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【関東】茨城県沖でM4.5・最大震度3の地震(2019/11/12)
2019/11/12、茨城県沖でM4.5・最大震度3の地震がありました。
東日本大震災以降、東北〜房総あたりにかけての地震活動が活発に続いており、茨城もその範疇に含まれます。
特に福島・茨城の県境付近や千葉県沖では顕著な活動が見受けられ、比較的に浅い地殻内での地震として、太平洋プレートやフィリピン海プレートの上面付近での集中も見られるようです。
このあたりで頻発する地震は、震源の深さが10〜20kmとかなり浅い傾向にありますが、茨城県周辺で起きているものは50〜60kmの深さに集中しています。
震源の位置としては中央構造線が太平洋へ抜けるあたりとなっていることと、中央構造線と柏崎・千葉構造線が近接している領域にも位置しています。
なお、柏崎・千葉構造線に関しては新潟県柏崎市から千葉県に至る大断層線ではありますが、フォッサマグナの西縁と位置づけられている「糸魚川静岡構造線」と比較すると実態の解明は進んでおらず、従来は活断層ではないとされてきました。
東北〜関東の日本海溝沿いでは、今後30年内にM7級の大地震の発生確率がかなり高いとされており、当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています。東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。
近年は地震だけでなく台風による被害も大規模化しています。
以前は家庭における備蓄は「家族人数分 ✕ 3日分」と言われてきましたが、今の推奨は「7日分」です。
2019年の台風15号による千葉県内の停電は2週間を超える地域も出てしまいました。
災害備蓄における「正解」はありません。ガイドラインを参考にして最低限の分量を把握しながら、みずから考えて備える以外の方法は無いと心得ましょう。
その上で月に1度は、備災・防災用品や備蓄品の消費期限を確認してみてください。
大規模災害時の停電と断水を想定したトイレ対策は、もっとも重要です。
【茨城】茨城県周辺で続く小規模な地震(2019/9/29〜10/1)
2019/9/29あたりから茨城県周辺での地震が増えています。東日本大震災以降は東北〜房総あたりにかけての地震活動が活発に続いており、茨城もその範疇に含まれます。
特に、福島・茨城の県境付近や千葉県沖では顕著な活動が見受けられ、比較的に浅い地殻内での地震として、太平洋プレートやフィリピン海プレートの上面付近での集中も見られるようです。
このあたりで頻発する地震は、震源の深さが10〜20kmとかなり浅い傾向にありますが、ここ数日、茨城県周辺で起きているものは50〜60kmの深さに集中しています。
震源の位置としては中央構造線が太平洋へ抜けるあたりとなっていることと、中央構造線と柏崎・千葉構造線が近接している領域にも位置しています。
なお、柏崎・千葉構造線に関しては新潟県柏崎市から千葉県に至る大断層線ではありますが、フォッサマグナの西縁と位置づけられている「糸魚川静岡構造線」と比較すると実態の解明は進んでおらず、従来は活断層ではないとされてきました。東日本大震災は、ここ数十年における地震の中でも非常に大きな規模の地震であったため、現在においてもあの地震によって誘発された小規模・中規模な地震が日本列島のかなり広い範囲で発生し続けています。
そして、太平洋プレートと、東日本〜東北地方のプレート境界では大規模な「余効変動」が続いています。
この「余効変動」とは、大地震が起きた後に長期に渡ってゆっくりと進行していく地殻変動のことで、スロー地震(スロースリップ・深部低周波微動など)の一種です。
震源域の断層周辺・広範囲のプレートが長期間・ゆっくりと滑り続けることで発生します。
この余効変動は、今後も10年スパンの長い期間を使って続いていく可能性があります。
かつてより「地震大国」を自認する日本、小規模な地震は意に介さず、中規模な地震が起きると「お、ちょっと揺れたかな」と感じ、特に被害がなければそれなりの大きな揺れでも平然とやりすごしてしまう傾向があるように思います。
しかし、これまでに起きた大震災クラスの地震は予知できませんでした。
多くの死者を出すような巨大地震も、いつ何どき発生するかは最先端の科学技術をもってしても正確には誰にも判りません。
だからこそ「普段からの備え」をする人々が増えていく必要があるのです。
「次の大地震はいつ起きるのか」を心配するよりも、「起きたときに備えはあるか」という発想に切り替えていきましょう。
「その日」は明日かもしれないのですから。
【千葉】千葉県東方沖で最大震3、M5.3の地震(2019/07/25)
2019/07/25は午前中に千葉県東方沖で最大震3、M5.3の地震がありました。千葉県周辺は比較的地震が頻発する領域です。
千葉県東方沖で発生した大きめの地震で近年のものは、東日本大震災直後の2011/3/16〜2012/3/14あたりに起きた最大震度5弱〜5強でM6.0〜M6.3が5回ほど発生。以降、M5以上はそう多くありません。
また、東京湾に近い千葉県北西部や相模トラフ沿いの千葉県南東沖でも小規模な有感地震は多く発生しています。
このあたりは、かつての関東大震災と元禄地震の震源域に概ね含まれます。
よく揺れる場所でもあり、つい慣れてしまいがちですが、いつもとは異なる少し強い揺れのときなどは備災・防災用品のチェックを。
備蓄品の消費期限や懐中電灯などのライト類のバッテリー残量チェック、緊急連絡先を最新の情報に更新するなどの「備えるキッカケ」として使える機会です。
実際に大きな地震が発生して停電になった場合、特にスマホのバッテリー残量は気になるもの。
iPhone・Androidともに「低消費電力モード」があるので、設定方法をあらじめ把握しておくと良いでしょう。日常使いすると日々のバッテリーの持ちを多少伸ばすことができます。
また、スマホにも懐中電灯機能が付いています。こちらも併せて使い方を確認されてみてください。
過去の震災の例では、停電してもインターネットはほぼ繋がる状況で、twitterなどが情報のライフラインとして活用されたのは御存知の通り。使うためにはバッテリー残量があること。別途モバイルバッテリーがあると、さらに安心感が得られますね。
【千葉】千葉県沖で連続したM3.4〜4.2の複数地震(2019/7/22〜7/23)
2019/7/22〜7/23は、千葉県沖で有感地震としてはM3.4〜4.2の複数の地震がありました。
北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートが重なり合う場所の近くでもあり、このあたりは小〜中規模の地震の頻発地帯です。中央構造線の東端や相模トラフ沿いでよく揺れています。
千葉県南東沖では6/24にM5.5という規模の地震が起きています。
また2012年には房総沖に2つの大活断層(300km以上と160kmの長さ)が発見され、最悪の場合M9の地震を起こす可能性が日経新聞などで報じられました。
これらの大活断層に関してはその後の情報はあまりありません。研究機関からの続報を期待します。
なお、図だけご覧いただくと多数の地震が発生しており、今後起きるかもしれない巨大地震の前兆のように感じるかもしれませんが、基本的に日本列島と周辺では日々この程度の有感地震はよく発生しており、体に感じない小規模なものはさらに数多く起きています。
言うなれば「通常運転」と見るともできますので、必要以上に不安に感じる必要はありません。
ただし過去の例を振り返っても、大地震・大震災は突如として発生するものです。
備えだけはしっかりとしておきましょう。
そろそろ梅雨明けが近づいてきました。一時は今夏は冷夏という予測もありましたが、最新の予報では梅雨明けとともに猛暑という話も出ています。
そして今の日本にお住まいの方々は「真夏の大震災」まだ経験がないのが実情。
断水・停電はもとより、自治体によるゴミ収集などの停止により猛暑下の衛生環境が一気に悪化するなどによって、危険な状況に陥る可能性も想定しなければなりません。
猛暑・酷暑の中で大規模災害が起き、停電・断水・都市ガスの供給停止などが起きたらどうなるのか、事前にどのような備えができるのかという点を、ご家庭でも話し合ってみてはいかがでしょうか。