トップ 2分で読む 宮城沖でM4.1、岐阜飛騨・奈良・日向灘でも小規模な地震(2022/01/28)

宮城沖でM4.1、岐阜飛騨・奈良・日向灘でも小規模な地震(2022/01/28)

2022/01/28は宮城沖でM4.1、岐阜飛騨・奈良・日向灘でも小規模な地震が発生。引き続き日向灘で小規模な地震が発生、奈良の震源は頻度が高めの和歌山北部の東側となっています。注目は宮城沖。政府・地震調査研究推進本部が公開している資料によれば、宮城県を含む太平洋側での今後30年内の地震発生確率で注目すべきポイントがあります。

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2022/01/28:宮城沖でM4.1、岐阜飛騨・奈良・日向灘でも小規模な地震

2022/01/28は宮城沖でM4.1、岐阜飛騨・奈良・日向灘でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/01/28 16:32頃岐阜県飛騨地方1M2.8約10km35.9, 137.3
2022/01/28 10:35頃宮城県沖2M4.1約50km38.2, 141.7
2022/01/28 04:06頃日向灘2M3.7約30km32.6, 132.0
2022/01/28 00:25頃奈良県2M3.8約60km34.1, 135.6

引き続き日向灘で小規模な地震が発生、奈良の震源は頻度が高めの和歌山北部の東側となっています。注目は宮城沖。
政府・地震調査研究推進本部が公開している資料によれば、宮城県を含む太平洋側での今後30年内の地震発生確率で注目すべきポイントがあります。

『日本海溝沿いの地震活動の長期評価 概要資料』
https://www.jishin.go.jp/main/chousa/19feb_japan_trench/japan_trench_gaiyou2.pdf

超巨大地震:M9.0程度ほぼ0%(東北地方太平洋沖型)
プレート間巨大地震:M7.9程度5〜30%
ひとまわり小さいプレート間地震M7.0〜7.5程度 = 90%程度以上
沈み込んだプレート内の地震M7.0〜7.5程度 = 60〜70%

総合的に見た場合、M7.0〜7.5程度の「ひとまわり小さいプレート間地震」の発生確率が90%以上となっています。東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内にM7〜8クラスの地震が発生する可能性が高く、実際に2021/05/01に宮城沖でM6.8、2021/02/13に福島県沖でM7.3、2021/03/20には宮城県沖でM6.9の大きな地震が発生しました。備えはしておきましょう。

東日本大震災以降、東北〜関東の日本海溝沿いでは依然として活発な地殻活動が継続中です。しかしデータを見ると、「地震の空白域」とみられる領域がいくつか存在します。東北〜関東であれば仙台や鹿島の陸に近い沖合、房総半島の南東沖など。

 

日本には世界に16枚しかないプレートのうち4枚が存在し、その境界において活発な地殻活動が継続している場所に国土が位置しています。そして国内各地で楽しめる温泉や農作物を育む豊かな土壌が形成されたのは、こうした活発な地殻活動に由来する要素でもあります。

 

日本に住む以上、地震や噴火とは否応なしに付き合わざるを得ない現実を、どう受け止め乗り越えていくのか。大人世代だけでなく、子・孫の世代も含めて大局的に考えて対策を講じていく段階に入っていると言えるでしょう。

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