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【福島・宮城】福島県沖で最大震度5弱・M6.2の地震(2019/08/04)

2019/08/04の19:23頃、福島県沖で最大震度5弱・M6.2の地震がありました。 同日は岩手県沿岸北部で最大震度3・M4.2、新潟県下越沖でも最大震度1・M2.4という小規模な地震が発生しています。 ※8/4 21:00に気象庁から地震の発生場所と規模が更新されています。規模はM6.2→M6.4へ。 今後1週間程度は同程度の規模の余震が発生する可能性があるので、今後の情報には注意してください。2019年8月の新月〜満月期は8/1〜8/15です。 2016年の熊本地震では最初の地震の2日後により大きな本震が発生しています。 真夏の猛暑下では地震による停電は深刻な事態を招く恐れがあり、特に水が無いと人命に関わる場合があります。 最低限でも ・お風呂のバスタブには常に水を張っておく ・地震が無いうちにミネラルウォーターやポリタンクに多めの水を用意しておく (空いているペットボトルやバケツなど何でも構いません) あたりは対応しておきましょう。 また、スマホやモバイルバッテリー・ポータブル電源の充電や、自家用車がある場合はガソリンの補充なども。 自動車はガソリンさえ入っていれば、いざという時には真夏でもクーラーが使えます。 また保冷剤をお持ちの場合は平時から冷凍庫へ常備を。 クーラーボックスがあれば、停電時には保冷剤をすぐにクーラーボックスへ移しましょう。 また病院などでは非常時用の電源が確保されているものですが、一般家庭ではなかなかそうもいきません。CPAPなどの人工呼吸器が必要な患者がいらっしゃるご家庭もあるかと思いますし、無呼吸症候群などの場合にもCPAPが使われます。 ユーザーの場合はCPAPに対応したポータブル電源(できる限り大容量のもの)を備えておくと、不意の停電にも対応できる可能性が上がります。 近年は太陽光で発電・充電できるソーラーチャージャーの人気も高まっていますが、出力60w程度のコンパクトなもので実用的に充電できるものはスマホの充電に使われるモバイルバッテリー程度。(ポータブル電源ではありません) 停電時を考慮すると、基本的に電力使用を前提としない対応策の幅を広げておく必要がありますが、CPAPなどの機器を日常的に使っている場合は、停電時を想定して補助電源を備えておかざるを得ません。 特に真夏の停電は場合によっては健康や命に関わります。 こうしたネットに記載されている情報も参考にしつつ、各自・各ご家庭で緊急時の対応方法は予め検討し、備えは進めておきましょう。 いざ「起きてから」では手遅れになる場合もあります。

【東北】東北地方でM3.2〜M4.0の地震(2019/07/02)

2019/07/02に注目した地震は東北地方。福島県沖と宮城県沖はいずれも東日本大震災以降の地震の頻発領域です。 最大震度4程度の地震はよく起きています。 新潟県中越地方については、概ね1〜3ヶ月ごとにこの程度の規模の地震が発生。 6/18に発生し最大震度6強・M6.7を観測した山形県沖地震の震源とも近い印象はありますが、山形県沖地震のほうは「新発田・小出構造線」の北端からやや北上したあたりが震源となります。 過去には2004/10/23に「新潟県中越地震」としてM6.8・最大震度7を観測しています。 震源域としては柏崎・千葉構造線上で、構造線の北端に近い場所で起きています。 新潟県中越地震と混同しやすいのが「新潟県中越沖地震」。こちらは2007/7/16に起きており、こちらは出雲崎町の沖合が震源となります。最大震度は6弱、M6.8の規模でした。 「柏崎・千葉構造線上」と「新発田・小出構造線」はあまりメディアなどで取り上げられることが無い印象がありますが、フォッサマグナの東縁となる大きな構造線です。

【国内】日本全国で相次ぐM4クラスの地震(2019/6/9〜6/11)

2019/6/9〜6/11にかけて、日本全国でM4クラスの地震が相次いでいます。 2019/6/1から数えるとM4クラスは合計13回。それ以下の有感地震も全国で多く発生しています。 M4以上の地震が相次ぐのはちょっと珍しい印象はあり、6/1からのものを列挙すると下記の通りです。 ---- 2019/06/11 10:59, 千葉県北西部, 震度2, M4.2, 深さ60km 2019/06/11 10:21, 宮城県沖, 震度3, M4.4, 深さ60km 2019/06/11 02:19, 北海道東方沖, 震度2, M4.6, 深さ40km 2019/06/11 00:25, 静岡県中部, 震度2, M4.0, 深さ30km 2019/06/10 22:12, 宮城県沖, 震度2,...

【茨城】茨城県北部で最大震度4・M4.2の地震(2019/05/27)

2019/05/27の04:04頃, 千葉県北部で最大震度4・M4.2の地震がありました。 5/25には千葉県南部で震度5弱・M5.1、5/26には同じ環太平洋火山帯のペルーでM8.0と大きめのものが続いています。 5/26〜5/27にかけてはM3クラスの地震も国内で複数発生。 近年の日本では経験の無い「真夏の大震災」が起きないことを祈るばかりですが、起きた場合に何が対策として可能なのかを個人やご家庭レベルでも考えておく必要はあるでしょう。 首都直下地震や南海トラフ巨大地震などが万が一、猛暑酷暑の真夏に発生した場合、初動においては国や自治体、自衛隊・消防・警察によるスピーディな対応は期待できないと認識しておくべきです。 停電・断水・都市ガス供給がストップ、都市機能も大規模かつ広範囲に麻痺。熱中症の危険性がある中で水も無く涼をとることもできないケースも考えられます。 生鮮食品などはすぐに傷み始めますが、自治体によるゴミ収集はできなくなります。 深刻化するのはトイレ周りで、各地で衛生環境が急速に悪化していくことも想定できます。 備えていた人たちと備えていなかった人たちとの間で関係が悪化することも考えられますし、支援物資を巡っては避難所入所者と自宅避難者との間でトラブルが発生する場合もあるでしょう。 個人や家庭で何をどこまで備えておけばどのような対応ができるのか、想像すら難しい状況になることも考えられますが、ともかく可能な限りの想像を巡らせて、出来る範囲で(無理なく)備えをしておく以外の方法は無いでしょう。

【東北・北海道】宮城県沖と釧路地方北部で、それぞれ最大震度3(2019/04/25)

2019/04/25は宮城県沖で震度3(M4.3)、釧路地方北部で震度3(M2.3)の地震がありました。 宮城県沖は東日本大震災以降の活動が活発でM3〜4クラスの地震が多く発生します。 釧路地方北部の有感地震は比較的少なく、年によっては有感地震が無いことも。 震源は屈斜路湖付近のようで、ここは日本最大のカルデラです。 余談になりますが、屈斜路湖と言えば特に昭和生まれの方々にとって思い出されるのは、未確認生物と言われる「クッシー」の存在ではないでしょうか。 1970年代〜1980年代あたりに、屈斜路湖で大きな「影」が泳いでいる姿や、湖面を動く波紋などがよく目撃され、何か巨大な水棲生物が居るのではないかと言われ、テレビで調査番組なども組まれました。 ただ、屈斜路湖の水質は酸性が強いため、大型の水棲生物が生息する可能性は無いとされています。 このような酸性の水質のなったのは、1938年(昭和13年)の屈斜路湖地震の影響とされています。この地震で湖底から硫酸塩が噴出したとみられ、水質がpH4前後まで酸性に傾いた結果、魚類はほぼ全滅しました。 現在では水質改善や魚の放流活動などにより、ニジマスやアメマスなど多くの魚が生息できるようになり、スポーツフィッシングが楽しめる湖となっています。 なおこの酸性の水質のため屈斜路湖に漁業権は存在しませんが、ルールとして「北海道内水面漁業調整規則」があります。 一部の釣り人による産卵魚の捕獲や必要以上に釣る行為なども見られるようですが、ルールは守った上で利用したいものですね。