トップ 2分で読む 石川能登で3連続のM3クラス、岩手・群馬・五島列島でも小規模な地震(2021/11/02)

石川能登で3連続のM3クラス、岩手・群馬・五島列島でも小規模な地震(2021/11/02)

2021/11/02は石川能登で3連続のM3クラス、岩手・群馬・五島列島でも小規模な地震が発生。注目は石川県能登地方で連続発生したM3クラス。このあたりでは2021年6月あたりから有感地震の発生頻度が高まっており、特に8月以降は顕著に増加が見られるため継続的な警戒と備えが必要です。

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2021/11/02:石川能登で3連続のM3クラス、岩手・群馬・五島列島でも小規模な地震

2021/11/02は石川能登で3連続のM3クラス、岩手・群馬・五島列島でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/11/02 19:06頃石川県能登地方3M3.9約10km37.5, 137.2
2021/11/02 16:01頃群馬県北部1M2.8約10km36.7, 138.8
2021/11/02 08:08頃石川県能登地方2M3.3約10km37.5, 137.3
2021/11/02 07:39頃五島列島近海1M3.0約10km32.6, 129.6
2021/11/02 06:17頃石川県能登地方2M3.8約10km37.5, 137.3
2021/11/02 02:25頃岩手県沿岸南部1M3.1約70km39.0, 141.7

注目は石川県能登地方で連続発生したM3クラス。このあたりでは2021年6月あたりから有感地震の発生頻度が高まっており、特に8月以降は顕著に増加が見られます。

 

能登半島沖には「猿山岬北方沖断層」「珠洲岬沖断層帯」が走っており、ここ最近で増えている能登半島付近での地震の震源は「珠洲岬沖断層帯」と考えられます。

また石川県〜富山県にかけては邑知潟(おうちがた)断層帯を含めた複数の断層がありますが、体に感じる大きさの地震は多くありません。歴史的資料で知られている主な被害地震は、金沢市〜加賀市付近にかけての地域や能登半島、それら地域の日本海沖合で発生しています。

 

これまでに起きた大きな地震としては注目すべきは、

1799年の「金沢地震」がM6.0、最大震度6
2007年の「平成19年能登半島地震」がM6.9、最大震度6強

あたりとなります。特に「平成19年能登半島地震」に関しては、その後の最大余震は13年後の2020/03/13に輪島市で震度5強・M5.5のものが発生しています。

 

また、富山県は2017年に邑知潟断層帯・森本・富樫断層帯・砺波平野断層帯の3つを震源とする最大規模の地震が発生した場合の想定被害を発表。石川県中部に存在する邑知潟断層帯でM7.6クラスの地震が起きた場合、富山では高岡市・氷見市を中心に最大で3557人の死者が出る想定となっています。

 

対策としては、個人やご家庭レベルでの日頃からの備えが何よりも重要となりますが、万が一の場合は外出せずに自宅内などに長期留まる必要性も考えられます。備蓄品の拡充の際は、「1〜2週間、自宅内から外に出ずに生活を続けられるかどうか」という視点も重要になります。

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