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【東日本】茨城でM5.3および千葉でM5.1の地震(2020/1/31〜2/1)
2020/02/01は茨城でM5.3および千葉でM5.1の地震がありました。最大震度はそれぞれ4と3です。
また2020/1/31〜2/1にかけて、岩手・福島・三重・北海道でもM1.9〜4.2の地震が発生しています。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。
【根室半島南東沖】
2020/02/01 17:21頃, 震度2, M4.2, 深さ50km, 北緯:43.0, 東経:145.9
【岩手県沿岸北部】
2020/02/01 07:36頃, 震度1, M2.9, 深さ110km, 北緯:40.4, 東経:141.6
【千葉県南部】
2020/02/01 03:07頃, 震度1, M3.2, 深さ90km, 北緯:35.3, 東経:139.9
【茨城県南部】
2020/02/01 02:07頃, 震度4, M5.3, 深さ70km, 北緯:36.0,...
【全国】釧路,茨城,千葉,周防灘,沖縄で相次ぐ地震。沖縄ではM5.4を観測(2020/01/29)
2020/01/29は、釧路,茨城,千葉,周防灘,沖縄で地震が相次ぎました。特に沖縄ではM5.4を観測しています。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。
【千葉県北東部】
2020/01/29 19:32頃, 震度1, M4.2, 深さ50km
【茨城県北部】
2020/01/29 17:45頃, 震度2, M3.6, 深さ10km
【沖縄本島北西沖】
2020/01/29 08:39頃, 震度2, M5.4, 深さ30km
【周防灘】
2020/01/29 07:00頃, 震度1, M3.1, 深さ20km
【釧路地方中南部】
2020/01/29 01:33頃, 震度2, M4.0, 深さ60km
千葉県北東部は2019/11/02以来の有感地震。11/02の地震はM2.5〜M4.2の幅で1日に3回発生していました。最大震度はいずれも1。今回も最大震度1となります。
茨城県北部は南部と並んで最近は有感地震が頻発しています。特に南部の地下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先端領域。ただ、茨城県は活断層が確認されていないにも関わらず最近有感地震が高頻度で発生しているため、継続的な警戒が必要です。
沖縄本島北西沖は地震の発生頻度はさほど高くなく、前回の有感地震は2019/08/27のM4.5。発生頻度は高くないものの、規模的にはM4以上が目立つ震源です。
釧路地方中南部も発生頻度はさほど高くない震源で、従来は数ヶ月に1度程度で発生していましたが、2020年に入った1月だけですでに3回めの有感地震。釧路沖は比較的頻度高めで地震が起きており、釧路沖を含めた千島海溝沿いでは今後30年内にM8以上の巨大地震の発生が懸念されている状況です。今回注目したのは周防灘における地震。有感地震の発生頻度としては、数年に1度程度から近年は年数回程度という震源ですが、それだけに揺れるのが珍しいとも言える震源です。前回は2019/11/03のM2.7。過去10年間で見ても、最大震度3を超える地震は発生していません。
このあたりは山口市および防府市にかけての沖から、大分県の国東半島北方の周防灘東部にかけて周防灘断層帯(周防灘断層群・宇部沖断層群)が存在しています。
この断層帯(断層群)の最新の活動時期は、およそ1万1千年前以後〜約1万年前以前と考えられており、平均活動間隔は5800〜7500年。将来の大規模地震の発生可能性としてはM7.6程度のものが今後30年内で見ると発生確率は2〜4%と低い見込みです。
ただ、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震の震源と考えられる断層帯でも、将来的な地震発生確率は0%に近いものであったにも関わらず、大きな被害を出す地震が起きています。
そして2016年の熊本地震においては過去120年程度の間、目立った大規模地震が無く、自治体としても「地震の無い安全地帯」という認識であったところに大きな被害を出す大地震が起きました。
いずれにせよ、現在の日本において大規模な地震に対して安全と言える地域はありません。そして、将来起きうる巨大地震の発生も、高確度で予測することは科学的にも困難であるという結論が出ています。
つまり、「今後、いつ・どこで・どの程度の規模の地震が発生するのか」ということを確立高めで予測することはできない、ということです。
であるからこそ、今から備えておくことに意味があります。「いつ起きるのか」を気にするのではなく、「起きたときに備えがあるか」がもっとも重要です。
「防災」よりも「備災」の意識を持つ人々が増えてこそ、いざその時が来た際に、備えを活用してその後の被害を減らす「減災」へつなげることができます。
何もない平時のうちに、備えておきましょう。備えて上で何も起きない、というのが理想的な状態ですから。【日向灘】
2020/01/29 22:52頃, 震度1, M3.8,...
【海外】トルコ東部でM6.7の地震、日本でも小規模な地震(2020/01/25)
2020/01/25、トルコ東部でM6.7の地震がありました。
震源はトルコ東部のエラズー県から40kmほど南の位置で、震源の深さは約10km。東アナトリア断層沿いとみられ、日本の震度階級に当てはめると最大震度5弱〜5強相当の地震に該当。
現地では22人が死亡・1000人を超える負傷者が発生しており、揺れの強かった地域では30以上の建物が倒壊している状況です。
またトルコ国内各地からは救助隊が被災地入りし、夜を徹して被災者の捜索と救出活動が続けられています。
トルコのエルドアン大統領はこの地震に関して自身のtwitterアカウントで
『市民の生命の安全を確保するために必要なすべての予防措置を講じる』
と発言しています。画像出典:トルコ報道「kamudanhaber.net」より
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「トルコ東部地震」と呼ばれ、規模はM7.1・このときの震源の深さは約20km。
死者は600人以上、負傷者は4000人以上となる大きな被害を出しました。
本震発生から1ヶ月の間に発生した余震は5000回を超え、一ヶ月後の2011/11にも同じトルコ東部で地震が起き、さらに死者37人という被害を出すことになりました。2020/01/25は、日本でも小規模な地震が発生しています。
【茨城県沖】
2020/01/25 20:01頃, 震度1, M4.3, 深さ30km
【熊本県阿蘇地方】
2020/01/25 19:04頃, 震度1, M2.1, 深さ10km
【千葉県東方沖】
2020/01/25 10:34頃, 震度2, M3.8, 深さ60km
日本のみならず、環太平洋火山帯を含む世界各国で地震や噴火などの地殻活動が活発になっています。
今月に入り、中米ホンジュラス沖のカリブ海でもM7.6の地震が起きており、また、プエルトリコでも規模の大きな地震が連続して発生しています。
日本でも今後30年内に複数の巨大地震の発生が予想されていることを考えると、「次はいつ・どこで起きるのか?」という観点での議論はもはや意味をなしません。
重要なことは「もし今、巨大地震が発生して命が助かったら、その後を乗り切るための備えと知識はあるか」という点に尽きます。
政府が毎年公開している「防災白書」がありますが、おおむね1割のかたがたが「災害に対して何も備えていない」という結果が出ています。
今後想定される首都直下型地震や南海トラフ巨大地震が現実化した場合、避難所にすら入れない人々が数千人・数万人単位で発生します。
何も備えずに「その日」を迎えてしまった場合、おそらく乗り切ることは難しいでしょう。
起きてしまった後は店頭から商品はすぐに無くなり、水や食料にすら不自由する状況に陥ります。
何もないときに、備えだけはしっかりとしておきましょう。
【東日本】宮城沖でM3.6、茨城県沖でM4.3の地震(2020/01/21)
2020/01/21は、宮城沖でM3.6(最大震度1)・茨城県沖でM4.3(最大震度4)の地震がありました。
それぞれ詳細は次のとおりです。
【宮城県沖】
2020/01/21 07:20頃, 震度1, M3.6, 深さ50km
【茨城県沖】
2020/01/21 19:18頃, 震度4, M4.3, 深さ50km
最大震度4を観測したのは茨城県の東海村。ご存知の通り、運転停止中の「東海第二原子力発電所」があり、今回の震源からは北西に約11kmの位置です。
東京電力によれば、この地震による当社の主要な電力設備への影響は確認されないとのこと。
気になる東海第二原発の状況としては、東京電力と茨城NHK WEBなどで確認できます。
■東京電力webサイトより
>1月21日午後7時18分頃、茨城県沖を震源とするマグニチュード4.3の地震が発生しました。
>現在のところ、この地震による当社の主要な電力設備への影響は確認されておりません。
■茨城 NEWS WEBより
>・茨城県東海村にある運転停止中の東海第二原子力発電所では、異常が起きたという連絡は入っていない
>・原発周辺で放射線量を測定しているモニタリングポストの値にも変化はない
政府の地震調査委員会から、今後30年以内に震度6弱以上の大地震の発生・遭遇確率を示す「全国地震動予測地図」が公開されています。
全国地震動予測地図「J-SHIS-Map」
今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率は、都道府県庁の所在地では
・千葉市:85%
・横浜市:82%
・水戸市:81%
となり、いずれも首都圏に集中して高い確率となっています。
茨城においては水戸市が81%という予測値です。今回は影響が無い・確認できないとは言え、東海第二原発は中央構造線にも近接しており、今後30年内に想定される地震によっては影響を受ける可能性は否定できません。それは、全国各地の原発にも同じことが言えます。
東日本大震災における福島第一原発事故以降、日本においては原子力発電所に関する課題はとてもセンシティブな話題の1つとなってしまいました。
それまでは、かつてのソ連時代のチェルノブイリ原発事故や米国のスリーマイル島原発事故などは知識として知ってはいても、やはり遠い場所で起きた自分には関係のないもの、という意識の方が大半だったと思います。
しかし、それが日本でも起きてしまったことへのショックは計り知れません。
以降、太陽光発電などを中心とした再生可能エネルギーの普及が急務とされていますが、2019年の台風被害では各地のメガソーラー施設が壊滅的な被害を受け、また特に太陽光発電においては晴天時以外の発電効率の低さや家庭における「蓄電」の仕組みがほとんど整っていないという現状もあります。
現状、火力発電に頼っている日本の電力事情においては二酸化炭素排出に関する課題もあります。
原発は可能であれば早期にやめるべきという認識は、おそらく国民だけでなく政府も本音では同じことでしょう。
しかし国内における産業や経済活動への影響を考えると、国として早急に取り組めない状況もあるかと思います。
その点では、もはや国や政府には期待をせず、個人や家庭レベルで小さく太陽光発電に取り組むという方法があります。
まずは小型のソーラー発電グッズを利用して、スマホやモバイルバッテリーなどの充電からはじめてみてはいかがでしょうか。
編集部スタッフはすでに60w程度のソーラーチャージャーを活用して、主にスマホとモバイルバッテリーの充電を太陽光にしています。
レビュー記事も公開していますので、ぜひ参考にされてみてください。
本当にいざという時の初期段階においては、国にも自治体にも警察消防や自衛隊にも頼れない期間が必ず生じます。
命さえ無事であれば、その厳しい期間を乗り切るのは、何もない平時のみずからの備えです。【熊本県熊本地方】
2020/01/21 13:55頃, 震度1, M2.6, ごく浅い, 北緯:32.5, 東経:130.7
【近畿以東】紀伊水道、茨城、岩手、佐渡付近で小規模な地震(2020/01/19)
2020/01/19は、紀伊水道・茨城・岩手・佐渡付近で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。
【佐渡付近】
2020/01/19 17:00頃, 震度1, M3.5, 深さ10km
【岩手県内陸南部】
2020/01/19 06:57頃, 震度1, M2.7, 深さ10km
【茨城県北部】
2020/01/19 07:41頃, 震度1, M3.1, 深さ10km
【紀伊水道】
2020/01/19 03:51頃, 震度1, M3.1, 深さ10km
紀伊水道あたりは南海トラフ巨大地震の想定震源域内ですが、比較的静穏な震源です。
過去数年では紀伊水道を震源とする有感地震として目立ったものでも、
2019/03/13 13:48頃, M5.2, 最大震度4
2018/11/02 16:54頃, M5.4, 最大震度4
程度。今回はM3.1, 最大震度1ですので小規模なものです。
岩手県内陸南部は有感地震の発生頻度はさほど高くない震源で、今回のM2.7は近年発生した有感地震の中でもかなり小さな規模です。
過去10年で見ても最大震度4を超える揺れを観測するような地震も起きていませんが、2016年の熊本地震のように、それまで100年以上も大きな地震が無かった場所でいきなり起きる場合がありますので、完全に安心しきるべきではないでしょう。
佐渡付近の地震も今回は小規模なものですが、遡ると
2012/02/08...
【東日本】茨城沖、福島沖、釧路沖でM3.7〜4.7の地震(2020/01/15)
2020/01/15は、茨城沖・福島沖・釧路沖でM3.7〜4.7の地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。
【釧路沖】
2020/01/15 20:31頃, 震度3, M4.7, 深さ90km
【福島県沖】
2020/01/15 19:50頃, 震度1, M3.7, 深さ40km
【茨城県沖】
2020/01/15 08:19頃, 震度2, M3.8, 深さ50km
福島県沖をはじめとした東北地方の太平洋側は、2011年の東日本大震災以降、活発な活動を続けています。また、茨城県沖や茨城県南部・北部は「中小規模地震の巣」とも言える状態です。
東日本大震災によって動いた領域は主に宮城から福島沖にかけての部分で、北は北海道・青森・岩手、南は茨城・千葉の沖には「割れ残り・動き残り」と考えられている部分があります。
特に南の茨城・千葉周辺では活発な地震活動が続いており、その中でも最近は茨城県南部あたりで起きる地震の規模がやや大きい印象があります。
地震情報には継続的に注目しつつ、何も無いときに備蓄などを進めておきましょう。釧路沖は2020年に入って2度めの有感地震。釧路沖はさほど活発ではないものの、2018年にはM5.8の地震が発生しています。
釧路沖における地震で、近年のM4.5以上のものを見てみましょう。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNkZGQlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjJGaWVsZCUyMCUyMzElMjIlM0UlRTklODclQTclRTglQjclQUYlRTYlQjIlOTYlRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUVNNC41JUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTNDJTJGdGglM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQyUyRnRoZWFkJTNFJTNDdGJvZHklM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAyMCUyRjAxJTJGMTUlMjAyMCUzQTMxJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjclM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOSUyRjExJTJGMjglMjAxNiUzQTQxJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOSUyRjA0JTJGMTUlMjAwNSUzQTI4JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOCUyRjA1JTJGMTglMjAwMyUzQTQyJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjA2JTJGMTAlMjAxNiUzQTMxJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjYlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNCUyRjEyJTJGMTklMjAxMyUzQTQ3JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjQlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNCUyRjExJTJGMTglMjAwNSUzQTUzJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjYlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMyUyRjAzJTJGMTAlMjAwNSUzQTExJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMyUyRjAxJTJGMTclMjAwOCUzQTMyJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjYlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMiUyRjAzJTJGMjUlMjAwNiUzQTU1JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjYlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0Ym9keSUzRSUzQyUyRnRhYmxlJTNFとなり、M4〜5クラスが定期的に発生しています。
釧路沖や根室沖の千島海溝沿いでは、今後30年内にM8クラスの巨大地震の発生が懸念されており、これまでの発生周期から考えた場合「いつ起きてもおかしくない」という状況になっています。
マグニチュードに関連してよく耳にすることで
「小規模な地震が連続すれば、その後に起きるかもしれない大震災規模の地震を引き起こすエネルギーが開放されて、巨大地震は起きにくくなるのではないか?」
という話題があります。
マグニチュードの値による地震の規模の違いですが、マグニチュードが「1」大きくなると、地震のエネルギーは「約30倍」も大きくなるという関係が判っています(厳密には31.6倍)。
例えば、M4.0を「1」としましょう。M5.0〜M7.0を考えると単純計算してJTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3Rib2R5JTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRU00LjAlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFMSUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFTTUuMCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTclQjQlODQzMCVFNSU4MCU4RCUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFTTYuMCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlRTclQjQlODQxMDAwJUU1JTgwJThEJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0VNNy4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSVFNyVCNCU4NDMxNjAwJUU1JTgwJThEJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQyUyRnRib2R5JTNFJTNDJTJGdGFibGUlM0U=となり、M7.0の地震のエネルギーをM4.0の地震で開放しようとしたら、乱暴に言ってM4.0の地震が約31,600回以上起きる必要がある計算になります。
地震が多く起きている場所だから今後想定される巨大地震は規模が軽減されるのではないか?とは考えず、個人レベルでも(可能な範囲ではありますが)備えておくことが必要です。
【関東】茨城県南部および茨城県沖で 連続した中規模な地震(2020/01/14)
2020/01/14の04:53頃、茨城県南部で最大震度4, M5.0の地震がありました。震源の深さは約50km。
その後も茨城県沖、次いで再び茨城県南部で地震が相次ぎました。それぞれを列挙すると次のとおりです。
2020/01/14 04:53頃, 茨城県南部, 震度4, M5.0, 深さ50km
2020/01/14 13:25頃, 茨城県沖, 震度3, M4.9, 深さ50km
2020/01/14 16:40頃, 茨城県南部, 震度1, M3.2, 深さ50km
茨城では2019/12あたりから中規模な有感地震がやや頻発している傾向にあり、特に12月上旬にはM3後半クラスの地震が度々発生しています。
1/11から地震が起きやすいとされる満月〜新月の期間に入り、環太平洋火山帯の範囲では1/12にフィリピンのタール火山が大規模噴火を起こしています。
今回の震源となった茨城県南部における2019/10以降の地震を見てみると次のようになります。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNkZGQlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjJGaWVsZCUyMCUyMzElMjIlM0UlRTglOEMlQTglRTUlOUYlOEUlRTclOUMlOEMlRTUlOEQlOTclRTklODMlQTglRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIyMDE5JTJGMTAlRTQlQkIlQTUlRTklOTklOEQlRTMlODElQUUlRTUlOUMlQjAlRTklOUMlODclM0MlMkZ0aCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDJTJGdGhlYWQlM0UlM0N0Ym9keSUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDIwJTJGMDElMkYxNCUyMDE2JTNBNDAlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuMiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYxJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDIwJTJGMDElMkYxNCUyMDA0JTNBNTMlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTUuMCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDIwJTJGMDElMkYwOCUyMDA0JTNBMjIlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuOSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDIwJTJGMDElMkYwNCUyMDEzJTNBMzUlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuMSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTIlMkYwNCUyMDE4JTNBMTMlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTQuMCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYzJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTIlMkYwMyUyMDEwJTNBMTglRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTQuNyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTY0JTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTIlMkYwMiUyMDIwJTNBMTQlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuMiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYxJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYyOSUyMDEwJTNBMTklRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYxJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYyMiUyMDA1JTNBMjMlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTQuNSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYzJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYxOCUyMDE4JTNBMzQlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYxNSUyMDA5JTNBMzklRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNiUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYwNSUyMDA3JTNBMjglRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYxJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYwMyUyMDIzJTNBNTUlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuOSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTElMkYwMiUyMDIyJTNBNDMlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYxJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTAlMkYxOSUyMDIxJTNBMTAlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTAlMkYxNiUyMDAxJTNBMTAlRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuMCUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYxJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQ3RyJTNFJTNDdGQlM0UyMDE5JTJGMTAlMkYwMSUyMDE4JTNBMDclRTklQTAlODMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwTTMuNSUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjAlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJTNDJTJGdGQlM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQyUyRnRib2R5JTNFJTNDJTJGdGFibGUlM0U=茨城県南部は北部とともに地震の多いエリアで、南部で発生する地震は震源の深さが50〜60kmのものが多いのです。
この茨城県南部の地表下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。太平洋プレートがフィリピン海プレートと北米プレートの下に沈み込み、フィリピン海プレートが北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる複雑な構造となっています。
地震の多い茨城県内においては、意外なことに「確実に活断層である」とされるものはこれまでに知られていません。
日本有数の大断層である「棚倉断層」は存在していますが、これは活断層ではないのです。
(棚倉断層:茨城県常陸太田市と福島県棚倉町の間を北北西から南南東方向へ通る約60キロメートルの横ずれ断層)
棚倉断層は棚倉西縁断層と棚倉東縁断層から構成されていて、その中間に破砕帯があります。これらを含めて「棚倉構造線」も呼ばれ、従来は東北日本と西南日本の境界線と考えられてきました。
(別途、東北日本と西南日本の境界線は利根川構造線であるという見解もあります)
また茨城県の北部の陸から沖合にかけては、棚倉構造線と同様の走向を持つ長さの短い断層が多数分布しています。
東日本大震災以降、これらの断層に次々と正断層型の地震が生じて破損等の被害が発生しているという状況もありますので、今後も長期的な警戒と備えが必要です。
もとより茨城県内は「中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。
昨年後半から茨城県での地震活動の活発化を感じさせるような動きがありますが、同様の活動例はこれまで全国各地で見られます。
こうした動きが次の巨大地震などの前兆かどうかは、現代科学の力では残念ながら確度の高い予測としては判断できない現実があります。
昨年末の茨城県と栃木県での地震に関して、一部のメディアが首都直下型地震の前兆の可能性的な報じ方をしたこともありますが、必要以上に不安に感じる必要はありません。
「正しく恐れ、備える」
ということが重要で、これは日常の生活の一部として取り入れておく要素でもあります。
首都直下型地震や南海トラフ巨大地震がいつ起きるのか、という点を気にするよりも、次の大きな自然災害が起きた時に、命さえ無事ならその後を乗り切っていくための備えがあるかどうかが重要です。【青森県東方沖】
2020/01/14 22:19頃, 震度1, M3.2, 深さ80km
【紀伊水道】
2020/01/14 01:58頃, 震度1, M3.0,...
【全国】北海道・東北・関東・九州・沖縄など全国で相次ぐ地震(2020/1/7〜1/8)
2020/1/7〜1/8にかけて、北海道・東北・関東・九州・沖縄など全国で小〜中規模の有感地震が相次ぎました。
それぞれ最新からの発生順一覧となります。
【福島県沖】
2020/01/08 11:58頃, 震度2, M4.7, 深さ30km
【北海道東方沖】
2020/01/08 09:02頃, 震度1, M4.3, 深さ40km
【熊本県熊本地方】
2020/01/08 08:56頃, 震度1, M2.5, 深さ10km
【茨城県南部】
2020/01/08 04:22頃, 震度2, M3.9, 深さ60km
【栃木県北部】
2020/01/08 00:32頃, 震度2, M2.7, 深さ10km
【宮城県北部】
2020/01/07 17:18頃, 震度1, M3.4,...
【全国】奄美・四国・伊勢湾・茨城などで相次ぐ地震(2020/01/05〜01/06)
2020/01/05〜01/06にかけて、トカラ列島近海・四国沖・伊勢湾・茨城県北部・奄美大島北東沖などで、小〜中規模な地震が相次ぎました。
震源としては、琉球海溝・南海トラフ・中央構造線沿いでの発生となります。
それぞれ、時系列で発生順に列挙すると次の通り。
【トカラ列島近海】
2020/01/05 18:43頃, 震度1, M2.2, 深さ10km
【四国沖】
2020/01/05 21:26頃, 震度1, M4.8, 深さ10km
【伊勢湾】
2020/01/06 02:05頃, 震度2, M3.0, 深さ20km
【茨城県北部】
2020/01/06 04:20頃, 震度2, M3.4, 深さ10km
【奄美大島北東沖】
2020/01/06 09:21頃, 震度2, M5.0, 深さ30km
2020/01/06 09:53頃, 震度2, M4.8,...
【全国】宮城・茨城・熊本・硫黄島近海などで地震(2020/01/04〜01/05)
2020/01/04〜01/05の12:00にかけて、宮城県沖・茨城県南部・熊本県天草・芦北地方・硫黄島近海などで地震がありました。
それぞれ時系列で次の通りです。
【熊本県天草・芦北地方】
2020/01/04 03:28頃, 震度1, M1.7, 深さ10km
【宮城県沖】
2020/01/04 07:50頃, 震度1, M3.6, 深さ40km
【茨城県南部】
2020/01/04 13:35頃, 震度2, M3.1, 深さ50km
【宮城県沖】
2020/01/05 06:15頃, 震度1, M3.4, 深さ50km
【硫黄島近海】
2020/01/05 11:11頃, 震度1, M5.7, 深さ130km
今回注目した地震は、硫黄島近海のM5.7と茨城県南部のM3.1。画像出典:Wikipedia硫黄島(いおうとう)は東京都小笠原村に属する火山島で、ご存知の通り太平洋戦争時の激戦地として知られています。
このあたりの震源としては、2019/09/16に発生したM5.4の地震からおよそ4ヶ月ぶりとなります。
今回は震源の深さは130kmと深めですが、その時どきで深さは異なり、10km程度の場合やさらにごく浅い場合もあります。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjIlRTclQTElQUIlRTklQkIlODQlRTUlQjMlQjYlRTglQkYlOTElRTYlQjUlQjclRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTIyJTNFJUU3JUExJUFCJUU5JUJCJTg0JUU1JUIzJUI2JUU4JUJGJTkxJUU2JUI1JUI3JUUzJTgxJUFCJUUzJTgxJThBJUUzJTgxJTkxJUUzJTgyJThCJUU4JUJGJTkxJUU1JUI5JUI0JUUzJTgxJUFFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiVFNCVCQiVBNSVFNCVCOCU4QSUzQyUyRnRoJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0aGVhZCUzRSUzQ3Rib2R5JTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTYlMkYwOCUyRjA1JTIwMDElM0EyNCVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4zJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTUlMkYxMSUyRjIwJTIwMTQlM0EzMSVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTUlMkYwOCUyRjI5JTIwMDAlM0EzMSVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS44JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTQlMkYwNiUyRjI5JTIwMTQlM0E1NiVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4yJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTQlMkYwNSUyRjAzJTIwMTklM0E1NyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS45JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTIlMkYwNSUyRjAxJTIwMTQlM0EzMyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS40JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTAlMkYxMSUyRjA4JTIwMDQlM0EyNyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDJTJGdGJvZHklM0UlM0MlMkZ0YWJsZSUzRQ==伊豆・小笠原・マリアナ島弧は、伊豆半島・伊豆大島〜ミクロネシア連邦のヤップ島にかけて、実に2800km以上にも及び、島弧としては世界的に見ても大規模なものです。
太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へ潜る「沈み込み帯」に伴うもので、火山活動も活発で火山島が多く存在します。この島弧に沿った海溝で発生する地震は、中〜大規模のものが多い傾向にあります。
硫黄島近海においては、2000/03/28の20:00頃に大きなスラブ内地震「硫黄島近海地震」が発生、最大震度は3だったもののマグニチュードは7.9を観測しました。
このときの震源の深さは約128kmであり、震源から遠く離れた日本海溝沿いでも震度1〜2の揺れを感じる顕著な異常震域を観測しています。茨城県南部も地震の多いエリアで、南部で発生する地震は震源の深さが50〜60kmのものが多い状況となっています。
この茨城県南部の地表下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。
太平洋プレートがフィリピン海プレートと北米プレートの下に沈み込み、フィリピン海プレートが北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる複雑な構造となっています。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjIlRTglOEMlQTglRTUlOUYlOEUlRTclOUMlOEMlRTUlOEQlOTclRTklODMlQTglRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTY1JUU1JUJDJUIxJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTIyJTNFJUU4JThDJUE4JUU1JTlGJThFJUU3JTlDJThDJUU1JThEJTk3JUU5JTgzJUE4JUUzJTgxJUFCJUUzJTgxJThBJUUzJTgxJTkxJUUzJTgyJThCJUU4JUJGJTkxJUU1JUI5JUI0JUUzJTgxJUFFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NSVFNSVCQyVCMSVFNCVCQiVBNSVFNCVCOCU4QSUzQyUyRnRoJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0aGVhZCUzRSUzQ3Rib2R5JTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTYlMkYwNSUyRjE2JTIwMjElM0EyMyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTQlMkYwOSUyRjE2JTIwMTIlM0EyOCVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS42JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTMlMkYxMSUyRjEwJTIwMDclM0EzNyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTElMkYwNyUyRjE1JTIwMjElM0EwMSVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTElMkYwNCUyRjAyJTIwMTYlM0E1NiVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTElMkYwMyUyRjI0JTIwMDglM0E1NiVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNC45JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDJTJGdGJvZHklM0UlM0MlMkZ0YWJsZSUzRQ==地震の多い茨城県内においては、意外なことに「確実に活断層である」とされるものはこれまでに知られていません。
日本有数の大断層である「棚倉断層」は存在していますが、これは活断層ではないのです。
(棚倉断層:茨城県常陸太田市と福島県棚倉町の間を北北西から南南東方向へ通る約60キロメートルの横ずれ断層)
棚倉断層は棚倉西縁断層と棚倉東縁断層から構成されていて、その中間に破砕帯があります。これらを含めて「棚倉構造線」も呼ばれ、従来は東北日本と西南日本の境界線と考えられてきました。
(別途、東北日本と西南日本の境界線は利根川構造線であるという見解もあります)
また茨城県の北部の陸から沖合にかけては、棚倉構造線と同様の走向を持つ長さの短い断層が多数分布しています。
東日本大震災以降、これらの断層に次々と正断層型の地震が生じて破損等の被害が発生しているという状況もありますので、今後も長期的な警戒と備えが必要です。
もとより茨城県内は「中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。