2022/12/28〜12/29:奄美沖でM4.8、福島沖でM4.6、高知東部でM4.4、ほか各地で小規模な地震
2022/12/28〜12/29にかけて奄美沖でM4.8、福島沖でM4.6、高知東部でM4.4、ほか各地で小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2022/12/29 22:43頃 | 与那国島近海 | 1 | M4.2 | 約30km | 24.0, 122.6 |
2022/12/29 22:22頃 | 種子島近海 | 1 | M3.4 | 約30km | 30.7, 131.3 |
2022/12/29 17:21頃 | 石川県能登地方 | 2 | M3.7 | 約10km | 37.5, 137.3 |
2022/12/29 17:02頃 | 大阪府北部 | 2 | M3.5 | 約20km | 34.9, 135.5 |
2022/12/29 09:36頃 | 奄美大島北東沖 | 2 | M4.8 | 約30km | 29.2, 130.7 |
2022/12/29 04:11頃 | 橘湾 | 1 | M3.1 | 約10km | 32.5, 129.9 |
2022/12/29 01:47頃 | 高知県東部 | 3 | M4.4 | 約40km | 33.5, 134.0 |
2022/12/28 23:15頃 | 根室半島南東沖 | 1 | M3.7 | 約90km | 43.3, 145.9 |
2022/12/28 03:51頃 | 福島県沖 | 2 | M4.6 | 約50km | 37.7, 141.9 |
注目は奄美大島北東沖。奄美大島の周辺は琉球海溝と沖縄トラフに挟まれた弧状の列島「南西諸島」の範囲にあり、南西諸島海溝の北端は、南海トラフと繋がっています。このあたりは地震活動の活発な地域でもあります。
奄美大島付近の地震活動として過去に目立ったものは、地震の規模を示すマグニチュードが6を超える地震が連続して発生したケースが2例存在します。
1901/06/24:M7.5およびM6.5(←連続)
1923/11/04:M6.8
1923/11/06:M7.1
1923/11/07:M6.5
過去数十年程度の範囲で見た場合でも、被害を発生させた奄美大島付近での地震は複数発生しています。
南沙諸島の特に沖縄周辺では地震が少ない印象がありますが、M4〜5クラスの地震は比較的頻度高めで発生しており、奄美大島周辺でも過去100年程度で見た場合、被害を発生させた地震の記録は複数存在することが判ります。
今後、より大きな地震が発生する可能性は十分にありますので、ぜひ何もない平時にこそ災害への備えを進めておきましょう。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
【与那国島近海】
2022/12/29 22:43頃, 震度1, M4.2, 深さ30km, 北緯:24.0, 東経:122.6