2021/12/30:インドネシアでM7.3の大地震、与那国島でM5.5、岩手・千葉・熊本・宮古島でも小規模
2021/12/30はインドネシアでM7.3の大地震(深め)、与那国島でM5.5、岩手・千葉・熊本・宮古島でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2021/12/30 15:47頃 | 与那国島近海 | 2 | M5.5 | 約30km | 24.0, 122.5 |
2021/12/30 12:59頃 | 岩手県沖 | 1 | M3.5 | 約50km | 39.6, 142.1 |
2021/12/30 09:42頃 | 千葉県北西部 | 2 | M4.2 | 約70km | 35.6, 140.2 |
2021/12/30 09:37頃 | 宮古島近海 | 1 | M4.1 | 約30km | 25.2, 125.6 |
2021/12/30 08:53頃 | 熊本県熊本地方 | 1 | M2.7 | 約10km | 32.5, 130.6 |
2021/12/30 03:25頃 | インドネシア付近(バンダ海) | -- | M7.3 | 約170km | -7.6, 127.6 |
インドネシアで発生した大きな地震は震源の深さ170km。その後に日本でも与那国島でM5.5が発生。千葉県北西部でもM4.2が起きましたがここでは10/7にもM6.1・最大震度5強が発生、継続的な警戒が必要です。
海溝型の地震に関しては前兆となる地震(群発地震など)があれば発生が迫っているかどうかの検討が可能ですが、阪神淡路大震災のような活断層を震源とする直下型地震は前兆無く、ある日突然発生します。
近年であれば熊本地震や大阪府北部地震、北海道胆振東部地震なども前兆らしい前兆無く発生し、大きな被害と混乱を引き起こしています。東日本大震災以降は電子基準点観測による日本の地殻変動の動きもそれ以前より大きくなってきており、変動の方向も変わってきています。
この電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動の時系列の様子は国土地理院のwebサイトでも動画として公開されています)
【電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動】
https://www.gsi.go.jp/kanshi/index.html
南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年(数十年)も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。
「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても1〜2週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ