2022/04/26:沖縄北西沖でM4.6、父島近海でM4.3、釧路・伊予灘でも小規模な地震
2022/04/26は沖縄北西沖でM4.6、父島近海でM4.3、釧路・伊予灘でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2022/04/26 21:12頃 | 伊予灘 | 1 | M3.3 | 約50km | 33.5, 132.2 |
2022/04/26 15:41頃 | 釧路地方北部 | 2 | M1.4 | ごく浅い | 43.6, 144.4 |
2022/04/26 12:23頃 | 沖縄本島北西沖 | 1 | M4.6 | 約20km | 26.8, 126.4 |
2022/04/26 00:08頃 | 父島近海 | 1 | M4.3 | 約50km | 27.0, 142.7 |
注目は沖縄本島北西沖。沖縄周辺で発生する地震は少ないイメージがありますが、実はそうではありません。
歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないものの、1600年代からの巨大地震の記録がいくつも文献に残されており、近現代になってもM4〜5クラスの地震は比較的頻度高めで発生してきています。
過去、沖縄で最も大きな被害を及ぼしたと考えられるのは1771年(明和8年)に「八重山地震」と名付けられた、推定マグニチュード7.4〜8.7の巨大地震で石垣島近海で発生。この地震が引き起こした「明和の大津波」と呼ばれる津波によって、先島諸島が大きな被害を受けました。
沖縄県では2011年の東日本大震災を受けて、2013年に「津波浸水想定図」を公表。県内に被害を及ぼす最大級の津波が起きた場合、県面積の10%が浸水する試算。
2022年3月25日には、政府の地震調査委員会が沖縄を含む南西諸島周辺で今後30年以内にM8以上の巨大地震が発生する確率を改め、「90%以上」との再評価を公表しています。
もはや「いつ巨大地震が起きるのか?」を意識するのではなく、「起きた直後にいかに迅速に避難して命を守る準備をしておくか」が重要になってきました。日本には地震に対する「安全地帯」は無いという認識で備えを日常の中に組み込んでおきましょう。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ