「コンビーフの缶詰」。店頭では見かけるけど好んでは買わない、という方も多いのではないでしょうか。長期保存の利く肉類として便利で美味しい素材です。
合わせる素材としてはキャベツなどがポピュラーですが、野菜だけでなくジャガイモ等の炭水化物との相性も良いので今回は備蓄品としても便利な「乾燥マッシュポテト・フレーク」と、スイートコーンの缶詰を使ったポテトサラダを作ってみます。
いずれも長期保存のできる備蓄品として適した食品ですが、基本は材料を混ぜるだけ。簡単に作れるので平時であれば晩酌時のビールやワインのお供にもバッチリな一品となりますよ。
特にクッカーは必要ありません。マッシュポテトを作るためのお湯を沸かす器と熱源となるバーナーがあればいいでしょう。
・カルビーポテト「じゃがマッシュ」(1袋)
・コンビーフ缶(半量)
・スイートコーン缶(半量)
・乾燥タマネギ(あれば適量・無くても可)
・10種ミックス(あれば適量・無くても可)
・マヨネーズ、黒胡椒、顆粒コンソメ(適量)
マッシュポテトは、ご存知の通り加熱したジャガイモをマッシャーで潰して牛乳・バター・塩コショウで味付けをしたもので、欧米ではとてもポピュラーなもの。ドイツ起源説とロシア起源説などがあります。グレービーソースをかけて食べたり、肉料理の添えものとしてもよく使われますね。
ジャガイモ自体は南米のアンデス山脈あたりの標高の高い地域が原産で、雨があまり降らない痩せた土地でも育つ植物です。特に欧州では主食として食べられていますが、南米から欧州に持ち込まれた当初は観賞用で、食用として多用しはじめたのはドイツでした。ソーセージ&ポテトとビールの相性の良さは誰もが認めるところでしょう。バターなどの油脂類を加えなければ、同じ炭水化物系のお米よりも低カロリーかつビタミンCとカリウムが豊富な食材なので、体重や高血圧が気になる方にもオススメ。
生のジャガイモからマッシュポテトを作るのはちょっと手間ですが、今はこうした便利な素材が手軽に購入できます。シンプルなものが欲しければ、ジャガイモを乾燥後にフレーク状にしただけのものもあります。いずれにせよお湯を加えるだけで主食にも副菜にも使えて長期間保存が効くので、備蓄食材や備災メシの素材としても最適です。
もともと肉料理と相性の良いマッシュポテトですから、コンビーフとの相性ももちろんバッチリ。アウトドア料理や山めしのレパートリーとしても十分活用できます。ふだんの食事に使う場合は、脂質オフのコンビーフを選びマヨネーズの代わりに酢を使えばカロリーも気になりません。