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【東日本】岐阜で再び群発地震, 長野でも連続地震, 福島でM5.3, 岩手でM3.7, 山梨でM2.5(2020/05/19)
2020/05/19は、岐阜で再び連続地震があり群発化しています。近い震源の長野県中部でも連続地震があり、福島でM5.3、岩手でM3.7、山梨でM2.5の地震がありました。
それぞれを震源別かつ、時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【岐阜県飛騨地方】
2020/05/19 17:22頃, 震度1, M2.5, 深さ10km
2020/05/19 16:55頃, 震度3, M4.4, 深さ10km
2020/05/19 16:38頃, 震度1, M2.1, 深さ10km
2020/05/19 16:15頃, 震度2, M3.4, ごく浅い
2020/05/19 16:05頃, 震度3, M3.7, ごく浅い
2020/05/19 15:39頃, 震度1, M2.4,...
【関東/東海】関東・東海を中心に小規模な有感地震が相次ぐ(2020/4/10〜4/11)
2020/4/10〜4/11にかけて、関東・東海を中心に小規模な有感地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【千葉県東方沖】
2020/04/11 05:29頃, 震度2, M4.5, 深さ30km, 北緯:35.6, 東経:141.1
【静岡県東部】
2020/04/10 23:41頃, 震度2, M2.2, 深さ10km, 北緯:35.3, 東経:138.7
【福島県沖】
2020/04/10 21:41頃, 震度1, M4.1, 深さ30km, 北緯:37.4, 東経:142.0
【浦河沖】
2020/04/10 19:23頃, 震度2, M4.3, 深さ70km, 北緯:41.9,...
【全国】山梨,熊本,奄美,父島近海でM3.1〜4.5の地震(2020/2/2〜2/3)
2020/2/2〜2/3にかけて、山梨・熊本・奄美・父島近海などでM3.1〜4.5の地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。
【父島近海(USGS公表値のため震度は不明)】
2020/02/03 04:35頃, 震度不明, M4.5, 深さ461km, 北緯:27.6, 東経140.2
【熊本県熊本地方】
2020/02/02 22:46頃, 震度2, M3.1, 深さ10km, 北緯:32.4, 東経:130.7
【奄美大島近海】
2020/02/02 20:11頃, 震度2, M4.4, 深さ30km, 北緯:28.8, 東経:129.9
【山梨県東部・富士五湖】
2020/02/02 15:28頃, 震度1, M4.3, 深さ180km, 北緯:35.5,...
【東日本】富士五湖・千葉県沖・胆振地方で中規模な地震(2019/12/16)
2019/12/16は、山梨県東部の富士五湖、千葉県東方沖、胆振地方中東部で中規模な地震がありました。
それぞれ、
【山梨県東部・富士五湖】
2019/12/16 17:04頃, 震度2, M3.2, 深さ20km
(2019/12/13 23:20頃, 震度1, M2.5, 深さ20km 以来)
【千葉県東方沖】
2019/12/16 04:14頃, 震度3, M4.3, 深さ60km
(2019/10/06 18:28頃, 震度2, M4.2, 深さ60km 以来)
【胆振地方中東部】
2019/12/16 06:52頃, 震度3, M4.3, 深さ30km
(2019/12/12 04:24頃, 震度2, M3.0,...
【関東】富士五湖でM2.4、伊豆大島近海でM4.5(2019/12/13〜12/14)
2019/12/13〜12/14にかけて、山梨県東部・富士五湖でM2.4(最大震度1)、伊豆大島近海でM4.5(同3)の地震がありました。それぞれ首都直下型地震の想定震源域の西端と北西端付近。伊豆大島近海は相模トラフが走っています。
富士五湖での小規模な地震の南東には、1923/09/01に起きた関東大震災(M7.9、最大震度7)の震源があり、今回の2つの地震はそれぞれ、関東大震災の震源域の西端と北西端付近に位置する形となります。
【山梨県東部・富士五湖】
2019/12/13 23:20頃, 震度1, M2.5, 深さ20km
【伊豆大島近海】
2019/12/14 03:24頃, 震度3, M4.5, 深さ30km
富士五湖付近での地震は頻度は高くありませんが年に数回程度あり、近年の最大震度4以上の地震は次の通り。
2014/12/11 15:07頃, M4.3, 最大震度4
2012/01/29 16:46頃, M4.7, 最大震度4
2012/01/28 07:43頃, M5.5, 最大震度5弱
2012/01/28 07:39頃, M5.0, 最大震度4
2011/03/15 22:40頃, M4.0, 最大震度4
東日本大震災の4日後にM4.0の最大震度4が起きていることと、2012/01/28にはM5.5,...
【南海トラフ】巨大地震の想定震源域内で続発する小規模な地震(2019/9/7〜9/16)
南海トラフ巨大地震の想定震源域内の小規模な地震は9/12まで既報ですが、続く9/16にかけても地震が続発しています。
ここ数日、想定震源域内の中央構造線沿いでは活発な地震活動が続いているものの、既報の通り本記事執筆時点での南海トラフ巨大地震に関する気象庁の9月上旬時点での最新見解はこれまでどおり
「大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」
としており、南海トラフ巨大地震の前兆ではないか?といった心配は備えがあれば基本的に不要、しかし何の備えも無い状態で突然発生した場合は、文字通り命に関わる状況に陥ります。
ほんの数分前までは平和で何の不自由も無かった生活が、大震災規模の地震が起きた以降は一変してしまいます。
近年でも熊本地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震などが短い期間で立て続けに起きており、都度、市民生活としては大きな不便を強いられる状況となりました。
ちょうど季節的には台風シーズンであり、なおかつ地震が起きやすいとされる満月〜新月期間である9/14〜9/29に差し掛かります。南海トラフ南海トラフ巨大地震の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。
近年では四国中西部でプレートのスロースリップによる地殻変動が起きており、南海トラフのプレート境界で発生している地震は東海〜九州までの広範囲に渡ります。
当該地域だけでなく他の地域の方も今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。
ただし、ネット上の情報に関して特に「極端なもの(「X月X日に起きる」という予言的な話し等)」については、必ずその情報源が公式なものか、科学的な根拠にもとづいたものかどうかを確認してください。
オカルトネタ的なものに関しては「そういう話もある」という程度の受け取り方で構いませんし、その「ネタ」から災害や防災・備災に対して関心を持ち、備えるキッカケとして使うことは十分に有効です。
ともあれ、万が一に備えて水・食料・トイレ対策などの備えが必要です。
次に大きな災害が発生して断水した場合に備えて、ミネラルウォーターの買い置きを(1人・1日あたり、1.5〜2Lの水があると良いでしょう)。
【最低限、すぐに備えておきたいもの】
・家族、身内、職場関係者の連絡先をメモに書き出し
・災害用伝言ダイヤル「171」を覚えておく
・ミネラルウォーター
・簡易トイレもしくは簡易トイレ代わりに使えるもの
・モバイルバッテリー(懐中電灯代わりになるスマホの予備電源、百円ショップでも売っています)
・就寝時、枕元にスリッパと軍手
【余力があれば備えておきたいもの】
・ポータブル電源(大容量のもの)
・ソーラーチャージャー(高出力のもの)
・アウトドア用の携帯浄水器
・テントやブルーシート
断水時は水洗トイレが使用不可能となりますので、念のため簡易トイレとして使えるゴミ袋や古新聞紙などがあると便利です。
重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。
【関東】東京多摩西部・山梨県東部で小規模な地震(2019/8/9〜8/13)
2019/8/9〜8/13にかけて注目した地震は、東京都多摩西部におけるM2.7と山梨県東部・富士五湖付近でのM2.6・M2.9。
東京都多摩西部を震源とする有感地震はかなりの低頻度で発生し、前回目立ったものは約2年前・2017/09/11に震度3, M3.9が起きて以来。
山梨県東部・富士五湖を震源とする有感地震も比較的少なめで、おおむね年に数回程度しか起きません。
これらの震源が4日間程度の間でほぼ同時に動いたようです。
特に山梨県東部・富士五湖を震源とする大きめの地震は少なく、近年における最大震度4以上を観測したものは次の5件程度。
2014/12/11 15:07頃, M4.3, 最大震度4
2012/01/29 16:46頃, M4.7, 最大震度4
2012/01/28 07:43頃, M5.5, 最大震度5弱
2012/01/28 07:39頃, M5.0, 最大震度4
2011/03/15 22:40頃, M4.0, 最大震度4
2012年1月下旬に集中した際に起きたM5.5・最大震度5弱が発生した際は、奈良県〜福島県まで揺れが観測され、この時期はM4.7〜M5.5の規模で、最大震度4〜5弱が3連続しました。
いずれの震源も、南海トラフ巨大地震の想定震源域の東端に掛かるか掛からないかといった位置であり、首都直下型地震の想定震源域の西端あたりに位置します。
ちょうど、駿河トラフ・相模トラフ・糸魚川-静岡構造線の合流ポイント=3つのプレートが重なり合う位置で、富士山や箱根山などの火山が存在することと、周辺には立川断層帯をはじめとした多数の断層が存在します(図に記載した断層は一部です)。
このように関東周辺の構造線と断層帯を図で観てみると、改めて東京を中心とした首都圏が「地震の巣」の周辺に存在しているかがよく解ります。
将来的(今後30年内)に発生が比較的高めの確率で予測されている巨大地震は複数ありますが、予測に関しては
①基本的に様々な仮説を置いた上での推計である
②定量評価できない項目が存在する
③発生確率は低めでも実際に起きた際には甚大な被害を及ぼす事象が発生する可能性もある
という点は意識しておくべきでしょう。
また南海トラフ巨大地震に関してはより根本的な問題として、前述した「発生が比較的高めの確率で予測されている」に反する「確度の高い予測が困難」という状況も現実です。
災害を防ぐ観点での「防災」よりも、国・自治体・地域・家庭・個人というすべての粒度で可能なかぎり備えをし、起きた後の被災を減らす「減災」にいかにつなげていくかが重要になっていきます。