トップ 2分で読む ニューギニア付近でM7.7の大地震、沖縄沖・トカラ近海・茨城沖・千葉沖でも小規模(2022/09/11)

ニューギニア付近でM7.7の大地震、沖縄沖・トカラ近海・茨城沖・千葉沖でも小規模(2022/09/11)

2022/09/11はニューギニア付近でM7.7の大地震、沖縄沖・トカラ近海・茨城沖・千葉沖でも小規模。ちょうど月と地球間の潮汐力が最大となる満月期、地震が起きやすいと言われるタイミングですが昨日はトカラ列島近海で連続、この日はニューギニア付近でM7.7という大規模地震が発生しました。

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2022/09/11:ニューギニア付近でM7.7の大地震、沖縄沖・トカラ近海・茨城沖・千葉沖でも小規模

2022/09/11はニューギニア付近でM7.7の大地震、沖縄沖・トカラ近海・茨城沖・千葉沖でも小規模な地震。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/09/11 20:46頃沖縄本島近海2M3.9約20km26.3, 127.6
2022/09/11 15:49頃茨城県沖1M3.7約40km36.6, 141.0
2022/09/11 15:42頃千葉県東方沖1M3.1約30km35.8, 141.0
2022/09/11 09:51頃トカラ列島近海1M2.8ごく浅い29.8, 129.5
2022/09/11 08:47頃ニューギニア付近--M7.7約90km-6.4, 146.5

ちょうど月と地球の間の潮汐力が最大となる満月期、地震が起きやすいと言われるタイミングですが昨日はトカラ列島近海で連続、この日は南半球のニューギニア付近でM7.7という大規模地震が発生しました。

 

ニューギニア付近では年に数回または1〜2年に1回程度、M7以上の大地震が発生しており、近年では2016/12/17にM7.9の巨大地震が発生しています。

 

日本を含む環太平洋火山帯としてはパプアニューギニアなどの南西太平洋地域やフィリピン・インドネシアなどの東南アジアもつながっており、さらに西側を見れば南米や北米の太平洋側、アラスカなども環太平洋火山帯に含まれます。

この地球上で発生する地震の約90%が環太平洋火山帯で発生、活火山の75%もこの範囲に点在しており、環太平洋火山帯の成因はプレート・テクトニクス理論における岩盤間の相互作用によるものと考えられています。

 

「赤道を超え日本から遠く離れた地域での地震だから日本には無関係だろう」というわけではありません。周囲が約4万kmという途方もなく大きな「蹄鉄状」の環太平洋火山帯ですが、1つの巨大な地殻下活動体とも言え、日本における地震や火山活動にも影響が考えられます。

 

同じ環太平洋火山帯に属する国としての日本でも改めて大きな地震が発生する可能性がゼロでは無いため、今後の情報には注意してください。

 

ただ環太平洋火山帯の南側であるパプアニューギニアを含むこのあたり(フィリピン〜インドネシア〜パプアニューギニア〜フィジー諸島など)は、基本的にM7以上の大きな地震が頻発する「大地震の巣」とも呼べる領域でもあり、M7規模の地震は珍しくないのも事実です。

 

過度に不安を感じる必要はありませんが、備えだけはしておきましょう。備えた上で何も起きないことが、現状は最善とも言えます。

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