トップ 2分で読む 三陸沖でM5.0、茨城沖・三重南部でも小規模な地震(2022/03/05)

三陸沖でM5.0、茨城沖・三重南部でも小規模な地震(2022/03/05)

2022/03/05は三陸沖でM5.0、茨城沖・三重南部でも小規模な地震が発生。注目は東日本大震災の震源にも近い三陸沖。M9クラスの東日本大震災は1000年に1度と言われますが、東北〜関東の太平洋側ではM7〜8クラスのものは今後も複数の発生想定。2021年には実際にM7クラスが複数発生しました。

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2022/03/05:三陸沖でM5.0、茨城沖・三重南部でも小規模な地震

2022/03/05は三陸沖でM5.0、茨城沖・三重南部でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/03/05 21:31頃三重県南部1M2.9約10km34.4, 136.4
2022/03/05 10:28頃茨城県沖1M3.8約50km36.6, 141.2
2022/03/05 07:30頃三陸沖1M5.0約10km39.6, 144.1

注目は東日本大震災の震源にも近い三陸沖。あの大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」は、北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。

 

その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高いと予測されています。
(当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています)

東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。そして実際に2021/05/01に宮城沖でM6.8、2021/02/13に福島県沖でM7.3、2021/03/20には宮城県沖でM6.9の大きな地震が発生しました。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。

 

環太平洋火山帯の範囲で見た場合はM4〜5クラスの地震が高い頻度で起きても、ある意味では「いつもどおり」とも言えますので必要以上に不安に感じる必要はありませんが、備えはしっかりと。
また月に1度は、備災・防災用品や備蓄品の使いかた・消費期限や入れ替え期限などを確認してみてください。

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