トップ 2分で読む 熊本でM4.4・震度4、岩手でM4.6、茨城, 石川, 岐阜, 鹿児島でも小規模な地震が相次ぐ(2021/3/13〜3/14)

熊本でM4.4・震度4、岩手でM4.6、茨城, 石川, 岐阜, 鹿児島でも小規模な地震が相次ぐ(2021/3/13〜3/14)

2021/3/13〜3/14にかけて熊本でM4.4・震度4、岩手でM4.6、茨城、石川、岐阜、鹿児島でも小規模な地震が相次ぎました。注目は熊本県熊本地方での最大震度4、M4.4の地震です。この震源における震度4以上の地震としては約2年ぶりでですが、2019年1月にはM5.1・最大震度6弱が発生しています。

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2021/3/13〜3/14:熊本でM4.4・震度4、岩手でM4.6、茨城, 石川, 岐阜, 鹿児島でも小規模な地震が相次ぐ

2021/3/13〜3/14にかけて熊本でM4.4・震度4、岩手でM4.6、茨城, 石川, 岐阜, 鹿児島でも小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/03/14 10:06頃熊本県熊本地方1M2.5約10km32.7, 130.7
2021/03/14 09:22頃熊本県熊本地方4M4.4約10km32.7, 130.7
2021/03/14 08:52頃岐阜県飛騨地方2M3.2約10km35.9, 137.2
2021/03/14 02:17頃岩手県沖2M4.6約30km40.2, 142.5
2021/03/13 23:25頃石川県能登地方1M3.1約10km37.4, 137.2
2021/03/13 22:23頃鹿児島湾1M2.4ごく浅い31.3, 130.6
2021/03/13 12:48頃茨城県沖1M3.5約70km36.8, 140.9

この日の注目は熊本県熊本地方を震源とする最大震度4、地震の規模を示すマグニチュードがM4.4の地震です。この震源における震度4以上の地震としては約2年ぶりでですが、2019年1月にはM5.1・最大震度6弱が発生しています。

 

熊本県内における近年の地震としては熊本地震のあった2016年は震度4以上の地震が非常に多かったのですが、2017年以降は大きめの地震は徐々に減少傾向にはあるようです。ただ、予測できる可能性のある境界の海溝型の地震と異なり、内陸部の直下型の地震は予測が難しいという現実があります。必要なことは日々の備えと情報収集です。

【熊本県熊本地方を震源とする近年の最大震度4以上】
発生日時最大震度マグニチュード深さ北緯, 東経
2021/03/14 09:22頃44.4約10km32.7, 130.7
2019/01/26 14:16頃5弱4.3約10km33.0, 130.6
2019/01/03 18:10頃6弱5.1約10km33.0, 130.6
2018/08/22 18:23頃44.1約10km32.7, 130.7
2018/07/25 07:31頃44.4約10km32.7, 130.8
2018/05/06 21:13頃43.9約10km32.7, 130.7
2017/09/08 14:20頃44.1約10km32.7, 130.7
2017/05/11 20:21頃44.3約10km32.7, 130.6
2017/05/04 14:22頃44.1約10km32.7, 130.8
2017/01/11 19:11頃43.2約10km32.9, 130.9

近年の自然災害は事前の予測が困難であったり、発災後は被害が大規模化する傾向にあります。災害対策の基本は「自助」ですが、平成30年版の防災白書によれば大地震に対する備えとして「特に何もしていない」という方々が約10%も存在します。

 

大きな災害が起きたら避難所へ行けばなんとかなる・救急車や消防車を呼べばいい、自衛隊が何とかしてくれるという考え方かもしれませんが、災害の規模が大きければ大きいほど、助けはすぐには来ないと考えましょう。救急消防への電話が殺到しても、救急隊や消防隊の対応には限りがあります。南海トラフ巨大地震レベルになれば、自衛隊ですら助けに来られない場所も多数発生するでしょう。

例えば熊本地震では「九州は地震安全地帯」という認識のもと、地震に対する備えをしていなかった方々が避難所へ多数詰めかけましたが、水食料の配給が追いつかず、オニギリ1個を得るために2時間も並ぶというケースがありました。より大規模な災害ともなれば、水も食料も無い状態で救援を待つ間に病死や餓死といったケースが実際に発生する可能性もあります。

 

『いざその時』がやってきた場合、備えの有無でその後の被災生活の内容や質は大きく変わります。そして自助があって初めて共助が成り立ちます。極限状況に陥った場合、備えをしていた人たちの中だけで共助がおこなわれ、備えをしていなかった人は何も無い状況下での生活を余儀なくされる場面も実際に出てくる可能性があります。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう。

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