トップ 2分で読む 小笠原西方沖でM5.6の深発地震、奄美近海でもM4.4の有感地震(2024/07/02)

小笠原西方沖でM5.6の深発地震、奄美近海でもM4.4の有感地震(2024/07/02)

2024/07/02は小笠原西方沖でM5.6の深発地震、奄美近海でもM4.4の有感地震が発生。注目は小笠原諸島西方沖での深発地震。このあたりは伊豆・小笠原海溝沿いで父島近海と並んで規模の大きい深発地震が頻発傾向にある震源域となっています。まずは日々の備えが重要。確認して足りないものは改めて補充しておきましょう。

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2024/07/02:小笠原西方沖でM5.6の深発地震、奄美近海でもM4.4の有感地震

2024/07/02は小笠原西方沖でM5.6の深発地震、奄美近海でもM4.4の有感地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2024/07/02 07:50頃奄美大島近海2M4.4約10km27.9, 130.4
2024/07/02 07:45頃小笠原諸島西方沖1M5.6約480km27.0, 140.3

注目は小笠原諸島西方沖。周辺海域や鳥島近海、東海道南方沖などの海域ではしばしば深さ350kmから500km前後の深発地震が発生するほか、鳥島近海の浅い場所で発生する地震ではマグニチュード6未満でも津波を発生させることが知られています。

 

2023年10月初旬においては、中規模(M6以上)の地震が頻発していますが最大震度は1またはそれ以下であり、特に2023年10月9日の津波注意報を伴う事象においては地震の規模を示すマグニチュードも最大震度も確定・公表することができていません。

 

しかし、津波注意報が発令された太平洋側の広い範囲の沿岸部においては実際に数十cmの津波を観測しました。
このあたりの震源で発生する地震は深発地震であることが多く、その際には震源から遠く離れた場所で大きな揺れを観測する「異常震域」が発生することがあります。

深発地震が起きて異常震域が発生すること自体はさほど珍しいことではなく何らかの巨大地震の前兆である確たる根拠にもなりませんが、だからといって以降に巨大地震が起きないという保証もありません。

 

「巨大地震はいつ起きるのか?」という事を論じるよりも、「巨大地震が起きた時に、その後を対応できる備えがあるか」がもっとも重要です。収まったから安心するだけでなく、備えを確認して足りないものは改めて備えておきましょう。

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