2019/06/17:茨城県北部で最大震度4・M5.2の地震
2019/06/17は茨城県北部で最大震度4・M5.2の地震がありました。
前日6/16にはニュージーランド付近でM7.2の大地震があったばかりです。
茨城以外でも、長野県南部で最大震度3・M3.4、北海道東方沖でも最大震度は小さいもののM4.3が発生し、M2〜M3クラスも九州から東北まで複数発生しています。
6/17はちょうど満月、昔から満月や新月の時期に地震が起きるとは言い伝えられてきましたが、2016年に東京大学の研究チームによって大潮の時期=満月時に大地震の発生確率が上昇する(大きな潮汐応力が地震を誘発する)という研究結果が出ているようです。
大潮になる時期は月や太陽から地球が受ける重力の影響が大きくなる時期で、そこに地震誘発の因果関係があることを示す研究論文が地球科学に関する様々な観点をカバーする学術雑誌「Nature Geoscience」に掲載されました。
https://www.nature.com/articles/ngeo2796
6/17のニュージーランドでの地震で見ると、満月は6/17・新月は6/3でした。
過去の例を少々見てみると、
2011/03/11の東日本大震災(M9.0)においては、満月は3/19・新月は3/2。
2016/04/16の熊本地震(M7.3)では、満月は4/22・新月は4/7。
2004/12/26のスマトラ島沖地震(M9.1〜9.3)では、満月は12/27・新月は12/12。
など、他の地震も含めてこれまでに起きた複数の巨大地震は新月と満月の間あたりに起きている、と見ることもできます。
満月と新月はそれぞれ毎月1回、2つセットでは半月に1回あるので、偶然と言う向きもあるでしょう。
ただ大学の研究においても因果関係が言及されていることを考えると、無視もできません。
毎月の新月〜満月の間の時期は、少しだけ警戒感を高くしてみてはいかがでしょうか。
来月7月は、7/3〜7/17が新月〜満月の期間となります。