トップ 著者 からの投稿 ITOITO-STYLE 編集部

ITOITO-STYLE 編集部

1483 投稿 0 コメント

【全国】種子島近海・奄美大島近海でM4クラスの地震(2019/12/20)

2019/12/20、鹿児島の種子島近海と沖縄の奄美大島近海でM4クラスの地震がありました。 それぞれ最大震度2・M4.5、最大震度3、最大震度3・M4.3となります。深さはどちらも30km。 併せて同日は長野県南部で最大震度1・M2.7と、静岡県中部で最大震度1・M2.6の地震が起きています。 【2019/12/20  19:00までに発生した地震】 ■奄美大島近海 2019/12/20 18:31頃, 震度3, M4.3, 深さ30km ■静岡県中部 2019/12/20 14:09頃, 震度1, M2.6, 深さ30km ■長野県南部 2019/12/20 13:51頃, 震度1, M2.7, 深さ10km ■種子島近海 2019/12/20 05:28頃, 震度2, M4.5, 深さ30km 奄美大島近海は比較的地震が多く発生する震源域で、過去10年における目立った最大震度4以上の地震をピックアップすると次の通りです。 【奄美大島近海での近年の最大震度4以上】 2019/02/10 14:34頃, M4.8, 最大震度4 2019/01/08 10:01頃, M4.4, 最大震度4 2016/01/09...

【東日本】青森県東方沖でM5.5, 最大震度5弱の地震(2019/12/19)

2019/12/19の15:21頃、青森県東方沖でM5.5・最大震度5弱の地震がありました。 また、同日09:23頃には茨城県沖でM4.2・最大震度3、 同日の04:15頃には青森県西方沖でM3.7・最大震度1の地震が起きています。 気象庁の発表によれば、これは太平洋プレート内での地震で東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の余震と考えられ、余震自体は収まってきているが周辺での地殻活動はむしろ活発化しているとのことです。 青森県東方沖を震源とする近年の地震をピックアップしてみると次の通りです。 【青森県東方沖での近年の大きな地震】 2019/12/19 15:21頃, M5.5, 最大震度5弱 2018/07/02 02:27頃, M4.8, 最大震度4 2018/01/24 19:51頃, M6.2, 最大震度4 2015/06/23 00:35頃, M4.4, 最大震度4 2015/06/08 15:01頃, M5.5, 最大震度4 2014/10/11 11:35頃, M6.1, 最大震度4 2014/08/10 12:43頃, M6.1, 最大震度5弱 2013/11/15 11:00頃, M5.2,...

【北海道】根室半島南東沖で最大震度3, M4.4の地震(2019/12/18)

2019/12/18の20:54頃、根室半島南東沖で最大震度3, M4.4の地震がありました。震源の深さは約100km。 北海道では先日12/12にも宗谷地方北部での震度5弱・M4.4、12/16には胆振地方中東部で震度3・M4.3が発生しています。 北海道のみならず、今年後半に入って日本各地で規模の大きめの有感地震が頻発している印象がありますので、特に真冬の大規模地震に対する警戒と備えが必要です。 ここで、今回の震源となった根室半島南東沖における近年の最大震度4以上の地震をピックアップしてみましょう。 【根室半島南東沖における近年の最大震度4以上】 2019/05/05 01:40頃, M5.3, 最大震度4 2019/03/02 12:23頃, M6.2, 最大震度4 2018/04/24 17:53頃, M5.3, 最大震度4 2018/04/14 04:00頃, M5.4, 最大震度5弱 2015/11/28 11:51頃, M5.5, 最大震度4 2014/08/19 22:26頃, M5.0, 最大震度4 2014/06/26 14:47頃, M4.7, 最大震度4 2013/07/16 23:09頃,...

【九州沖縄】沖縄本島近海で最大震度4, M5.0の地震(2019/12/18)

2019/12/18、沖縄本島近海で最大震度4, M5.0の地震がありました。震源の深さは約40km。 この付近における有感地震の発生頻度はさほど高くはありませんが、月に1〜数回程度で起きています。 また、2019/12前半だけでも琉球海溝に沿った有感地震が数多く発生していますので、継続的な警戒と備えが必要でしょう。 琉球海溝の東端は、そのまま南海トラフへとつながっていきます。 直近の11月・12月で見た場合は次の通り。 2019/12/18 08:35頃, 震度4, M5.0, 深さ40km 2019/12/05 11:14頃, 震度1, M3.0, 深さ30km 2019/12/04 08:59頃, 震度1, M2.7, 深さ20km 2019/11/19 02:38頃, 震度1, M3.9, 深さ40km 沖縄は地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は発生しています。 近年においては、沖縄本島近海で2010年にM6.9・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。 特に、2010年(2010/02/27)の沖縄本島近海地震に関しては、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生しています。 震源の深さは37kmで、発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型とされています。 沖縄本島での震度5以上の地震は1909年(明治42年)の地震以来、実に101年ぶりのものとなり、世界遺産に登録されている、うるま市の「勝連城跡」の石垣が一部崩落する事態となりました。 津波に関しては沖縄県南城市で確認された10cm程度で、当初は沖縄本島・奄美諸島・トカラ列島の沿岸住民に避難勧告が発令されましたが、特に被害は報告されませんでした。 M7クラスに迫る大規模地震にも関わらず津波がこの程度で済んだのは、横ずれ断層型の地震だったからと推察されます。沖縄本島近海における近年の最大震度4以上をひと通りピックアップすると次のようなものになります。 2019/12/18 08:35頃, M5.0, 最大震度4, 深さ40km 2016/09/26 14:19頃, M5.6,...

【東日本】富士五湖・千葉県沖・胆振地方で中規模な地震(2019/12/16)

2019/12/16は、山梨県東部の富士五湖、千葉県東方沖、胆振地方中東部で中規模な地震がありました。 それぞれ、 【山梨県東部・富士五湖】 2019/12/16 17:04頃, 震度2, M3.2, 深さ20km (2019/12/13 23:20頃, 震度1, M2.5, 深さ20km 以来) 【千葉県東方沖】 2019/12/16 04:14頃, 震度3, M4.3, 深さ60km (2019/10/06 18:28頃, 震度2, M4.2, 深さ60km 以来) 【胆振地方中東部】 2019/12/16 06:52頃, 震度3, M4.3, 深さ30km (2019/12/12 04:24頃, 震度2, M3.0,...

【海外】フィリピンでM6.8の大規模地震(2019/12/15)

2019/12/15、フィリピン南部ミンダナオ島でM6.8の大規模地震が発生し、以降、群発化とも見ることができる連続した中規模地震が続いています。 現地では子供1人が死亡、多数の負傷者が出ているとのこと。 フィリピンでは今年10月にもM6越えの地震が複数回発生し、数十人が亡くなっています。 【フィリピンで連続している地震】 2019/12/15 21:38頃 M5.3 (Kiblawan付近) 深さ約10km 2019/12/15 20:15頃 M4.7 (Kiblawan付近) 深さ約10km 2019/12/15 17:55頃 M4.7 (Malalag付近) 深さ約10km 2019/12/15 17:51頃 M4.7 (Lambayong付近) 深さ約12km 2019/12/15 16:56頃 M4.9 (Magsaysay付近) 深さ約13km 2019/12/15 16:53頃 M5.0 (Padada付近)...

【関東】富士五湖でM2.4、伊豆大島近海でM4.5(2019/12/13〜12/14)

2019/12/13〜12/14にかけて、山梨県東部・富士五湖でM2.4(最大震度1)、伊豆大島近海でM4.5(同3)の地震がありました。それぞれ首都直下型地震の想定震源域の西端と北西端付近。伊豆大島近海は相模トラフが走っています。 富士五湖での小規模な地震の南東には、1923/09/01に起きた関東大震災(M7.9、最大震度7)の震源があり、今回の2つの地震はそれぞれ、関東大震災の震源域の西端と北西端付近に位置する形となります。 【山梨県東部・富士五湖】 2019/12/13 23:20頃, 震度1, M2.5, 深さ20km 【伊豆大島近海】 2019/12/14 03:24頃, 震度3, M4.5, 深さ30km 富士五湖付近での地震は頻度は高くありませんが年に数回程度あり、近年の最大震度4以上の地震は次の通り。 2014/12/11 15:07頃, M4.3, 最大震度4 2012/01/29 16:46頃, M4.7, 最大震度4 2012/01/28 07:43頃, M5.5, 最大震度5弱 2012/01/28 07:39頃, M5.0, 最大震度4 2011/03/15 22:40頃, M4.0, 最大震度4 東日本大震災の4日後にM4.0の最大震度4が起きていることと、2012/01/28にはM5.5,...

【東日本】宗谷地方北部での震度5弱・M4.4を中心に、佐渡でM3.7ほか複数(2019/12/12)

2019/12/12は北海道・宗谷地方北部での最大震度5弱・M4.4の地震を中心に、同じ宗谷地方北部で最大震度1・M2.4が続発、胆振地方中東部でも震度1・M2.3→震度2・M3.0と連続、新潟の佐渡付近でも震度1・M3.7が発生。 併せて、地震頻発域である岩手沖・茨城沖でもM3クラスの地震が発生しました。 (図示はしていませんが、別途、沖縄の西表島付近でもM2.9の小規模なものが起きています) 12/12中に発生した東日本での地震は次の通り。 【宗谷地方北部】 2019/12/12 02:45頃, 震度1, M2.4, 深さ10km 2019/12/12 01:09頃, 震度5弱, M4.2, 深さ10km 【胆振地方中東部】 2019/12/12 04:24頃, 震度2, M3.0, 深さ30km 2019/12/12 00:46頃, 震度1, M2.3, 深さ10km 【佐渡付近】 2019/12/12 14:30頃, 震度1, M3.7, 深さ10km 【岩手県沖】 2019/12/12 17:44頃, 震度1, M3.9,...

【東日本】北海道・宗谷地方北部で最大震度5弱・M4.4の地震(2019/12/12)

2019/12/12の01:09頃、北海道・宗谷地方北部で最大震度5弱・M4.4の地震がありました。震源の深さはごく浅い位置です。 また、胆振地方中東部でも2019/12/12の00:46頃、最大震度1・M2.3の地震を観測。 宗谷地方北部の震源の深さで最大震度5弱・M4.4は、おそらく観測史上初である可能性があるため、今後の情報に注意してください。 【宗谷地方北部での過去の大きめの規模の地震】 1997/06/05 14:53頃, 震度1, M4.9, 深さ302km 1968/02/25 19:25頃, 震度1, M5.2, 深さ271km 過去の地震の記録を見ると、M4.9やM5.2といった規模のものは起きていますが、いずれも深さ200km以深の深発地震と思われます。 今回の震源となった宗谷地方北部の西側には「サロベツ断層帯」が存在しています。 ■サロベツ断層帯の長期評価 ・サロベツ断層帯の平均的な上下方向の「ずれ」の速度は、0.7m/1000年以上の可能性。 ・過去の活動時期は、約5100年前以後〜約4500年前以後の可能性があるが、最新の活動かは不明。 ・平均活動間隔は、約4000〜8000年の可能性。 ■サロベツ断層帯の将来の活動 M7.6程度の地震が発生する可能性があり、その際に断層帯付近では地表面が3〜4m程度隆起する可能性がある。 ・今後30年以内の地震発生確率 = 4% ・今後50年以内の地震発生確率 = 7% 数値としては低いが、国内の主な活断層の中では高いグループに属する。※画像および情報出典:政府地震調査研究推進本部「北海道中部 (宗谷、上川、留萌、石狩、空知、胆振(苫小牧市より東)地方)の地震活動の特徴」より今回の地震がサロベツ断層帯によるものかは本記事執筆時点では不明ですが範囲を北海道全体に広げて考えると、根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。 北海道根室沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。 自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。 これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。 とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。 行動した結果、何も起きなければそれでいいのです。行動しないことで命を落とすということだけは、なんとしても避けなければなりません。

【東日本】福島沖でM5.2、茨城北部でM3クラスの2連続地震(2019/12/11)

2019/12/11は、福島県沖で最大震度3, M5.2と茨城県北部でM3クラスの地震が2連続で発生しました。 茨城県北部はここしばらく地震が通常以上に頻発しており、茨城県南部の地震を含めると首都直下型地震の前兆の可能性がゼロではないという報道がなされています。 また、福島県沖のM5.2では東北〜関東の太平洋側の広い範囲で揺れを観測。 東日本大震災以降、福島県沖を含めた東北地方の太平洋側では地震活動が活発に続いており、福島県沖では2019/08/04には最大震度5弱・M6.4という大きめの地震も起きています。 福島県沖および茨城県北部で最近発生している地震をピックアップすると次のようになります。 【福島県沖】 2019/12/11 18:39頃, 震度3, M5.2, 深さ40km 【福島県沖で発生した最近の地震】 2019/12/08 07:14頃, 震度1, M3.8, 深さ50km 2019/12/07 12:34頃, 震度3, M4.7, 深さ40km 2019/11/18 20:06頃, 震度1, M3.3, 深さ50km 2019/11/03 14:02頃, 震度3, M5.1, 深さ30km 【今年福島県沖で発生した大きめの地震】 2019/08/24 13:53頃, 震度3,...