トップ 2分で読む 岩手沖でM4.0、千葉沖でM3.1、紀伊水道でM2.6の地震(2022/07/27)

岩手沖でM4.0、千葉沖でM3.1、紀伊水道でM2.6の地震(2022/07/27)

2022/07/27は岩手沖でM4.0、千葉沖でM3.1、紀伊水道でM2.6の地震が発生。注目は岩手県沖。周辺では津波被害の記録が残るような巨大地震が17世紀以降4回発生し平均約100年弱。同様パターン存在するなら次は2050年代あたりと考えられています。

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2022/07/27:岩手沖でM4.0、千葉沖でM3.1、紀伊水道でM2.6の地震

2022/07/27は岩手沖でM4.0、千葉沖でM3.1、紀伊水道でM2.6の地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/07/27 10:05頃紀伊水道2M2.6約10km34.2, 135.1
2022/07/27 08:56頃千葉県東方沖1M3.1約60km35.4, 140.5
2022/07/27 00:34頃岩手県沖3M4.0約10km40.1, 141.9

注目は岩手県沖。岩手県沖周辺では、津波被害の記録が残るようなプレート間巨大地震が17世紀以降現在までに4回発生したと考えられています(政府地震研見解)。
それぞれ

 

・1677年
・1763年(前回から約86年後)
・1856年(前回から約93年後)
・1968年(前回から約112年後)

 

とされており、平均すると約100年弱の間隔です。同様のパターンがもし存在するなら、次は2050年代あたりから発生確率が上がっていくことになります。

 

これら4回の巨大地震を除いた場合で、規模は一回り小さいものの気象庁の震源カタログが整備されている 1923/01/01 から東日本大震災が発生した 2011/03/11 までの約88年間に発生したM7.0以上の地震は10回発生しているので、約8〜9年間隔で起きていることになります。

東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内にM7〜8クラスの地震が発生する可能性が高く、実際に2021年前半に(津波被害などは伴わなかったものの)複数の大規模地震が発生しています。また、いつ起きてもおかしくないと言われて久しい「首都直下地震」ですが、東北〜関東の日本海溝沿いで今後大規模な地震が発生した場合に連動して発生する可能性もあります。

 

さらに 2035年±5年 のタイミングでは南海トラフ巨大地震の発生が予想されていることと、仮に南海トラフ巨大地震が実際に起きた場合は富士山の噴火も現実的な問題となってきます。

 

すでに日本列島では大規模地震に対する「安全地帯」はありません。次に大きな被害を発生させる大規模地震が発生した場合も、助かるはずの命が次々と失われてくことになるかもしれません。それを少しでも食い止めるためには、やはり日頃から備える人々が増えていく必要があるということです。

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