トップ２分で読む新島・神津島近海で4連続、千葉沖でM4.8、苫小牧沖・和歌山・奄美大島でも小規模な地震（2023/01/12）

新島・神津島近海で4連続、千葉沖でM4.8、苫小牧沖・和歌山・奄美大島でも小規模な地震（2023/01/12）

2023/01/12は新島・神津島近海で4連続、千葉沖でM4.8、苫小牧沖・和歌山・奄美大島でも小規模な地震が発生。注目は新島・神津島近海。東京都に属する伊豆諸島及び小笠原諸島では、相模湾〜房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震や関東地方東方沖合から伊豆・小笠原海溝沿いのプレート境界付近で発生する地震によって強い揺れや津波による被害を受けることがあります。

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2023/01/12：新島・神津島近海で4連続、千葉沖でM4.8、苫小牧沖・和歌山・奄美大島でも小規模な地震

2023/01/12は新島・神津島近海で4連続、千葉沖でM4.8、苫小牧沖・和歌山・奄美大島でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです（記事公開時点までの最新順）

発生日時	震源	震度	規模	深さ	北緯, 東経
2023/01/12 21:11頃	新島・神津島近海	1	M2.2	約10km	34.3, 139.3
2023/01/12 20:56頃	新島・神津島近海	1	M2.5	約10km	34.3, 139.3
2023/01/12 20:40頃	岩手県内陸北部	1	M2.9	約90km	40.1, 141.4
2023/01/12 15:47頃	苫小牧沖	1	M3.5	約110km	42.2, 141.3
2023/01/12 11:19頃	和歌山県北部	1	M1.7	ごく浅い	34.2, 135.2
2023/01/12 10:59頃	新島・神津島近海	1	M2.8	約10km	34.3, 139.3
2023/01/12 10:55頃	新島・神津島近海	1	M2.4	ごく浅い	34.3, 139.3
2023/01/12 09:37頃	奄美大島近海	1	M3.4	ごく浅い	28.5, 129.4
2023/01/12 01:19頃	千葉県東方沖	2	M4.8	約30km	35.4, 141.1

注目は新島・神津島近海。東京都に属する伊豆諸島及び小笠原諸島では、相模湾〜房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震や、関東地方東方沖合から伊豆・小笠原海溝沿いのプレート境界付近で発生する地震によって強い揺れや津波による被害を受けることがあります。

とは言えマリアナ海溝へと接続している「伊豆・小笠原海溝」の付近では、大きな揺れを伴う浅い震源での巨大地震と呼べるものはこれまで発生していません。

しかしこれまでの経緯を見ると、伊豆諸島周辺では火山活動も活発であり噴火に伴った大きめの地震や大規模な群発地震などが発生し、局所的に大きな被害が発生することがあります。
また、時折発生する「深発地震」により、震源がこのあたりであっても大きな揺れを感じるのが関東地方〜東北地方になるという「異常震域」が発生することもあります。

過去数十年で見た場合、1986年に伊豆大島での「伊豆大島噴火」に伴い最大M6.0の地震が発生。また2000年6月以降、三宅島の火山活動により最大M6.5の地震が発生し、死傷者計16名という被害が出ています。
このときは三宅村では2000/9/4〜2005/2/1まで全島避難が実施され、住民の方々は島外での避難生活を余儀なくされました。

なお伊豆諸島、小笠原諸島の9町村は「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されていることを忘れてはなりません。特に気象庁からは毎月上旬に南海トラフに関する定期情報発表がありますので、定期的にチェックしておくと良いでしょう。