トップ 2分で読む 硫黄島近海でM4.8、石狩中部でM4.0、鳥取・秋田でも小規模な地震(2022/07/14)

硫黄島近海でM4.8、石狩中部でM4.0、鳥取・秋田でも小規模な地震(2022/07/14)

2022/07/14は硫黄島近海でM4.8、石狩中部でM4.0、鳥取・秋田でも小規模な地震が発生。注目は硫黄島近海。このあたりは太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へ沈み込み、そのプレートは伊豆諸島・小笠原諸島付近でマグマとなって上昇し、伊豆・小笠原島弧と呼ばれる火山列島弧を形成する動きを持っています。

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2022/07/14:硫黄島近海でM4.8、石狩中部でM4.0、鳥取・秋田でも小規模な地震

2022/07/14は硫黄島近海でM4.8、石狩中部でM4.0、鳥取・秋田でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/07/14 11:56頃石狩地方中部1M4.0約140km42.8, 141.2
2022/07/14 11:38頃秋田県内陸南部1M2.4約10km39.0, 140.5
2022/07/14 07:03頃鳥取県中部1M2.5約10km35.4, 133.8
2022/07/14 02:50頃硫黄島近海1M4.8ごく浅い25.2, 141.3

注目は硫黄島近海。このあたりは太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へ沈み込んでおり、太平洋プレートはおおむね年間で4cmほどの速さで移動しています。伊豆・小笠原海溝は、接合するマリアナ海溝と合わせて伊豆・小笠原・マリアナ海溝(IBM海溝:Izu-Bonin-Mariana trench)とも呼ばれており、最深部は海面下9,780m。

 

伊豆・小笠原海溝から沈み込んだプレートは伊豆諸島・小笠原諸島付近でマグマとなって上昇し、伊豆・小笠原島弧と呼ばれる火山列島の島弧を形成する動きを持っています。

 

このように「環太平洋火山帯」に属する日本列島周辺では常に活発なプレートの活動が続いており、何年も前から環太平洋火山帯は活動期に入ったと考えられています。いずれ発生するであろう巨大地震発生時には、行政レベルだけでなく国レベルで機能麻痺に陥り、公的な救援・支援活動そのものが受けられないケースも想定しなければなりません。

その上で、私たち一般庶民レベルでもできうる限りの備えをしておく必要があります。まず基本は自助、それから互助・共助・公助です。

 

房総沖巨大地震・首都直下地震・北海道沖(根室沖)巨大地震・そして南海トラフ巨大地震と、今後30年内に高確率での発生が想定されている巨大地震は複数ありますが、それが妄想や絵空事でないことは、これまでに起きた東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震・大阪府北部地震・阪神淡路大震災などが証明しています。

 

平時からの備えが、イザという時に命さえ無事なら役に立ちます。備災・防災用品や備蓄品の準備は日常生活の中に組み込んでおきましょう。

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