トップ タグ 千葉

タグ: 千葉

【千葉】千葉県沖で連続したM3.4〜4.2の複数地震(2019/7/22〜7/23)

2019/7/22〜7/23は、千葉県沖で有感地震としてはM3.4〜4.2の複数の地震がありました。 北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートが重なり合う場所の近くでもあり、このあたりは小〜中規模の地震の頻発地帯です。中央構造線の東端や相模トラフ沿いでよく揺れています。 千葉県南東沖では6/24にM5.5という規模の地震が起きています。 また2012年には房総沖に2つの大活断層(300km以上と160kmの長さ)が発見され、最悪の場合M9の地震を起こす可能性が日経新聞などで報じられました。 これらの大活断層に関してはその後の情報はあまりありません。研究機関からの続報を期待します。 なお、図だけご覧いただくと多数の地震が発生しており、今後起きるかもしれない巨大地震の前兆のように感じるかもしれませんが、基本的に日本列島と周辺では日々この程度の有感地震はよく発生しており、体に感じない小規模なものはさらに数多く起きています。 言うなれば「通常運転」と見るともできますので、必要以上に不安に感じる必要はありません。 ただし過去の例を振り返っても、大地震・大震災は突如として発生するものです。 備えだけはしっかりとしておきましょう。 そろそろ梅雨明けが近づいてきました。一時は今夏は冷夏という予測もありましたが、最新の予報では梅雨明けとともに猛暑という話も出ています。 そして今の日本にお住まいの方々は「真夏の大震災」まだ経験がないのが実情。 断水・停電はもとより、自治体によるゴミ収集などの停止により猛暑下の衛生環境が一気に悪化するなどによって、危険な状況に陥る可能性も想定しなければなりません。 猛暑・酷暑の中で大規模災害が起き、停電・断水・都市ガスの供給停止などが起きたらどうなるのか、事前にどのような備えができるのかという点を、ご家庭でも話し合ってみてはいかがでしょうか。

【千葉】千葉県北西部で最大震度2・M3.7の地震(2019/07/19)

2019/07/19は千葉県北西部で最大震度2・M3.7の地震がありました。 千葉県とは言え震源の位置としては東京湾に面した場所で、規模的にも小規模ですが比較的地震が少なくない震源位置です。 かつての関東大震災の震源からは少々離れていますが、1703年に起きた元禄関東地震(震度7・M8以上)の震源域の端に合致します。 東京湾周辺を震源とした地震で近年目だったものは、2015/09/12の震度5弱。突き上げるような揺れは「首都直下型地震の前兆か」と首都圏に住む多くの人々を不安にさせました。 いわゆる「首都直下型地震(南関東直下地震・東京直下型地震・相模トラフ巨大地震などを含む)」の発生予測が長らく言われてきました。 特に「相模トラフ」の周辺ではM8クラスの巨大地震が200〜400年周期で発生しており、有名なものでは 1703年:元禄地震(元禄関東地震):M8.1〜M8.5 1923年:関東大震災:M7.9〜M8.3 が該当します。 また、相模トラフからさらに北側を含めると、M6〜M7クラスの大地震が平均して数十年周期で発生しています。 1855年:安政江戸地震:M6.9〜M7.4 1894年:明治東京地震:M7.0 などです。 安政江戸地震は断定できないものの隅田川河口付近の活断層が震源として推定され、明治東京地震の場合は直下型かプレート境界型かは特定されていません。 今後発生すると想定される、いわゆる首都直下型地震も同様のパターンで来る可能性がありますが、震源が海底でない場合、緊急地震速報発信がS波到達の後になることが想定されます(S波は最初のP波より遅く伝わる)。 つまり実際に首都直下型地震が起きて揺れている最中に緊急地震速報が鳴るということです。現代の科学技術をもってしても緊急地震速報の仕組みではこれが限界となります。 「その瞬間」をいかにして生き延びるか、生き残るかはその場面に遭遇した私たち個人個人に委ねられ、生き延びる事ができたときは、備えの有無がその後の生活の質を左右します。 首都直下型地震のレベルの地震が実際に派生した場合、日本の政治や経済の中枢機能が大きなダメージを受けることが想定され、復旧復興には想定以上の長い時間が掛かるかもしれません。 都内にも被災地ができ、様々な地域で孤立する方々が多数発生するでしょう。持てる者・持たざる者との格差も発生し、警察や消防もうまく機能せず、自衛隊の対応も十分に届かないケースも容易に想定できます。 そのために、常日頃からの備えが重要です。まずは個人や家庭レベルでの備えがあれば「自助」が可能です。自助できる人々が集まれば「互助・共助」が可能となります。 そう考えると、やはりこれからは「防災」ではなく「備災」という考え方が重要になってきます。 みなさんも、無理なく可能な範囲で「備災」をおこなってください。そして日常に取り入れられる備災訓練(防災訓練)の1つとして「キャンプ」がオススメです。

【千葉】千葉県南東沖でM5.5の地震(2019/06/24)

6/24の午前9時過ぎに、千葉県南東沖でM5.5の地震がありました。 千葉県南東沖では東日本大震災の1ヶ月前頃にもM5クラスが発生し、2012年あたりまでは活発でしたがその後、有感地震としての大きなものはやや収束傾向でした。 しかし昨年あたりから再び活発になってきており、特に今年は6月に入りM3〜M4クラスが複数回起きています。 大きな範囲で見ると先日の山形沖でのM6.8の地震もおそらく無関係ではないとも考えられ、「フォッサマグナ」の東縁部としては同じ構造線に沿った領域です。 近年はこのフォッサマグナの東側〜東縁部あたりの動きが活発化している印象があります。 6/22〜6/23あたりは環太平洋火山帯でも広い範囲で活発な地震活動や火山の噴火が起きています。 しかし過去の観測データから次の巨大地震を科学的に高確度で予測することがかなり難しい状況である以上、「次はいつ・どこで起きるのか」を気にするよりも、次の巨大地震が起きた時に命さえ無事なら乗り切るための備えがある、という状態にしておきましょう。 特に大きめの地震が起きると、ネット上では「xx月xx日にどこそこで巨大地震が発生する」といった根拠の無いデマが飛び交いがちですが、ある意味で発生タイミングを指定した地震発生を予測することができているのは現状、緊急地震速報が限界です。 地震災害だけでなく、何らかの大きな自然災害が起きるたびに流布されるネット上の情報に触れた際は、安易に拡散せずにまずはその根拠に目を向けるようにしたいものです。

【千葉】千葉県南東沖でM4.5とM3.7の地震(2019/06/20)

2019/06/20は千葉県南東沖でM4.5とM3.7の地震がありました。最大震度は2と小規模ですが5:09の地震は相模トラフで起きています。 千葉県南東沖では近年スロースリップ現象が確認されており、また房総沖にはこれまで存在が知られていなかった長大な2つの活断層が存在することが2012年ごろに判明。 房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、それぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されています。 これら2つが同時かつ断層全体が動いが場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。 この房総沖の巨大活断層は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近にあると見られ、フィリピン海プレートはご存知の通り南海トラフに接しています。連動することも考えられるでしょう。 ここ数日は各地で大きな地震が続いており、特にこのあたりは「太平洋プレート」「北米プレート」「フィリピン海プレート」の3つのプレートが重なり合う特殊な場所でもあるので、万が一への備えを怠り無く。

【国内】日本全国で相次ぐM4クラスの地震(2019/6/9〜6/11)

2019/6/9〜6/11にかけて、日本全国でM4クラスの地震が相次いでいます。 2019/6/1から数えるとM4クラスは合計13回。それ以下の有感地震も全国で多く発生しています。 M4以上の地震が相次ぐのはちょっと珍しい印象はあり、6/1からのものを列挙すると下記の通りです。 ---- 2019/06/11 10:59, 千葉県北西部, 震度2, M4.2, 深さ60km 2019/06/11 10:21, 宮城県沖, 震度3, M4.4, 深さ60km 2019/06/11 02:19, 北海道東方沖, 震度2, M4.6, 深さ40km 2019/06/11 00:25, 静岡県中部, 震度2, M4.0, 深さ30km 2019/06/10 22:12, 宮城県沖, 震度2,...

【千葉・茨城】茨城県南部で最大震度3・M4.0の地震(2019/06/08)

2019/6/8は茨城県南部で最大震度3・M4.0の地震がありました。 6/7に茨城県沖でM3.9、6/6にも茨城県南部でM3.8が起きており、5月下旬あたりから茨城・千葉あたりでのM3以上の規模の有感地震が続発しています。 6/8の震源域は中央構造線と柏崎・千葉構造線が交差する領域に近く、5月下旬〜6月頭の千葉での地震は同構造線の東端に近い位置です。 6/7の茨城沖での地震は、中央構造線が太平洋へ抜けるあたりに合致します。 特に茨城県沖・茨城県南部ともに地震の頻発地帯ではあるので、ある意味で「いつもどおり」の地震が起きているだけとは思いますし群発地震とも言えませんが、これがより大きな地震につながる可能性はゼロではありません。今後の情報に注意しつつ「備え」のご確認を。 『備えた上で何も起きない』ことが何よりです。 ちょうど週末ということもあり、編集部スタッフも備蓄品の消費期限チェックとローテーション消費したぶんの補充をおこないました。

【茨城】茨城県南部で最大震度3・M3.8の地震(2019/06/06)

2019/6/6は茨城県南部で最大震度3・M3.8の地震がありました。ちょうど中央構造線に沿った位置が震源です。 5月下旬あたりから中央構造線と相模トラフに挟まれた領域での有感地震が目立ちます。 5/25には千葉県南部で最大震度5弱・M5.1が起きたばかりです。 茨城県南部は例年、地震は多い震源エリアではあります。 近年の地震で特に最大震度5弱以上のものを見てみると次のようになります。 2016/05/16 21:23, 茨城県南部, 震度5弱, M5.5 2014/09/16 12:28, 茨城県南部, 震度5弱, M5.6 2013/11/10 07:37, 茨城県南部, 震度5弱, M5.5 2011/07/15 21:01, 茨城県南部, 震度5弱, M5.5 2011/04/02 16:56, 茨城県南部, 震度5弱, M5.0 2011/03/24 08:56, 茨城県南部, 震度5弱,...

【東京・千葉】東京湾でM3.4、関東大震災震源域で複数の地震(2019/06/02)

2019年5月下旬から関東地方を中心に有感地震が複数起きていますが、6/2の千葉県寄りの東京湾で発生した小規模な地震は震源としては半年ぶり、かつての関東大震災(1923)と元禄関東地震(1703)の震源域に重なります。 相模トラフ付近で派生する地震の発生間隔については複数の説があり、元禄型は相模トラフ沿いの相模湾から外房を震源域として再来間隔は1000〜1500年というものと、200-300年程度の可能性もあり得るとの説もあります。 政府の地震調査委員会による今後30年内の長期評価においては、M7.9〜8.6の地震は ①関東大震災(大正型関東地震)については2014年の時点でほぼ5%以下 ②元禄型関東地震(元禄関東地震)については2014年の時点でほぼ0% となっています。 しかし、熊本地震・大阪府北部地震・北海道胆振東部地震なども発生確率がほぼ0%となっている断層帯付近で発生しているため、警戒は必要でしょう。

【千葉】千葉県北東部で最大震度4、M4.7の地震(2019/06/01)

2019/06/01の07:58頃、千葉県北東部で最大震度4、M4.7の地震がありました。 この震源で起きる地震は比較的に中規模なものが多いようで、近年の最大震度4以上かつM5以上のものを見てみると次のようになります。 2018/10/12 13:15, 千葉県北東部, 震度4, M5.3 2016/10/20 11:49, 千葉県北東部, 震度4, M5.3 2012/10/12 13:57, 千葉県北東部, 震度4, M5.0 2012/09/14 02:22, 千葉県北東部, 震度4, M5.1 2012/04/29 19:28, 千葉県北東部, 震度5弱, M5.8 2011/05/22 07:06, 千葉県北東部, 震度4,...

【千葉】千葉県南部で最大震度5弱、M5.1の地震(2019/05/25)

2019/05/25の15:20頃、千葉県南部を震源とする最大震度5弱、M5.1の地震が発生しました。 千葉県南部では昨年あたりから震度4以上が複数回起きています。 近年の大きめのものをピックアップすると、 2019/05/25 15:20, 千葉県南部, 震度5弱, M5.1 2018/06/26 19:46, 千葉県南部, 震度4, M4.4 2018/06/16 11:09, 千葉県南部, 震度4, M4.5 2011/12/03 05:55, 千葉県南部, 震度4, M5.2 2009/02/17 04:54, 千葉県南部, 震度4, M4.6 となっています。 また、5/24〜5/25にかけて本州ではM3以上の地震が相次いでおり、5/24には埼玉県北部で最大震度3、M4.2がありました。 埼玉県北部は中央構造線に近い震源ですが、頻度は高くありません。 しかし近年で見ると2015年5月には最大震度5弱, M5.5という大きめの地震が起きています。 2019/05/24 12:40, 埼玉県北部,...