トップ 2分で読む 択捉島沖でM5.9、福島でM4.5、石川能登で連続、茨城沖でも小規模な地震(2023/09/29)

択捉島沖でM5.9、福島でM4.5、石川能登で連続、茨城沖でも小規模な地震(2023/09/29)

2023/09/29は択捉島沖でM5.9、福島でM4.5、石川能登で連続、茨城沖でも小規模な地震が発生。注目は択捉島南東沖。北海道沖を中心とする地震は発生間隔が340〜380年周期と考えられ、前回の発生からはすでに400年以上が経過。次がいつ起きてもおかしくないとされています。

102

2023/09/29:択捉島沖でM5.9、福島でM4.5、石川能登で連続、茨城沖でも小規模な地震

2023/09/29は択捉島沖でM5.9、福島でM4.5、石川能登で連続、茨城沖でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/09/29 17:26頃茨城県沖2M3.9約80km36.6, 140.8
2023/09/29 16:58頃福島県中通り3M4.5約110km36.9, 140.4
2023/09/29 02:40頃択捉島南東沖2M5.9約10km44.3, 148.8
2023/09/29 02:09頃石川県能登地方1M2.7約10km37.5, 137.2
2023/09/29 00:04頃石川県能登地方1M2.7約10km37.5, 137.2

注目は択捉島南東沖。内閣府は2021年12月、千島海溝と日本海溝沿いでM9クラスの巨大地震が起きた場合の被害想定を公表。それによると冬の深夜に発生した場合は、

 

・千島海溝沿いの地震では犠牲者数が10万人、全壊・焼失棟数が8万4千棟
・日本海溝沿いの地震では犠牲者数が19万9千人、全壊・焼失棟数が22万棟

 

となりました。

 

また2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高いと推定されました(発生確率最大40%)。

今後、北海道沖の千島海溝・日本海溝で発生する地震では、北海道〜岩手県にかけて巨大な津波が来襲する恐れがあります。万がいち実際に発生した場合、岩手県宮古市や北海道えりも町では2011年の東日本大震災を上回る高さの津波の発生が想定されています。

 

北海道で過去に発生した巨大地震に関する記録は歴史上の古文書などの文献や資料があまり残っていませんが、地中に存在している津波による堆積物や火山の噴火による堆積物による調査の結果、過去約6500年間で発生した超巨大地震はおよそ18回、もっとも新しい活動時期は17世紀前半。
発生間隔は約340〜380年周期となっていますが前回の発生からはすでに400年以上が経過、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。また、備災・防災用品の準備と使い方の確認や備蓄用の水・食料などの確保は何もない平時におこなっておきましょう。いざ大きな地震が起きた後では必要な物資を十分に確保できなくなります。

いま備えておくべき「備災アイテム」をamazonで見る!

このサイトや記事が気に入ったらシェアしましょう!