2020/11/26:北海道, 岩手, 茨城, 京都で小規模な地震が相次ぐ
2020/11/26は北海道, 岩手, 茨城, 京都で小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2020/11/26 16:00頃 | 日高地方東部 | 1 | M3.2 | 約50km | 42.3, 143.0 |
2020/11/26 13:56頃 | 京都府南部 | 1 | M3.0 | 約10km | 35.1, 135.6 |
2020/11/26 04:31頃 | 茨城県南部 | 1 | M3.2 | 約70km | 36.3, 140.0 |
2020/11/26 02:33頃 | 岩手県沿岸北部 | 1 | M2.7 | 約10km | 40.0, 141.9 |
おおむねM3前後で最大震度はすべて1となっています。昨日に引き続き茨城県南部でもM3.2が発生、東北地方では宮城県沖で有感地震が続いていましたが、この日は岩手県沿岸北部でM2.7が発生しています。
また、今回注目したのは北海道の日高地方東部での有感地震、千島海溝沿いの陸側になります。
2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予測です。
北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。
自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。
これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。
とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ