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【全国】根室沖及び南海トラフ震源域周辺で小規模地震、口永良部島が噴火(2020/01/23)

2020/01/23、根室沖及び南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で小規模な有感地震と、口永良部島が噴火しました。 地震に関しては、それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。 【静岡県西部】 2020/01/23 16:13頃, 震度2, M3.7, 深さ40km 【岐阜県美濃中西部】 2020/01/23 08:28頃, 震度1, M2.6, 深さ10km 【根室半島南東沖】 2020/01/23 07:08頃, 震度2, M4.1, 深さ80km 【日向灘】 2020/01/23 06:09頃, 震度1, M3.5, 深さ30km静岡県西部は南海トラフのプレート境界における「弱い固着域」の東端あたりに位置する震源です。 南海トラフにおいては東海〜四国にかけて弱い固着域が広く大きく存在し、その範囲に強い固着域が点在しています。 静岡ではこれまで東海地震などへの啓蒙や教育が徹底されてきました。抜き打ちで防災訓練が実施されるという話があるほど、小中学校や一般家庭レベルでも国内屈指の地震対策に関する関心の高さを持つ県とも言えます。根室半島南東沖は最近お伝えすることが多い震源で、このあたりを含む北海道の千島海溝側では昨年後半あたりから地震が増えてきている印象があります。 千島海溝と日本海溝に沈み込む直前の太平洋プレート(アウターライズ)内では正断層型巨大地震が発生することが指摘されています。(千島海溝側のアウターライズ地震断層は、数は多いものの浅い傾向にあります) アウターライズ地震が起きた場合、陸側の揺れは小さいながらも津波が沿岸部に押し寄せる可能性がありますが、このアウターライズ地震については震源断層の情報が無く想定シナリオ地震が設定できていないのが現状とのこと(JAMSTEC公開資料より超概略)。日向灘は南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端に位置し、比較的活発に活動している震源です。 日向灘付近を含む南海トラフ周辺の海底(東海から四国の陸地から遠く離れた海底)では、最近になってプレートの境目がゆっくり動く「スロースリップ」という現象が東京大学と海上保安庁の研究グループによって初観測されています。 スロースリップ自体は長期間にわたって極めてゆっくりと動くため観測が難しいのですが、東日本大震災が発生する直前にも発生自体は確認されていたため、今後の津波を伴う地震のメカニズム解明や防災対策への活用が期待されています。岐阜県美濃中西部も断層帯が多く存在し、比較的地震が起きやすい領域で、この辺りは4つのプレート(ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート)の動きで形成されたとされる日本アルプスの西側で地殻活動が活発であるゆえ、これら以外にも多数の断層が存在し火山もあります。 糸魚川-静岡構造線の東側が「フォッサマグナ」です。 これは地質学において東北日本と西南日本の境目となる領域で、古い地層でできた本州の中央を「U字型」の溝が南北に走り、その溝の中に新しい地層が堆積した地質構造となっています。1/23は口永良部島が小規模な噴火を起こしています。 つい先日はフィリピンのタール山で大規模な噴火があり、すでに現地での避難者数は100万人を突破しているという深刻な状況に陥っていますが、現状、環太平洋火山帯の範囲で噴火している火山は比較的多めです。 アジアにおいてはインドネシアのクラカタウが2019年末に爆発的噴火、同じくインドネシアのデュコノ火山でも爆発的な活動が続き、環太平洋火山帯のアジアとは反対側の中南米ではグアテマラのパカヤ山、チリ中部のネバドスデチジャン山、エクアドルのレベンタドール山などでも活発な火山活動が継続しています。 今月に入り、アラスカのシシャルディン山も噴火、噴煙が高さ7600mを超える規模まで上がっています。JTNDYmxvY2txdW90ZSUyMGNsYXNzJTNEJTIydHdpdHRlci10d2VldCUyMiUzRSUzQ3AlMjBsYW5nJTNEJTIyZW4lMjIlMjBkaXIlM0QlMjJsdHIlMjIlM0UlM0NhJTIwaHJlZiUzRCUyMmh0dHBzJTNBJTJGJTJGdHdpdHRlci5jb20lMkZoYXNodGFnJTJGU2hpc2hhbGRpbiUzRnNyYyUzRGhhc2glMjZhbXAlM0JyZWZfc3JjJTNEdHdzcmMlMjU1RXRmdyUyMiUzRSUyM1NoaXNoYWxkaW4lM0MlMkZhJTNFJTIwdm9sY2FubyUyMGluJTIwZXJ1cHRpb24lMkMlMjBKYW51YXJ5JTIwMTglMkMlMjAyMDIwJTJDJTIwYXMlMjB2aWV3ZWQlMjBmcm9tJTIwQ29sZCUyMEJheS4lMjBQaG90byUyMGNvdXJ0ZXN5JTIwb2YlMjBBYXJvbiUyME1lcmN1bGllZi4lMjAlM0NhJTIwaHJlZiUzRCUyMmh0dHBzJTNBJTJGJTJGdC5jbyUyRk05a2lpcXdlWkclMjIlM0VwaWMudHdpdHRlci5jb20lMkZNOWtpaXF3ZVpHJTNDJTJGYSUzRSUzQyUyRnAlM0UlMjZtZGFzaCUzQiUyMEFsYXNrYSUyMEFWTyUyMCUyOCU0MGFsYXNrYV9hdm8lMjklMjAlM0NhJTIwaHJlZiUzRCUyMmh0dHBzJTNBJTJGJTJGdHdpdHRlci5jb20lMkZhbGFza2FfYXZvJTJGc3RhdHVzJTJGMTIxOTA0NDYwMzkxNzAyOTM3NiUzRnJlZl9zcmMlM0R0d3NyYyUyNTVFdGZ3JTIyJTNFSmFudWFyeSUyMDE5JTJDJTIwMjAyMCUzQyUyRmElM0UlM0MlMkZibG9ja3F1b3RlJTNFJTIwJTNDc2NyaXB0JTIwYXN5bmMlMjBzcmMlM0QlMjJodHRwcyUzQSUyRiUyRnBsYXRmb3JtLnR3aXR0ZXIuY29tJTJGd2lkZ2V0cy5qcyUyMiUyMGNoYXJzZXQlM0QlMjJ1dGYtOCUyMiUzRSUzQyUyRnNjcmlwdCUzRQ==2000年代に入り、環太平洋火山帯全体で活動が活発化している状況とも考えられます。 この規模での地殻活動となると、日本でもいつどこで大きな地震や噴火がほとんど前兆無しで発生するか判りませんが、それはこれまでも繰り返されてきたことです。 基本的に環太平洋火山帯では日々大きな地震が起きるものです。地球上で発生する地震の約90%はここで起きています。 出来るかぎり(可能な範囲で構いません)の備えをした上であれば、必要以上に怖がったり不安に感じることはありません。

【九州】鹿児島薩摩でM2.0、日向灘でM3.4の小規模地震(2019/12/23)

2019/12/23、鹿児島県薩摩地方でM2.0・日向灘でM3.4の小規模な地震がありました。 それぞれの詳細は次の通りです。 【鹿児島県薩摩地方】 2019/12/23 02:12頃, 震度1, M2.0, 深さ10km 【日向灘】 2019/12/23 08:46頃, 震度1, M3.4, 深さ30km いずれも最大震度1となっています。 このあたりは地震の頻発地帯となっており、特に日向灘は南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端、以前より日向灘〜四国にかけてスロースリップと呼ばれる現象が継続的に観測されています。 なお気象庁による2019/12の発表では 「現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 となります。 【近年における日向灘で起きた最大震度4以上の地震】 2019/05/11 08:59頃, M4.9, 最大震度4 2019/05/10 08:48頃, M6.3, 最大震度5弱 2019/03/27 15:38頃, M5.4, 最大震度4 2017/03/02 23:53頃, M5.2, 最大震度4 2016/10/22 03:33頃, M4.4, 最大震度4 2015/08/26...

【東日本】北海道・渡島地方北部でM4・震度3の地震、他(2019/12/22)

2019/12/22は北海道・渡島(おしま)地方北部でM4・最大震度3の地震がありました。この震源での有感地震は2014/09/15以来、およそ5年3ヶ月ぶりとなります。 また12/22は東日本では岩手県沿岸南部でM3.4、秋田県沖でもM3.3、西日本では日向灘でM4.1の地震が発生しています。 ■12/22 17:00までに発生した有感地震 【渡島地方北部】 2019/12/22 14:24頃, 震度3, M4.0, 深さ10km 【岩手県沿岸南部】 2019/12/22 13:41頃, 震度1, M3.4, 深さ80km 【秋田県沖】 2019/12/22 07:54頃, 震度1, M3.3, 深さ10km 【日向灘】 2019/12/22 13:44頃, 震度1, M4.1, 深さ20km   中でも渡島地方北部での有感地震は珍しく、気象庁の公開観測データを確認しても、記録が残っている1929/01/21〜前回2014/09/15の期間で発生した地震は10回となっています。 また、渡島地方での震源は北部・東部・西部の3つとなりますが、すべて合わせてもM4以上の地震が起きたのは2008/01/13以来のおよそ12年ぶり。 渡島地方で過去にもっとも規模が大きかった地震は、1992/08/24 15:59頃に発生したM6.1・最大震度4のものとなり、M4は帯広市で観測されています。 12/19には青森県東方沖でM5.5・最大震度5弱、12/12には北海道宗谷地方北部でM4.2・最大震度5弱の大きめの地震がありましたが、ここ数ヶ月、M4以上の地震が全国的に頻発傾向にあるように感じられることと、特に関東〜東北における地震活動が活発になっています。 12/22は日向灘でもM4.1(最大震度1)の地震があり、ここは南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端あたりに位置する震源ですが、地震頻発地帯でもあるので大きな心配は不要でしょう。従来より使われてきた「防災」という言葉と考え方ですが、意味は文字通り災害を未然に防ぐために行われる取り組みです。被災から復旧までを含める場合もあります。 ただ大震災クラスの大規模自然災害となると、防ぐというよりは「発生とその後に備える・起きる被害を減らす」といった方向への考え方のシフトが必要でしょう。個人レベルで実践できるのは災害に備える「備災」であり、装備(備蓄)に関しては、食料よりも「水とトイレ」の確保が優先度高めです。 大震災直後はほぼ間違いなく断水することになるので水洗トイレが使用不能になりますが、地震で建物内の配管が破損・破壊されている可能性が考えられるため、上水道が復旧したとしても安易に水洗トイレを流すことは危険です。 基本は簡易トイレを利用し、排泄物はすべて「燃やすゴミ」として1〜2週間程度は自宅敷地内で保管することを認識しておきましょう。 この「簡易トイレを利用する」という点においては、意外と精神的なハードルが存在します。 具体的には「ウンチ」をゴミ袋にした後、それを水で流さずに自分の手でゴミ袋の空気を抜き、防臭袋に入れ、保管用容器へ入れるという行動になります。 これは平時に1度くらいは体験しておきましょう。 編集部でも、水道・トイレの無い場所へ簡易トイレを持ち込んだ「備災キャンプ」で、大も小もガチ体験してきましたので、そのレビュー記事も併せてご覧ください。 関連記事:『実践・野外でポータブルトイレを「大」を含めて実際に使う!』

【九州】日向灘で最大震度3, M5.2の地震(2019/11/22〜11/23)

2019/11/22 18:05頃、日向灘で最大震度3, M5.2・および最大震度2, M4.4の地震がありました。いずれも震源の深さは約20km。 2016年の熊本地震以降、特に九州地方における中央構造線沿いでは比較的活発な地震活動が続いています。 このあたりは地震の頻発地帯となっていますが、過去10年間に起きた震度4以上の地震を見てみると、だいたい1〜2年に1回くらいの頻度で起きているようです。 【近年における日向灘で起きた最大震度4以上の地震】 2019/05/11 08:59頃, M4.9, 最大震度4 2019/05/10 08:48頃, M6.3, 最大震度5弱 2019/03/27 15:38頃, M5.4, 最大震度4 2017/03/02 23:53頃, M5.2, 最大震度4 2016/10/22 03:33頃, M4.4, 最大震度4 2015/08/26 07:51頃, M5.2, 最大震度4 2014/08/29 04:14頃, M6.1,...

【沖縄・九州】沖縄本島近海と奄美大島北西沖でM3.7〜M4.3の地震(2019/7/28〜7/29)

2019/7/28〜7/29にかけて沖縄本島近海と奄美大島北西沖でM3.7〜M4.3の地震がありました(いずれも深さ10km)。 また九州四国間の日向灘でもM3.0がは発生しました(深さ30km)。 沖縄は地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は発生しています。 近年においては、沖縄本島近海で2010年にM7.2・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。   特に、2010年(2010/02/27)の沖縄本島近海地震に関しては、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生しています。 震源の深さは37kmで、発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型とされています。 沖縄本島での震度5以上の地震は1909年(明治42年)の地震以来、実に101年ぶりのものとなり、世界遺産に登録されている、うるま市の「勝連城跡」の石垣が一部崩落する事態となりました。 津波に関しては沖縄県南城市で確認された10cm程度で、当初は沖縄本島・奄美諸島・トカラ列島の沿岸住民に避難勧告が発令されましたが、特に被害は報告されませんでした。 M7クラスの大規模地震にも関わらず津波がこの程度で済んだのは、横ずれ断層型の地震だったからと推察されます。 【地震豆知識】 この沖縄の地震の10時間前、同じ環太平洋火山帯に属する南米チリにおいて、M8.8という巨大地震が発生しました。震源の深さは35km。 被害に関しては、死者は2010/03/04時点で800人超。一部地域では発生した津波が30m以上の高さに達したそうです。 この地震によりチリ沿岸の地盤が隆起し、チリの領土の面積が1.2平方キロメートル増加したとされています。 過去100年内あたりに沖縄周辺で発生した大規模な地震をピックアップすると、次のようなものとなります。 2011/11/08:沖縄本島北西沖, M7.0, 震度4 2010/02/27:沖縄本島近海 , M7.2, 震度5弱 2002/03/26:石垣島近海  , M7.0, 震度1 2001/12/18:与那国島近海 , M7.3, 震度4 2001/12/09:奄美大島近海 , M6.0, 震度5強 2000/10/02:トカラ列島近海, M5.9, 震度5強 1998/05/04:石垣島南方沖 , M7.7, 震度3 1966/03/13:与那国島近海 , M7.8, 震度5 1958/03/11:石垣島近海  , M7.2, 震度5 1947/09/27:与那国島近海 , M7.4, 震度5 1938/06/10:宮古島北西沖 , M7.7, 震度4 1926/08/07:宮古島近海  , M7.0,...

【国内】全国的に活発化する地震と火山(2019/05/18〜05/20)

2019/05/18〜05/20にかけて、日本国内全域で地震と火山が活発なようです。 5/18には宮城県でM4.6、5/19に日向灘でM3.9と4.0、5/20に千葉県南東沖でM3.9。 火山に関しても福島県と山形県の両県にまたがる吾妻山が5/9に噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」に引き上げられた後、関東の草津白根山・箱根山が活発化しています。 吾妻山のほうはその後、火山性地震は一応の収束傾向のようですが、草津白根山(群馬県)では、5/15より白根山の湯釜付近を震源とする火山性地震が増加。 湯釜付近では、昨年10月から浅い場所の膨張を示す地盤の変化が継続しています。 箱根山(神奈川県)についても火山性地震が増加・火山活動の高まりのため噴火警戒レベルが火口周辺規制を示す「2」に引き上げられました。 図には載せていませんが、M2〜3クラスの地震も複数発生しています。 共同通信社が5/19 18:47に配信したニュースで、林能成関西大教授(地震学)が行ったアンケートによれば日本の地震学者が『南海トラフ巨大地震について、事前に発生する時や場所、規模を正確に言い当てる直前予知を100回試みても99回程度は失敗する』と考えていることが判ったそうです。 少し大きな地震が起きたりすると、世間では「いついつまでに大地震が起きる」というウワサ話が流れますが、現実問題として地震の予知は難しいのです。 いつ起きるかを気にするよりも、起きた時・起きた後に何ができる状態であるかを考えて、備えを進めておきましょう。

【九州】宮崎県の日向灘で震度5弱、M6.3の地震(2019/05/10〜05/12)

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【九州】宮崎県の日向灘で震度5弱、M6.3の地震(2019/05/10〜05/12)

2019/05/10の午前中、宮崎県の日向灘を震源とする大きな地震がありました。 08:48に最大震度5弱、マグニチュードは6.3を観測。プレート境界が震源です。 前後して震度3ながらもM4.9とM5.6が発生し、20:40には最大震度2ながらもM4.8が発生。 また、 2019/05/11の08:59には最大震度4, M4.9 2019/05/12の15:07には最大震度3, M4.3 が発生しました。 2019/05/10のM6.3の地震に関しては、気象庁から情報が公開されています。 『令和元年5月10日08時48分頃の日向灘の地震について』 5/10の日向灘での地震を時系列(新しい情報順)で並べるとJTNDdGFibGUlMjBib3JkZXIlM0QlMjIxJTIyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNjY2MlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUzRSVFNyU5OSVCQSVFNyU5NCU5RiVFNiU5NyVBNSVFNiU5OSU4MiUzQyUyRnRoJTNFJTNDdGglM0UlRTklOUMlODclRTYlQkElOTAlM0MlMkZ0aCUzRSUzQ3RoJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2JTNDJTJGdGglM0UlM0N0aCUzRSVFOCVBNiU4RiVFNiVBOCVBMSUzQyUyRnRoJTNFJTNDdGglM0UlRTYlQjclQjElRTMlODElOTUlM0MlMkZ0aCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTklMkYwNSUyRjEyJTIwMTUlM0EwNyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0VNNC4zJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRTMwa20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTklMkYwNSUyRjExJTIwMDglM0E1OSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRSVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjQlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRU00LjklM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFNDBrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOSUyRjA1JTJGMTAlMjAyMCUzQTQwJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUyMHN0eWxlJTNEJTIyY29sb3IlM0ElMjNmMDAlM0IlMjIlM0VNNC44JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRTIwa20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTklMkYwNSUyRjEwJTIwMTMlM0E1NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0VNNC4yJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRTIwa20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTklMkYwNSUyRjEwJTIwMDklM0EwNyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlMjBzdHlsZSUzRCUyMmNvbG9yJTNBJTIzZjAwJTNCJTIyJTNFTTQuOSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UxMGttJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMDUlMkYxMCUyMDA4JTNBNDglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTk3JUE1JUU1JTkwJTkxJUU3JTgxJTk4JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUyMHN0eWxlJTNEJTIyY29sb3IlM0ElMjNmMDAlM0IlMjIlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY1JUU1JUJDJUIxJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUyMHN0eWxlJTNEJTIyY29sb3IlM0ElMjNmMDAlM0IlMjIlM0VNNi4zJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRTIwa20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTklMkYwNSUyRjEwJTIwMDclM0E0MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlMjBzdHlsZSUzRCUyMmNvbG9yJTNBJTIzZjAwJTNCJTIyJTNFTTUuNiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UyMGttJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUwQSUzQyUyRnRhYmxlJTNFとなります。 ITOITO-STYLEでは 『【九州・四国】紀伊水道および日向灘での連続地震(2019/03/27)』 にて既報ですが、日向灘では今年3/27にもM5.4の地震が1日に2回発生しています。今回の地震をうけて、気象庁は5/10の11:00より記者会見を実施しました。 記者から「より大きな地震の前震である可能性は?」との問いが出て、ネット上などでも「南海トラフ巨大地震の前兆、前震ではないか?」という声も上がっています。記者会見での気象庁の公式見解としては、 ・南海トラフ巨大地震の想定震源域内の地震ということで可能性は否定するものではない ・臨時の調査や検討を実施する基準はM6.8以上。今回はM6.3で基準に満たないため実施しない ・南海トラフ巨大地震に連動するかどうかは、過去の地震資料を調査した結果、そのような領域には一致しない ・よって注意喚起としては今後同程度(震度5弱程度)の地震に注意してほしいという趣旨 となります。 そこで、過去に起きた日向灘を震源とする大きめの地震(最大震度4以上)に着目して遡って確認してみると、JTNDdGFibGUlMjBib3JkZXIlM0QlMjIxJTIyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNjY2MlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUzRSVFNyU5OSVCQSVFNyU5NCU5RiVFNiU5NyVBNSVFNiU5OSU4MiUzQyUyRnRoJTNFJTNDdGglM0UlRTklOUMlODclRTYlQkElOTAlM0MlMkZ0aCUzRSUzQ3RoJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2JTNDJTJGdGglM0UlM0N0aCUzRSVFOCVBNiU4RiVFNiVBOCVBMSUzQyUyRnRoJTNFJTNDdGglM0UlRTYlQjclQjElRTMlODElOTUlM0MlMkZ0aCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTklMkYwNSUyRjEwJTIwMDglM0E0OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRSVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRU02LjMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MzBrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOSUyRjAzJTJGMjclMjAxNSUzQTM4JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU01LjQlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MjFrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjAzJTJGMDIlMjAyMyUzQTUzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU01LjMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MzdrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNiUyRjEwJTJGMjIlMjAwMyUzQTMzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU00LjQlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1NjBrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNSUyRjA4JTJGMjYlMjAwNyUzQTUxJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU01LjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MzRrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNCUyRjA4JTJGMjklMjAwNCUzQTE0JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUyMHN0eWxlJTNEJTIyY29sb3IlM0ElMjNmMDAlM0IlMjIlM0VNNi4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiVCNyVCMSVFMyU4MSU5NTE4a20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTIlMkYwMSUyRjMwJTIwMDMlM0ExOCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0VNNC45JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiVCNyVCMSVFMyU4MSU5NTM5a20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMDklMkYwOCUyRjA1JTIwMTIlM0E1MSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0VNNS4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiVCNyVCMSVFMyU4MSU5NTMza20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMDklMkYwNCUyRjA1JTIwMTglM0EzNiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlMjBzdHlsZSUzRCUyMmNvbG9yJTNBJTIzZjAwJTNCJTIyJTNFTTUuNiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlQjclQjElRTMlODElOTUyOGttJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDA2JTJGMDMlMkYyNyUyMDExJTNBNTAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTk3JUE1JUU1JTkwJTkxJUU3JTgxJTk4JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUyMHN0eWxlJTNEJTIyY29sb3IlM0ElMjNmMDAlM0IlMjIlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY1JUU1JUJDJUIxJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUyMHN0eWxlJTNEJTIyY29sb3IlM0ElMjNmMDAlM0IlMjIlM0VNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiVCNyVCMSVFMyU4MSU5NTM1a20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMDIlMkYxMSUyRjA0JTIwMTMlM0EzNiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRSVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRU01LjklM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MzVrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElM0MlMkZ0YWJsZSUzRQ==となっています。2012年以降は1〜2年に一度程度、この規模の地震が起きていることが判ります。 これらのうち、今回より前の震度5弱以上またはM6以上のものをピックアップすると、 【震度5弱以上の地震】発生したのは約13年前、2006/03/27 11:50に発生したM5.5 【 M6.0 以上の地震 】発生したのは約5年前、2014/08/29 04:14に発生した震度4 となります。 しかし、例えばM5.9やM6.0の地震の後に周辺震源域で、より大きな地震が起きたかと言えば、そうではないこともわかります。   南海トラフ巨大地震に該当する地震が発生したのは、直近でも昭和時代の1946年と1944年。それ以前は江戸時代後期の1854年です。 【近代の南海トラフ巨大地震相当の大地震】 1946/12/21(昭和21年):昭和南海地震 (M8.0 最大震度6) 1944/12/07(昭和19年):昭和東南海地震(M7.9 最大震度6) 1854/12/24(嘉永 7年):安政南海地震 (M8.4 最大震度7) 1854/12/23(嘉永 7年):安政東海地震 (M8.4 最大震度7) ではさらに、1970/01/01〜2019/05/08までの期間で日向灘におけるM6.5以上の大地震を見てみます。JTNDdGFibGUlMjBib3JkZXIlM0QlMjIxJTIyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNjY2MlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUzRSVFNyU5OSVCQSVFNyU5NCU5RiVFNiU5NyVBNSVFNiU5OSU4MiUzQyUyRnRoJTNFJTNDdGglM0UlRTklOUMlODclRTYlQkElOTAlM0MlMkZ0aCUzRSUzQ3RoJTNFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2JTNDJTJGdGglM0UlM0N0aCUzRSVFOCVBNiU4RiVFNiVBOCVBMSUzQyUyRnRoJTNFJTNDdGglM0UlRTYlQjclQjElRTMlODElOTUlM0MlMkZ0aCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTE5OTYlMkYxMiUyRjAzJTIwMDclM0ExNyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NSVFNSVCQyVCMSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0VNNi43JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiVCNyVCMSVFMyU4MSU5NTM4a20lM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTBBJTIwJTIwJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTE5OTYlMkYxMCUyRjE5JTIwMjMlM0E0NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlOTclQTUlRTUlOTAlOTElRTclODElOTglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NSVFNSVCQyVCMSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlMjBzdHlsZSUzRCUyMmNvbG9yJTNBJTIzZjAwJTNCJTIyJTNFTTYuOSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlQjclQjElRTMlODElOTUzNGttJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UxOTg3JTJGMDMlMkYxOCUyMDEyJTNBMzYlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTk3JUE1JUU1JTkwJTkxJUU3JTgxJTk4JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTMlODAlODAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFTTYuNiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTYlQjclQjElRTMlODElOTU0OGttJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUwQSUyMCUyMCUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UxOTg0JTJGMDglMkYwNyUyMDA0JTNBMDYlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JTk3JUE1JUU1JTkwJTkxJUU3JTgxJTk4JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjQlRTMlODAlODAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTIwc3R5bGUlM0QlMjJjb2xvciUzQSUyM2YwMCUzQiUyMiUzRU03LjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MzNrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElMjAlMjAlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMTk3MCUyRjA3JTJGMjYlMjAwNyUzQTQxJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNiU5NyVBNSVFNSU5MCU5MSVFNyU4MSU5OCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTklOUMlODclRTUlQkElQTY1JUUzJTgwJTgwJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRU02LjclM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJUU2JUI3JUIxJUUzJTgxJTk1MjBrbSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlMEElM0MlMkZ0YWJsZSUzRQ==気象庁が南海トラフ巨大地震の発生を調査する臨時検討会が開催される基準となるM6.8以上が2つ、出てきます。 1996/10/19のM6.9と1984/08/07のM7.1ですね。 しかし、ここでもその後、南海トラフ巨大地震に相当するような地震は日向灘を含めた想定震源域では発生していません。以上のことから過去の事例を参照する限り、5/10の日向灘のM6.3の地震は「南海トラフ巨大地震の前兆ではない」と考えることはできます。 しかし、東日本大震災のように「想定外」が起きるのが大規模自然災害の怖さと現実でもあります。 プレート境界型ではありませんが、2016年の熊本地震が起こるまで熊本は大震災とは100年以上も無縁だとされていましたし、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震などもほぼ前兆が無い状態で発生しています。 気象庁が公開している情報においては、日向灘で起きた大きめの地震でM6.0を超えるものは「2019/05/10 08:48のM6.3」が恐らく初めてであると考えられます。 また今回の日向灘での地震の前日、2019/5/9には阿蘇山で小規模な噴火が発生しており、九州・四国あたりの地殻の活動が活発であるようです。 今後も引き続き備えと警戒は必須と言えるでしょう。 特に、気象庁が南海トラフ巨大地震の発生の可能性に関して臨時の調査や検討を実施する基準は「想定震源域でM6.8以上の地震が起きた場合」となるので、南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まる1つの基準はM6.8の地震が発生した場合です。 もし想定震源域の特に津波被害が予想される沿岸部にお住まいの場合は何もない平時に、津波被害から逃れるための最短の高台や指定避難場所などへの避難ルートのご確認を。 それ以外の地域のお住まいの場合でも、特にトイレットペーパーは日頃から多めにストックしておくと良いでしょう。 トイレットペーパーの国内生産の約4割は静岡県で行われているということで、経済産業省が2018年8月に東海地震等の発生を念頭に『トイレットペーパーを備蓄しましょう!』というニュースリリースを公開しています。

【九州・四国】南海トラフ沿いでの有感地震の過去10年の規模推移(2019/03/29)

2019/03/27の日向灘の地震が南海トラフ地震の前兆では?との話題を目にしますが、試しに近年頻発している南海トラフ沿いの3つの震源の過去10年程度の有感地震の規模(マグニチュードと最大震度)の推移をグラフ化してみました。 着目点は、マグニチュードおよび最大震度の増減傾向に関してグラフの傾向を示す、横方向の「トレンドライン」の傾きです。 ■紀伊水道: マグニチュードは一定、最大震度のみ微増傾向です。 ■豊後水道: マグニチュードと最大震度の両方とも増加傾向です。 ■日向灘: 意外とほぼ安定しています。マグニチュードと最大震度の両方とも、逆にごく僅かな微減傾向が見られます。 もっとも、このグラフはマグニチュードと最大震度の経年推移をシンプルに可視化しただけのものですので、ここから南海トラフ巨大地震の発生予測などができるわけではありません。 ただ、各震源における地震の発生頻度の日々の増減は、長期的な視点で見るとさほど気にするほどのことではないと考えられるでしょう。 いつ発生しても命さえ無事ならその後の生活を乗り切れるように、日々の備えをしっかりとしておくことが何よりも重要です。

【宮崎】日向灘でM3.8、震度2の地震(2019/03/06)

2019/3/6は朝6時過ぎに日向灘でM3.8、震度2の地震がありました。 このあたりで過去10年間に起きた震度4以上の地震を見てみると、だいたい1〜2年に1回くらいの頻度で起きているようです。 たくさんある「小さな白い点」は米国USGSが公開している記録で、1900〜2015年までの震源です。 高知沖での地震が極端に少ないですが、このあたりは南海トラフの陸側の強い固着域に含まれ、固着域は複数存在します。 南海トラフはフィリピン海プレートが日本列島の下に沈み込んでいる場所で、年間約5〜6cm程度の速度で移動しているということで単純計算では10年間では50〜60cmほど動いていることになります。 その中でも小さな地震も少ない場所というのは、他よりもひずみが溜まっていると考えられます。 地震研究の最前線では、南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まるのは、一説には2030年代からという見方が出ています(特に2030年代後半)。ただ、まだまだ猶予があるとは思わずに、備えるものだけは備えておくといいでしょう。