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【西日本】豊後水道でM4.7・最大震度3の地震(2020/03/09)

2020/03/09は、豊後水道でM4.7・最大震度3の地震がありました。 詳細は次の通りです。   【豊後水道】 2020/03/09 04:28頃, 震度3, M4.7, 深さ60km, 北緯:33.3, 東経:132.0   豊後水道における有感地震は2019/07/08以来となります。 近年の最大震度3以上をピックアップすると次の通り。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNkZGQlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjJGaWVsZCUyMCUyMzElMjIlM0UlRTglQjElOEElRTUlQkUlOEMlRTYlQjAlQjQlRTklODElOTMlRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYzJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTNDJTJGdGglM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQyUyRnRoZWFkJTNFJTNDdGJvZHklM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAyMCUyRjAzJTJGMDklMjAwNCUzQTI4JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjclM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOSUyRjAxJTJGMjElMjAyMyUzQTE3JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOCUyRjAyJTJGMTklMjAwMyUzQTMxJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjA5JTJGMTklMjAxOCUzQTMzJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjA2JTJGMjAlMjAyMyUzQTI3JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NSVFNSVCQyVCNyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNiUyRjExJTJGMjYlMjAwMyUzQTUyJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME0zLjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNiUyRjA1JTJGMTklMjAxNyUzQTIxJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNSUyRjA4JTJGMjElMjAxNiUzQTU0JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjQlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMSUyRjEyJTJGMDUlMjAwMSUzQTAyJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAwOSUyRjA0JTJGMjElMjAyMCUzQTQzJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME0zLjklM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0Ym9keSUzRSUzQyUyRnRhYmxlJTNF特に大きめだったのは、2017/06/20 23:27頃に発生した最大震度5強・M5.0の地震となります。 豊後水道は南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端あたりに位置しており、今回の震源はほぼ中央構造線上で発生。近くには四国電力の伊方原子力発電所がありますが、こちらも中央構造線上に位置しています。   ちょうど2020/03/06に気象庁から南海トラフ地震に関する最新情報   『南海トラフ地震関連解説情報について -最近の南海トラフ周辺の地殻活動-』   が公開されています。これは毎月初旬に定期的に公開されている情報となります。 状況としてはいつもどおり、「現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とのことですので、特段の心配はありません。九州〜四国にかけての南海トラフ固着域では、プレート境界面におけるスロースリップ(ゆっくり滑り)が繰り返し確認されており、NHKでも2018〜2019年にかけて特集番組が放送されました。   日向灘付近を含む南海トラフ周辺の海底(東海から四国の陸地から遠く離れた海底)では、最近になってプレートの境目がゆっくり動く「スロースリップ」という現象が東京大学と海上保安庁の研究グループによって初観測されています。   スロースリップ自体は長期間にわたって極めてゆっくりと動くため観測が難しいのですが、東日本大震災が発生する直前にも発生自体は確認されていたため、今後の津波を伴う地震のメカニズム解明や防災対策への活用が期待されています。   南海トラフ巨大地震に関しては、確度の高い予測は困難との判断が下されていることはご存知の通りで、近年、警戒警報の発令は凍結され、代わりに震源域で異常な現象を観測した場合に「臨時」の情報が発表されることになっています。   難しいのは、この臨時情報が出た際に、私たち個人レベルではどう対応すべきかという点。実際に起きてしまった場合の想定被害は過去類を見ない甚大なものになる試算がなされていますが、逆に臨時情報が出たとしても何も起きないことも考えられます。   2000年代に入り、環太平洋火山帯全体で活動が活発化している状況とも考えられます。 この規模での地殻活動となると、日本でもいつどこで大きな地震や噴火がほとんど前兆無しで発生するか判りませんが、それはこれまでも繰り返されてきたことです。   基本的に環太平洋火山帯では日々大きな地震が起きるものです。地球上で発生する地震の約90%はここで起きています。出来るかぎり(可能な範囲で構いません)の備えをした上であれば、必要以上に怖がったり不安に感じることはありません。

【全国】根室沖,岐阜,宮城,福島,愛媛で相次ぐ小規模地震(2020/02/05)

2020/02/05は根室沖・岐阜・宮城・福島・愛媛で小規模な地震が相次ぎました。 それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。 【岐阜県飛騨地方】 2020/02/05 14:29頃, 震度2, M2.5, 深さ10km, 北緯:36.1, 東経:137.5 【根室半島南東沖】 2020/02/05 10:00頃, 震度2, M4.2, 深さ40km, 北緯:43.2, 東経:146.1 【福島県沖】 2020/02/05 06:35頃, 震度1, M4.5, 深さ40km, 北緯:36.7, 東経:141.9 【愛媛県東予】 2020/02/05 04:10頃, 震度1, M2.8, ごく浅い, 北緯:34.0,...

【全国】茨城県南部でM4.7、最大震度4の地震・他の地域も活発(2019/12/03)

2019/12/03は、午前中に茨城県南部でM4.7、最大震度4の地震がありました。震源の深さは約60km。 この地震では東北〜東海地方あたりにかけて、広い地域で揺れを観測しました。 この震源は、ちょうど中央構造線と柏崎千葉構造線の交差する領域あたりのようで、今後30年内の発生が予想されている首都直下地震の想定震源域(M7.9〜8.6)の北端あたりに位置します。 ちょうど、12/1〜12/8までの間はNHKスペシャルで 『体感 首都直下地震ウイーク』 と銘打ったドラマが放送されています。 ”12月2日 午後4時4分にマグニチュード7.3の地震が東京で発生したら…という想定で、その後何が起きるのかを、放送とデジタルサービス、イベント展開を交えた新しい形でお届けしていきます。 30年以内に70%の確率で起きるとされる震災を体感することで、防災減災の必要性を「自分ごと」としてとらえていただくことを目指します。"   とのこと。要チェックです。 また、12/1〜12/3にかけては他の地域でも比較的活発な地震活動が起きています。 ざっと震源位置を見ると、おおむね中央構造線沿いに発生していることがわかりますね。 岐阜県で起きている2度の地震は中央構造線と糸魚川静岡構造線が交わっている領域あたりに見えます。 東日本大震災は「1000年に一度」と言われますが、それはM9級の地震が起きると言う意味での1000年に一度。 M7〜M8クラスの地震として、改めて今後30年内の発生が想定されている地震が複数控えています。 【今後30年内の発生が想定されている地震】 ① 南海トラフ巨大地震 ② 首都直下型地震 ③ 北海道沖地震 ④ 東北〜関東の日本海溝沿いで起きるM7〜8の地震画像出典:Hi-net自動処理震源マップ 日本列島は、4枚のプレートがぶつかり合う場所に存在します。プレート自体は地球上に16枚あるとされ、そのうちの1/4の境界が日本の下に集中していることになります。 また、世界で起きる地震の約10〜15%が日本周辺で発生しており、M6以上に限れば20%が日本で発生。 人体で感じる有感地震は年に1,100回以上発生し、人体で感じないものまで含めれば1日に数百回起きています。 日本列島は太平洋の周囲を取り巻く火山帯である「環太平洋火山帯」に含まれますが、この環太平洋火山帯に沿って、ほぼ毎日大きな地震は発生しています。 発生した場所がたまたま日本で地震の規模が大きかった場合に、大きな被害が発生することになります。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう。

【南海トラフ】瀬戸内海中部で最大震度4, M4.5を含め複数地震(2019/11/26)

2019/11/26は瀬戸内海中部を震源とした最大震度4・M4.5を中心に、中規模な地震が連続しました。南海トラフ巨大地震の想定震源域内であり、数日前には東海道南方沖や三河湾でも小規模な地震が発生しています。 【瀬戸内海中部を中心とした南海トラフ巨大地震想定震源域内での最近の地震】 2019/11/26 07:58頃, 瀬戸内海中部, 最大震度3, M3.8, 深さ10km 2019/11/26 15:09頃, 瀬戸内海中部, 最大震度4, M4.5, 深さ10km 2019/11/26 15:14頃, 瀬戸内海中部, 最大震度1, M3.1, 深さ20km 2019/11/26 15:43頃, 和歌山県北部, 最大震度1, M2.2, 深さ10km 2019/11/23 15:24頃, 三河湾, 最大震度1,...

【愛媛/和歌山】南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で複数の地震(2019/11/08)

2019年11月に入り、全国的に地震が多く発生している状況が続いていますが、2019/11/08に南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で複数の有感地震がありました。 【2019/11/08に南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で発生した有感地震】  2019/11/08 06:25頃, 紀伊水道, 震度2, M2.6, ごく浅い  2019/11/08 20:31頃, 瀬戸内海中部, 震度1, M3.1, 深さ10km  2019/11/08 21:23頃, 瀬戸内海中部, 震度2, M3.1, 深さ10km このうち紀伊水道は比較的地震が多く発生しているエリアですが、最近このあたりで発生した規模の大きめの地震を見ると、2019年3月と2018年11月にそれぞれ最大震度4・M5以上が発生しています。 2019/03/13 13:48頃, 紀伊水道, M5.2, 最大震度4 2018/11/02 16:54頃, 紀伊水道, M5.4, 最大震度4 やや珍しいのは瀬戸内海中部。 このあたりで発生する地震は比較的少なめで、過去10年程度の期間で見てもM4を超える有感地震はほぼありません。 また、前回有感地震が起きたのは1年以上前の2018/09/07に最大震度1・M3.1と小規模なものです。 今回も規模としては小さなものですが、南海トラフ巨大地震の想定震源域で起きているので気になるかたもいらっしゃるでしょう。ちょうど瀬戸内海中部で地震が発生した当日に、気象庁から 「南海トラフ地震関連解説情報について...

【愛媛/愛知】南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で複数の地震(2019/10/30〜10/31)

2019/10/30〜10/31にかけて、南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で複数の有感地震がありました。 直接的な想定震源域内の有感地震は次の3つ。 2019/10/30 22:22頃, 三河湾, 震度1, M3.3, 深さ40km 2019/10/31 09:27頃, 愛媛県南予, 震度2, M4.0, 深さ40km 2019/10/31 19:20頃, 紀伊水道, 震度1, M3.4, 深さ40km 気象庁が毎月上旬に発表している「最近の南海トラフ周辺の地殻活動」という情報がありますが、2019/10/07付の発表では通常通り、 「現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 というものです。 次の発表は11/07あたりになるはずです。 三河湾を震源とする有感地震は比較的珍しく、年に1〜3回といった頻度ですが、今年は9/7にM3.3があり翌月10/30にM3.3が発生。 2018年は有感地震は発生しておらず、同じような発生パターンがあったのは2015年の11/04と12/24のこと。 今後発生頻度が上がっていくかどうかは要チェックでしょう。 愛媛県南予を震源とする有感地震もさほど多くはありません。 とは言え、2015/07/24 17:53頃に最大震度4・M4.7という地震が起きています。 紀伊水道は比較的多めです。最大震度・マグニチュードともに「通常運転」と捉えていいかもしれません。また、10月は京都府南部での地震も複数発生しました。 2019/10/30 04:32頃, 震度3, M3.8, ごく浅い 2019/10/26 22:10頃, 震度2, M2.9,...

【愛媛】愛媛県中予で震度2・M3.6の地震(2019/08/07)

2019/08/07に注目した有感地震は、愛媛県中予で発生したM3.6・最大震度2のもの。 南海トラフ巨大地震の想定震源域の範囲内にある震源ではありますが、過去に発生している有感地震は比較的小規模なものに限られます。 近年、愛媛県中予付近で発生した目立った有感地震としては次のようなものがあります。 2017/09/01 16:30頃, 最大震度2, M3.7 2014/12/05 09:53頃, 最大震度1, M2.9 2014/12/02 18:18頃, 最大震度1, M3.5 2014/06/24 03:46頃, 最大震度1, M3.5 2013/07/26 10:33頃, 最大震度2, M3.9 中予地方において最大震度3以上のものやM4以上の規模の地震は起きていません。 ただ、南予地方においては最大震度4のものやM4以上の地震が4〜5年ごとに発生しています。 2019/03/11 15:37頃, 最大震度3, M4.5 2015/07/24 17:53頃, 最大震度4, M4.7 2015/04/08 08:51頃, 最大震度3,...

【愛媛】東日本大震災から8年目の3.11に愛媛県南予でもM4級の地震(2019/03/11)

東日本大震災から8年目の3/11は、愛媛県南予でも久しぶりにM4級の地震がありました。 M4以上は2015/7以来、前回の有感地震としてもほぼ1年ぶりのようです。 このあたりは南海トラフ巨大地震の想定震源域で、以前から長期的なスロースリップ現象が継続して確認されている場所でもあります。 スロースリップとは、通常の地震によるプレートのすべり(スリップ)よりもはるかに遅い速度で発生する滑り現象で、海溝などの沈み込み帯ではよく見られる現象です。 「スロー地震」「ゆっくりすべり」などとも呼ばれます。 南海トラフでは、ユーラシアプレート(アムールプレート)の下にフィリピン海プレートが沈み込んでおり、比較的広範囲で継続的なスロースリップが観測されています。 南海トラフ巨大地震の発生する可能性がもっとも高まると考えられているのは、地震研究の最前線では2030年代に入ってからと言われています。 (とは言え、政府 地震調査研究推進本部の公式見解は「科学的に高確度な予測は不可能」となっています) このような大きめの地震があったからと言って、すぐに「前兆では?」と必要以上に怖がる必要はありません。これまでも繰り返されていることでもあります。 ただし安心してしまってはいけません。日頃からの備えをしっかりとおこなっておきましょう。