トップ 2分で読む 沖縄近海でM5.1、福岡沖でM4.2、岩手沖でM4.2、長野南部でも小規模(2023/02/17)

沖縄近海でM5.1、福岡沖でM4.2、岩手沖でM4.2、長野南部でも小規模(2023/02/17)

2023/02/17は沖縄近海でM5.1、福岡沖でM4.2、岩手沖でM4.2、長野南部でも小規模な地震が発生。注目は沖縄本島近海。沖縄周辺で発生する地震は少ないイメージがありますが1600年代からの巨大地震の記録がいくつも文献に残されており、近現代になってもM4〜5クラスの地震は比較的頻度高めで発生してきています。

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2023/02/17:沖縄近海でM5.1、福岡沖でM4.2、岩手沖でM4.2、長野南部でも小規模

2023/02/17は沖縄近海でM5.1、福岡沖でM4.2、岩手沖でM4.2、長野南部でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/02/17 19:38頃福岡県北西沖3M4.3約10km34.1, 130.4
2023/02/17 12:59頃岩手県沖2M4.2約20km40.1, 142.5
2023/02/17 10:46頃沖縄本島近海2M5.1約10km26.5, 128.8
2023/02/17 06:18頃長野県南部1M2.6約20km35.5, 138.0

注目は沖縄本島近海。沖縄周辺で発生する地震は少ないイメージがありますが、実はそうではありません。歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないものの、1600年代からの巨大地震の記録がいくつも文献に残されており、近現代になってもM4〜5クラスの地震は比較的頻度高めで発生してきています。

 

過去、沖縄で最も大きな被害を及ぼしたと考えられるのは1771年(明和8年)に「八重山地震」と名付けられた、推定マグニチュード7.4〜8.7の巨大地震で石垣島近海で発生。この地震が引き起こした「明和の大津波」と呼ばれる津波によって、先島諸島が大きな被害を受けました。

沖縄県では2011年の東日本大震災を受けて、2013年に「津波浸水想定図」を公表。県内に被害を及ぼす最大級の津波が起きた場合、県面積の10%が浸水する試算。

 

2022年3月25日には、政府の地震調査委員会が沖縄を含む南西諸島周辺で今後30年以内にM8以上の巨大地震が発生する確率を改め、「90%以上」との再評価を公表しています。

 

もはや「いつ巨大地震が起きるのか?」を意識するのではなく、「起きた直後にいかに迅速に避難して命を守る準備をしておくか」が重要になってきました。日本には地震に対する「安全地帯」は無いという認識で備えを日常の中に組み込んでおきましょう。

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