トップ 2分で読む 北海道〜沖縄まで全国的に有感地震が相次ぐ(2021/02/18)

北海道〜沖縄まで全国的に有感地震が相次ぐ(2021/02/18)

2021/02/18は北海道〜沖縄まで全国的に多数の有感地震が相次いだ1日となり、前日にかけて収束傾向だった福島県沖では再び5回の有感地震が発生、うち4回がM4以上の規模。依然として予断を許さない状況ですが地震の発生はパターン化できるものではなく、仮に数十回以上で群発化しても何も無いこともよくあります。重要なことは日々の備えです。

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2021/02/18:北海道〜沖縄まで全国的に有感地震が相次ぐ

2021/02/18は北海道〜沖縄まで全国的に多数の有感地震が相次いだ1日となりました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/02/18 21:43頃福島県沖2M4.3約60km37.5, 141.6
2021/02/18 19:37頃福島県沖2M4.1約50km37.6, 141.6
2021/02/18 19:09頃宮古島近海1M4.2約30km24.3, 125.2
2021/02/18 16:51頃青森県東方沖2M3.7約50km40.9, 142.2
2021/02/18 16:01頃浦河沖1M4.1約70km42.0, 142.5
2021/02/18 15:02頃福島県沖2M4.5約50km37.6, 141.7
2021/02/18 12:09頃茨城県沖1M3.2約40km36.1, 140.9
2021/02/18 11:52頃福島県沖2M4.0約50km37.7, 141.7
2021/02/18 07:52頃和歌山県北部1M1.7ごく浅い34.2, 135.2
2021/02/18 05:43頃山口県北部1M2.7約20km34.3, 131.4
2021/02/18 03:58頃愛知県西部3M4.2約40km35.1, 137.3
2021/02/18 02:29頃福島県沖1M3.6約50km37.6, 141.6
2021/02/18 01:46頃沖縄本島近海3M4.0約40km27.4, 128.6

昨日にかけて収束傾向だった福島県沖では再び5回の有感地震が発生、うち4回がM4以上の規模。同様にM4以上の規模の地震が北海道浦河沖・愛知県西部・沖縄本島近海・宮古島近海でも発生。

依然として予断を許さない状況ではありますが、地震の発生はパターン化して捉えられるものではなく、仮に数十回の群発地震が起きてもその後何も無いこともよくあります。重要なことは日々の備えです。

日本列島は地球上において4つのプレートが重なり合う場所に位置しており、各プレートは少しづつですが移動を続けています。その影響により日本国内では地殻活動が活発で多数の火山や大小様々な断層帯が数多く存在し、ほぼ毎日といって良い頻度で地震が発生しています。

 

そして今後30年内の発生が予測されている巨大地震は

(1) 首都直下地震
(2) 南海トラフ巨大地震
(3) 根室沖を中心とした千島海溝沿いの地震
(4) 青森〜房総半島沖の日本海溝沿いの地震

など複数あります。

 

2020〜2021年は新型コロナウイルスの感染拡大の年となっていますが、もしここに震災レベルの地震が発生した場合、被害はより大きくなるでしょう。特に避難所はクラスター発生源となるリスクを孕み、どう安全に運営するかが大きな課題となります。

 

万が一の場合は自宅が無事なら初動から避難所には行かないという、自助の観点からすると「日頃からの備え」が何よりも重要となりますが、在宅避難は長期に渡る可能性も考えられます。備蓄品の拡充の際は、「1〜2週間、自宅内から外に出ずに生活を続けられるかどうか」という視点も重要になります。

 

そうした備えは地震が目立つ地域に限らず、日本全国どこに住んでいても必要です。過去100年以上も大きな地震が無かった場所でも、ある日突然大きな被害をもたらす地震が発生することは2016年の熊本地震が証明しています。

 

2018年の大阪府北部地震や北海道胆振東部地震でも、それまで大きな地震が発生する可能性が極めて低かった断層が動いています。もはや日本国内に「地震に対する安全地帯」はありません。個人や家庭レベルでの日頃の備えは極めて重要です。

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