トップ 2分で読む 【全国】北海道, 熊本, 与那国島近海で小規模な地震(2020/08/14)

【全国】北海道, 熊本, 与那国島近海で小規模な地震(2020/08/14)

2020/08/14は北海道,熊本,与那国島近海で小規模な地震がありました。北海道と九州・沖縄地方での有感地震となっています。最大震度はいずれも1と小さく、地震の規模を示すマグニチュードも最大で与那国島近海の4.1。概ね静穏な状態とみていいでしょう。

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2020/08/14:北海道, 熊本, 与那国島近海で小規模な地震

2020/08/14は北海道, 熊本, 与那国島近海で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【熊本県天草・芦北地方】
2020/08/14 17:57頃, 震度1, M1.7, ごく浅い, 北緯32.3度, 東経130.5度

【根室地方南部】
2020/08/14 17:17頃, 震度1, M2.9, 深さ80km, 北緯43.3度, 東経145.3度

【与那国島近海】
2020/08/14 14:19頃, 震度1, M4.1, 深さ20km, 北緯24.8度, 東経122.8度

 

北海道と九州・沖縄地方での有感地震となっています。最大震度はいずれも1と小さく、地震の規模を示すマグニチュードも最大で与那国島近海の4.1。概ね静穏な状態とみていいでしょう。

 

与那国島近海の地震は台湾にも近く、琉球海溝・沖縄トラフの西端に位置する震源となっています。

沖縄周辺は地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は比較的頻度高めで発生しています。
近年においては、沖縄本島近海で2010年にM6.9・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。

 

特に、2010年(2010/02/27)の沖縄本島近海地震に関しては、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生しています。
震源の深さは37kmで、発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型とされています。

 

沖縄本島での震度5以上の地震は1909年(明治42年)の地震以来、実に101年ぶりのものとなり、世界遺産に登録されている、うるま市の「勝連城跡」の石垣が一部崩落する事態となりました。

 

津波に関しては沖縄県南城市で確認された10cm程度で、当初は沖縄本島・奄美諸島・トカラ列島の沿岸住民に避難勧告が発令されましたが、特に被害は報告されませんでした。M7クラスに迫る大規模地震にも関わらず津波がこの程度で済んだのは、横ずれ断層型の地震だったからと推察されます。

 

また過去100年内あたりに沖縄周辺で発生した大規模な地震は意外と多く、頻度としては数年〜30年くらいの間隔で発生しています。沖縄でも今後、大きな地震が発生する可能性は十分にありますので、ぜひ何もない平時にこそ災害への備えをしておきましょう。

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