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【国内】日本全国で相次ぐM4クラスの地震(2019/6/9〜6/11)

2019/6/9〜6/11にかけて、日本全国でM4クラスの地震が相次いでいます。 2019/6/1から数えるとM4クラスは合計13回。それ以下の有感地震も全国で多く発生しています。 M4以上の地震が相次ぐのはちょっと珍しい印象はあり、6/1からのものを列挙すると下記の通りです。 ---- 2019/06/11 10:59, 千葉県北西部, 震度2, M4.2, 深さ60km 2019/06/11 10:21, 宮城県沖, 震度3, M4.4, 深さ60km 2019/06/11 02:19, 北海道東方沖, 震度2, M4.6, 深さ40km 2019/06/11 00:25, 静岡県中部, 震度2, M4.0, 深さ30km 2019/06/10 22:12, 宮城県沖, 震度2,...

【東北】岩手沖・青森沖でM4クラスが2連続(2019/05/08)

2019/05/08は9:20頃に岩手県沖で最大震度4・M4.4の地震があり、すぐその2分後に青森県東方沖でも最大震度1・M4.3の地震を観測しました。 岩手県沖を震源とする地震は東日本大震災以降は比較的活発で、最大震度5弱以上の大きな地震は東日本大震災当日を含めてこれまで複数回発生しており、特に2015/2/17には最大震度5強・M5.7もありました。 マグニチュード(M)だけで見た場合、2014/7/5にもM5.9の規模のものが発生しています。 また岩手県沖は、最大震度4以上を観測する地震も頻発する震源域となっています。 東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内にM7級の大地震の発生確率がかなり高いとされており、予測される発生確率などは2019/2/26に政府の地震調査委員会によって公表されています。 特に5/8に地震があった岩手県沖(北部)と青森県東方沖では、今後30年内M7.0〜M7.5規模の地震が起きる確率が「90%程度以上」とされており、先にお伝えした北海道沖の千島海溝沿いで起きることが予測されている地震と並んで、起きた際の被害が懸念されます。 (北海道沖の千島海溝沿いとしては、5/8にも択捉島南東沖にてM4.8が起きています) マグニチュードに関連してよく耳にすることで 「小規模な地震が連続すれば、その後に起きるかもしれない大震災規模の地震を引き起こすエネルギーが開放されて、巨大地震は起きにくくなるのではないか?」 という話題があります。 マグニチュードの値による地震の規模の違いですが、マグニチュードが「1」大きくなると、地震のエネルギーは「約30倍」も大きくなるという関係が判っています(厳密には31.6倍)。 例えば、M4.0を「1」としましょう。M5.0〜M7.0を考えると単純計算して M4.0:1 M5.0:約30倍 M6.0:約900倍 M7.0:約27,000倍 となり、M7.0の地震のエネルギーをM4.0の地震で開放しようとしたら、乱暴に言ってM4.0の地震が約27,000回以上起きる必要がある計算になります。 地震が多く起きている場所だから今後想定される巨大地震は規模が軽減されるのではないか?とは考えず、個人レベルでも(可能な範囲ではありますが)備えておくことが必要です。

【岩手】熊本県での震度5弱・M4.4の直後に、岩手で震度4・M5.7の地震(2019/01/26)

2019/01/26は熊本で震度5弱の地震があったばかりですが、同じ1月26日の17:23頃に岩手県沖でも震度4・M5.7の地震がありました。 こちらは2017年後半からの目立った震度4以上の地震をプロットしてみたものです。 東北〜関東の太平洋側では今現在も連日といって良いほど活発に地震が起きていますので、ある意味「通常運転」ではあります。 フォロワーの皆様においては備えをしっかりされていると思いますので特段の不安を感じる必要はありませんが、備えをしっかりされている場合ほど怖いのは「慣れ」です。 地震大国日本に住んでいる以上、ある程度大きくても地震に慣れてしまうのは仕方がないとも思いますが、慣れている規模を超えた地震が発生した場合、それがもし「津波」などが発生する懸念が出た場合は、即座に命を守る行動に移ってください。 備えた上で何もなければそれで良く、また想定外の事が起きたときはすぐに行動した上で何もなければ、それが良いと思います。

【岩手】岩手沖の震度3と2018年の関東〜東北沿岸の震度4以上(2018/11/16)

11/16の11:49頃に岩手県沖で震度3がありましたが、この1年間に関東〜東北で発生した「震度4以上」の地震をざっとプロットしてみました。 震度5弱も福島沖と千葉県東方沖の2箇所で発生しています。東日本大震災の余震というよりは太平洋プレートの動きによるものと思われ、依然として活発です。 余震は本震の後から時間の経過とともに発生回数は減っていくものですが、例外的に数年後に大きめのものが発生することもあります。 ただ、余震域から離れた場所で起きるものや、本震よりも大きな余震がいつ・どこで発生するのかについては、現在の科学技術水準では予測できないというのが気象庁の公式見解となっています。 関東〜東北沿岸で活発に発生している地震の中には東日本大震災の余震も含む可能性がありますが、太平洋プレートの動きによるものと考えていいかもしれません。