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【全国】北海道・関東・九州の太平洋沿岸で活発化する地殻活動(2018/11/21)

2018/11/21は早朝から国内における地殻活動がかなり活発です。 時系列で北海道浦河沖M3.5、種子島近海M5.2、択捉島近海でM5.1、諏訪之瀬島の爆発、千葉県北東部でM3.8と続いています。 浦河沖は今年はだいたい毎月発生していましたが、9〜10月にかけては特に目立つ地震は起きていませんでした。 種子島近海も2ヶ月ぶりの大きめの地震。琉球海溝沿いの地震に関しては1地点のみでなく、奄美大島近海、沖縄本島近海、宮古島近海、西表島付近などの地震も比較的活発です。 今年は2/6に震度7を観測した「台湾花蓮地震」がありましたが、台湾に近い西表島付近では翌月の3月には群発地震とも思えるM3〜M4クラスの規模の連続地震が起きていました。 諏訪之瀬島も東日本大震災以降は火山性地震が増え、2013年あたりからは活動が激化しています。 また沖縄本島近海では、9月にM5.1〜M5.8が頻発していました。 ときどき「東日本大震災以降、日本列島では地震や火山の活動期に入った」という話しを耳にしますが、4つのプレートがぶつかり合う地殻構造の真上に位置することを考えると、環太平洋火山帯という地球規模の活動が活発化した結果として日本列島の地殻活動も影響下に入ったと考えるのが自然なのかもしれません。

【北海道】胆振地方中東部での震度4・M4.7(2018/11/14)

2018/11/14の19時07分頃、北海道・胆振地方中東部で震度4の地震がありましたが、この震源では2018年9月の北海道胆振東部地震以降、長らく余震と思われる地震が続いています。 今回は震度3以上を記載しましたが、震度2以下を含めるとかなりの回数になります。 またここ数日は北海道南西部・根室地方中部でも、ぞれぞれ震度2の地震が起きています。 胆振地方中東部以外で最近目立った地震は、10月下旬から国後島付近で連続発生していたものが該当します。特に11/5は04:26に震度4・M6.2という規模の地震が起きています。 北海道では今後、根室沖を中心とした千島海溝沿いでM8.8以上の「超巨大地震」発生確率が40%とされています。 政府の地震調査研究推進本部によるものですが、40%と言えども「切迫している可能性」という言う表現になっていますので、継続した警戒が必要と言えるでしょう。

【北海道】国後島付近で連続する地震(2018/11/05)

2018年10月下旬から北海道の国後島付近で地震が連続して発生しています。特に11/5は04:26に震度4・M6.2という規模の地震が起きていますが、記録を見る限りここ10年でも珍しい規模のようです。 北海道では根室沖を中心とした千島海溝沿いで、今後M8.8以上の「超巨大地震」発生確率が40%とされています。これは昨年12月に政府の地震調査研究推進本部によって確率が見直された結果で、40%と言えども「切迫している可能性」という言う表現になっています。 十勝沖〜択捉沖を震源とするこの規模の地震は平均340〜380年周期で発生し、直近では400年前に起きたと考えられているため、すでに発生時期に入っている可能性があります。 特に沿岸部に居住・滞在している際に発生した場合は、津波の被害に遭う可能性が高いため、避難場所や避難ルートは常に確認しておいたほうがいいでしょう。 参考サイト: 日経新聞:『北海道沖で超巨大地震の可能性、30年内の確率7~40% M9級、地震調査委が公表』 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24798710Z11C17A2MM0000/ 毎日新聞:『超巨大地震 北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ』 https://mainichi.jp/articles/20171220/ddm/041/040/178000c 朝日新聞:『北海道沖で超巨大地震「切迫している可能性」 地震本部』 https://www.asahi.com/articles/ASKDF7WGHKDFUBQU01X.html

【北海道】北海道胆振東部地震での震源域と断層(2018/9/6)

2018年9月6日早朝に北海道胆振地方で発生した地震の震源域と、近い断層帯である石狩低地東縁断層、そして千島海溝で想定される巨大地震の想定震源域をプロットしてみました(精度はザックリです)。 石狩低地東縁断層の南端と千島海溝の想定震源域はこうしてみると近い印象です。連動しないことを祈るばかりです。 ただ近年の大きな地震の発生状況を考えた場合、今朝の北海道の地震と今年6月に起きた大阪北部地震とでは、長期評価でも発生確率はほぼ「ゼロ%」でした。 2016年の熊本地震に関しても、それまでまったくと言っていいほど地震とは縁がなかった場所が震源となりました。 近年、南海トラフ巨大地震の発生予測においても「科学的に高確度な予測は困難」という結論が出たことからも判るように、予測だけには頼れません。 いつどこで起きても、命と住む場所が無事であればその後を乗り切れるように、日頃からの備えが重要です。起きてからでは遅いのです。