トップ 2分で読む 石川能登で3連続、福島沖で2連続、択捉島・瀬戸内海・種子島でも小規模な地震(2023/2/26〜2/27)

石川能登で3連続、福島沖で2連続、択捉島・瀬戸内海・種子島でも小規模な地震(2023/2/26〜2/27)

2023/2/26〜2/27にかけて石川能登で3連続、福島沖で2連続、択捉島・瀬戸内海・種子島でも小規模な地震が発生。注目は石川県能登地方。2021年6月あたりから増えている能登半島付近での地震活発化に伴い地面隆起と2022年後半には震源域の拡大が観測され、一連の地震は収束傾向とは言え今後も当分続くと考えられます。

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2023/2/26〜2/27:石川能登で3連続、福島沖で2連続、択捉島・瀬戸内海・種子島でも小規模な地震

2023/2/26〜2/27にかけて石川能登で3連続、福島沖で2連続、択捉島・瀬戸内海・種子島でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/02/27 16:31頃瀬戸内海中部1M3.0約10km34.1, 133.1
2023/02/27 11:45頃種子島南東沖1M3.8約20km30.1, 131.3
2023/02/27 10:57頃石川県能登地方1M2.9約10km37.5, 137.3
2023/02/27 10:23頃福島県沖1M4.0約40km37.4, 141.8
2023/02/27 03:59頃択捉島付近1M4.0約120km44.5, 146.7
2023/02/26 18:51頃福島県沖1M4.0約40km37.4, 141.4
2023/02/26 12:53頃石川県能登地方2M3.4約10km37.5, 137.3
2023/02/26 09:29頃石川県能登地方3M4.2約10km37.5, 137.3

注目は石川県能登地方。2021年6月あたりから増えている能登半島付近での地震活発化に伴い地面隆起と2022年後半には震源域の拡大が観測され、一連の地震は収束傾向とは言え今後も当分続くと考えられます。

 

また能登半島沖には「猿山岬北方沖断層」と「珠洲岬沖断層帯」が存在し、石川県〜富山県にかけては邑知潟(おうちがた)断層帯を含めた複数の断層があります。歴史的資料で知られている主な被害地震は、金沢市〜加賀市付近にかけての地域や能登半島、それら地域の日本海沖合で発生しています。

これまでに周辺で起きた大きな地震としては注目すべきは、

1799年の「金沢地震」がM6.0、最大震度6
2007年の「平成19年能登半島地震」がM6.9、最大震度6強

あたりとなります。特に「平成19年能登半島地震」に関しては、その後の最大余震は13年後の2020/03/13に輪島市で震度5強・M5.5のものが発生しています。

 

富山県は2017年に邑知潟断層帯・森本・富樫断層帯・砺波平野断層帯の3つを震源とする最大規模の地震が発生した場合の想定被害を発表。

石川県中部に存在する邑知潟断層帯でM7.6クラスの地震が起きた場合、富山では高岡市・氷見市を中心に最大で3557人の死者が出る想定となっています。

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