発生したばかりであり、宮城県沖を含めて東北地方の太平洋側では依然として活発な地震活動が続いています。 ■2019/12/21の20:00までに発生した主な地震 【秋田県沿岸北部】 2019/12/21 07:44頃, 震度2, M2.9, 深さ20km 【宮城県沖】 2019/12/21 12:00頃, 震度1, M4.1, 深さ40km 2019/12/21 00:22頃, 震度1, M4.0, 深さ40km 【八丈島近海】 2019/12/21 05:54頃, M4.6, 深さ23km 2019/12/21 04:40頃, M5.3, 深さ10km 米USGS発表情報では、八丈島近海でもM4.6とM5.3の地震が起きています。 八丈島付近での大きめの地震としては、 2009/08/13 07:49頃, 八丈島東方沖, 震度5弱, M6.5 というものが起きており、この時は遠く青森県でも震度1が観測されています。 2009/08の前半を見てみると、興味深い地震がいくつか起きています。 2009/08/09 19:56頃,...

【全国】茨城県南部でM4.7、最大震度4の地震・他の地域も活発(2019/12/03)

2019/12/03は、午前中に茨城県南部でM4.7、最大震度4の地震がありました。震源の深さは約60km。 この地震では東北〜東海地方あたりにかけて、広い地域で揺れを観測しました。 この震源は、ちょうど中央構造線と柏崎千葉構造線の交差する領域あたりのようで、今後30年内の発生が予想されている首都直下地震の想定震源域(M7.9〜8.6)の北端あたりに位置します。 ちょうど、12/1〜12/8までの間はNHKスペシャルで 『体感 首都直下地震ウイーク』 と銘打ったドラマが放送されています。 ”12月2日 午後4時4分にマグニチュード7.3の地震が東京で発生したら…という想定で、その後何が起きるのかを、放送とデジタルサービス、イベント展開を交えた新しい形でお届けしていきます。 30年以内に70%の確率で起きるとされる震災を体感することで、防災減災の必要性を「自分ごと」としてとらえていただくことを目指します。"   とのこと。要チェックです。 また、12/1〜12/3にかけては他の地域でも比較的活発な地震活動が起きています。 ざっと震源位置を見ると、おおむね中央構造線沿いに発生していることがわかりますね。 岐阜県で起きている2度の地震は中央構造線と糸魚川静岡構造線が交わっている領域あたりに見えます。 東日本大震災は「1000年に一度」と言われますが、それはM9級の地震が起きると言う意味での1000年に一度。 M7〜M8クラスの地震として、改めて今後30年内の発生が想定されている地震が複数控えています。 【今後30年内の発生が想定されている地震】 ① 南海トラフ巨大地震 ② 首都直下型地震 ③ 北海道沖地震 ④ 東北〜関東の日本海溝沿いで起きるM7〜8の地震画像出典:Hi-net自動処理震源マップ 日本列島は、4枚のプレートがぶつかり合う場所に存在します。プレート自体は地球上に16枚あるとされ、そのうちの1/4の境界が日本の下に集中していることになります。 また、世界で起きる地震の約10〜15%が日本周辺で発生しており、M6以上に限れば20%が日本で発生。 人体で感じる有感地震は年に1,100回以上発生し、人体で感じないものまで含めれば1日に数百回起きています。 日本列島は太平洋の周囲を取り巻く火山帯である「環太平洋火山帯」に含まれますが、この環太平洋火山帯に沿って、ほぼ毎日大きな地震は発生しています。 発生した場所がたまたま日本で地震の規模が大きかった場合に、大きな被害が発生することになります。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう。