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【全国】南海トラフ巨大地震の想定震源域で複数の地震、薩摩半島沖・千葉でM4クラス(2020/2/8〜2/9)

2020/2/8〜2/9にかけて、南海トラフ巨大地震の想定震源域では最大M4.1をはじめとする複数の地震が発生しました。また、薩摩半島西方沖・千葉県北東部でM4クラスの地震も起きています。 それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。 【千葉県北東部】 2020/02/09 16:36頃, 震度2, M4.0, 深さ40km, 北緯:35.9, 東経:140.5 【徳島県南部】 2020/02/09 08:21頃, 震度1, M3.1, 深さ10km, 北緯:33.8, 東経:134.3 【遠州灘】 2020/02/09 06:58頃, 震度1, M4.1, 深さ10km, 北緯:34.0, 東経:138.2 【紀伊水道】 2020/02/08 14:55頃, 震度1, M2.8, ごく浅い, 北緯:34.2,...

【愛媛/愛知】南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で複数の地震(2019/10/30〜10/31)

2019/10/30〜10/31にかけて、南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で複数の有感地震がありました。 直接的な想定震源域内の有感地震は次の3つ。 2019/10/30 22:22頃, 三河湾, 震度1, M3.3, 深さ40km 2019/10/31 09:27頃, 愛媛県南予, 震度2, M4.0, 深さ40km 2019/10/31 19:20頃, 紀伊水道, 震度1, M3.4, 深さ40km 気象庁が毎月上旬に発表している「最近の南海トラフ周辺の地殻活動」という情報がありますが、2019/10/07付の発表では通常通り、 「現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 というものです。 次の発表は11/07あたりになるはずです。 三河湾を震源とする有感地震は比較的珍しく、年に1〜3回といった頻度ですが、今年は9/7にM3.3があり翌月10/30にM3.3が発生。 2018年は有感地震は発生しておらず、同じような発生パターンがあったのは2015年の11/04と12/24のこと。 今後発生頻度が上がっていくかどうかは要チェックでしょう。 愛媛県南予を震源とする有感地震もさほど多くはありません。 とは言え、2015/07/24 17:53頃に最大震度4・M4.7という地震が起きています。 紀伊水道は比較的多めです。最大震度・マグニチュードともに「通常運転」と捉えていいかもしれません。また、10月は京都府南部での地震も複数発生しました。 2019/10/30 04:32頃, 震度3, M3.8, ごく浅い 2019/10/26 22:10頃, 震度2, M2.9,...

【南海トラフ】巨大地震の想定震源域内で続発する小規模な地震(2019/9/7〜9/16)

南海トラフ巨大地震の想定震源域内の小規模な地震は9/12まで既報ですが、続く9/16にかけても地震が続発しています。   ここ数日、想定震源域内の中央構造線沿いでは活発な地震活動が続いているものの、既報の通り本記事執筆時点での南海トラフ巨大地震に関する気象庁の9月上旬時点での最新見解はこれまでどおり 「大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 としており、南海トラフ巨大地震の前兆ではないか?といった心配は備えがあれば基本的に不要、しかし何の備えも無い状態で突然発生した場合は、文字通り命に関わる状況に陥ります。 ほんの数分前までは平和で何の不自由も無かった生活が、大震災規模の地震が起きた以降は一変してしまいます。 近年でも熊本地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震などが短い期間で立て続けに起きており、都度、市民生活としては大きな不便を強いられる状況となりました。 ちょうど季節的には台風シーズンであり、なおかつ地震が起きやすいとされる満月〜新月期間である9/14〜9/29に差し掛かります。南海トラフ南海トラフ巨大地震の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。 近年では四国中西部でプレートのスロースリップによる地殻変動が起きており、南海トラフのプレート境界で発生している地震は東海〜九州までの広範囲に渡ります。 当該地域だけでなく他の地域の方も今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。 ただし、ネット上の情報に関して特に「極端なもの(「X月X日に起きる」という予言的な話し等)」については、必ずその情報源が公式なものか、科学的な根拠にもとづいたものかどうかを確認してください。 オカルトネタ的なものに関しては「そういう話もある」という程度の受け取り方で構いませんし、その「ネタ」から災害や防災・備災に対して関心を持ち、備えるキッカケとして使うことは十分に有効です。 ともあれ、万が一に備えて水・食料・トイレ対策などの備えが必要です。 次に大きな災害が発生して断水した場合に備えて、ミネラルウォーターの買い置きを(1人・1日あたり、1.5〜2Lの水があると良いでしょう)。 【最低限、すぐに備えておきたいもの】 ・家族、身内、職場関係者の連絡先をメモに書き出し ・災害用伝言ダイヤル「171」を覚えておく ・ミネラルウォーター ・簡易トイレもしくは簡易トイレ代わりに使えるもの ・モバイルバッテリー(懐中電灯代わりになるスマホの予備電源、百円ショップでも売っています) ・就寝時、枕元にスリッパと軍手 【余力があれば備えておきたいもの】 ・ポータブル電源(大容量のもの) ・ソーラーチャージャー(高出力のもの) ・アウトドア用の携帯浄水器 ・テントやブルーシート 断水時は水洗トイレが使用不可能となりますので、念のため簡易トイレとして使えるゴミ袋や古新聞紙などがあると便利です。 重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。

【南海トラフ】巨大地震の想定震源域内、中央構造線沿いで複数の地震(2019/9/7〜9/12)

2019/9/7〜9/12にかけて、南海トラフ巨大地震の想定震源域内、中央構造線沿いで複数の小規模な地震がありました。 南海トラフの弱い固着域の北端側・中央構造線沿いに発生しており、規模はM2.1とM3.3が2回です。 中央構造線などの主要な大規模断層帯沿いでは体感しない規模の小さな地震は連日多数発生しており、これはプレートの動きによる通常のものと捉えて良いでしょう。 前提として、本記事執筆時点での南海トラフ巨大地震に関する気象庁の最新見解は、これまでどおり 「大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 となっていますので、南海トラフ巨大地震の前兆ではないか?といった心配は基本的に不要ですが、そのためにはいつ起きても対応できるように備えをしておく必要はあります。 南海トラフにおいて海側プレートと陸側プレートが地下で接し動いている部分にあると見られる「固着域」には定点的に強く固着している部分と、広範囲に渡って弱く固着している部分がありますが、弱い固着域部分においては九州東端〜東海地方にかけて、継続的なスロースリップ(ゆっくり滑り)現象が観測されています。 弱い固着部分で破壊が起きるたびに有感地震が発生すると考えられますが、気にしておきたいのは沖合にある強い固着域のいくつかです。ここのひずみが限界を迎えて連鎖的に破壊されたときは、より大きな地震が発生する可能性があります。 以前から南海トラフ巨大地震は必ず来ると言われています。 発生した時に「備えていた人たちとそうでなかった人たち」との間では、その後の被災生活の質は大きく異なることになるでしょう。 2019/09/08〜09/09にかけて、地震ではありませんが台風15号の首都圏直撃で、特に千葉県においては大規模な停電が数日間続く事態となっています。 もし南海トラフ巨大地震が想定される最大の規模で発生した場合、停電だけに絞っても、千葉の停電を圧倒的に凌駕する規模と期間で市民の生活と生命健康に深刻なダメージをもたらす恐れがあります。 とは言え数十年前から来るぞ来るぞと言われて未だに起きないのも事実で、大きな自然災害に対する緊張感を長期間維持するのは不可能と言うもの。 このあたりは気持ちの折り合いを付けて、無理のない範囲で備えを生活の中に組み込む必要があるでしょう。