トップ 2分で読む 【関東】茨城県南部および茨城県沖で 連続した中規模な地震(2020/01/14)

【関東】茨城県南部および茨城県沖で 連続した中規模な地震(2020/01/14)

2020/01/14の04:53頃、茨城県南部で最大震度4, M5.0の地震がありました。震源の深さは50km。その後、1/14中に同じ茨城県南部と茨城県沖で地震が相次ぎました。茨城では2019/12あたりから中規模な有感地震がやや頻発傾向にあります。

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2020/01/14:茨城県南部および茨城県沖で連続した中規模な地震

2020/01/14の04:53頃、茨城県南部で最大震度4, M5.0の地震がありました。震源の深さは約50km。

その後も茨城県沖、次いで再び茨城県南部で地震が相次ぎました。それぞれを列挙すると次のとおりです。

2020/01/14 04:53頃, 茨城県南部, 震度4, M5.0, 深さ50km
2020/01/14 13:25頃, 茨城県沖,  震度3, M4.9, 深さ50km
2020/01/14 16:40頃, 茨城県南部, 震度1, M3.2, 深さ50km

茨城では2019/12あたりから中規模な有感地震がやや頻発している傾向にあり、特に12月上旬にはM3後半クラスの地震が度々発生しています。

1/11から地震が起きやすいとされる満月〜新月の期間に入り、環太平洋火山帯の範囲では1/12にフィリピンのタール火山が大規模噴火を起こしています。

今回の震源となった茨城県南部における2019/10以降の地震を見てみると次のようになります。

茨城県南部における2019/10以降の地震
2020/01/14 16:40頃 M3.2 最大震度1
2020/01/14 04:53頃 M5.0 最大震度4
2020/01/08 04:22頃 M3.9 最大震度2
2020/01/04 13:35頃 M3.1 最大震度2
2019/12/04 18:13頃 M4.0 最大震度3
2019/12/03 10:18頃 M4.7 最大震度4
2019/12/02 20:14頃 M3.2 最大震度1
2019/11/29 10:19頃 M3.4 最大震度1
2019/11/22 05:23頃 M4.5 最大震度3
2019/11/18 18:34頃 M3.4 最大震度2
2019/11/15 09:39頃 M3.6 最大震度2
2019/11/05 07:28頃 M3.4 最大震度1
2019/11/03 23:55頃 M3.9 最大震度2
2019/11/02 22:43頃 M3.4 最大震度1
2019/10/19 21:10頃 M3.7 最大震度2
2019/10/16 01:10頃 M3.0 最大震度1
2019/10/01 18:07頃 M3.5 最大震度2

茨城県南部は北部とともに地震の多いエリアで、南部で発生する地震は震源の深さが50〜60kmのものが多いのです。

この茨城県南部の地表下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。

太平洋プレートがフィリピン海プレートと北米プレートの下に沈み込み、フィリピン海プレートが北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる複雑な構造となっています。

地震の多い茨城県内においては、意外なことに「確実に活断層である」とされるものはこれまでに知られていません
日本有数の大断層である「棚倉断層」は存在していますが、これは活断層ではないのです。
(棚倉断層:茨城県常陸太田市と福島県棚倉町の間を北北西から南南東方向へ通る約60キロメートルの横ずれ断層)

棚倉断層は棚倉西縁断層と棚倉東縁断層から構成されていて、その中間に破砕帯があります。これらを含めて「棚倉構造線」も呼ばれ、従来は東北日本と西南日本の境界線と考えられてきました。
(別途、東北日本と西南日本の境界線は利根川構造線であるという見解もあります)

また茨城県の北部の陸から沖合にかけては、棚倉構造線と同様の走向を持つ長さの短い断層が多数分布しています。
東日本大震災以降、これらの断層に次々と正断層型の地震が生じて破損等の被害が発生しているという状況もありますので、今後も長期的な警戒と備えが必要です。

もとより茨城県内は「中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。

昨年後半から茨城県での地震活動の活発化を感じさせるような動きがありますが、同様の活動例はこれまで全国各地で見られます。
こうした動きが次の巨大地震などの前兆かどうかは、現代科学の力では残念ながら確度の高い予測としては判断できない現実があります。
昨年末の茨城県と栃木県での地震に関して、一部のメディアが首都直下型地震の前兆の可能性的な報じ方をしたこともありますが、必要以上に不安に感じる必要はありません。

「正しく恐れ、備える」

ということが重要で、これは日常の生活の一部として取り入れておく要素でもあります。
首都直下型地震や南海トラフ巨大地震がいつ起きるのか、という点を気にするよりも、次の大きな自然災害が起きた時に、命さえ無事ならその後を乗り切っていくための備えがあるかどうかが重要です。

この日、他に発生した有感地震(記事執筆時まで)

【青森県東方沖】
2020/01/14 22:19頃, 震度1, M3.2, 深さ80km

【紀伊水道】
2020/01/14 01:58頃, 震度1, M3.0, 深さ10km

【トカラ列島近海】
2020/01/14 01:14頃, 震度2, M2.6, ごく浅い

【トカラ列島近海】
2020/01/14 01:09頃, 震度1, M2.3, ごく浅い

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