トップ 2分で読む 【全国】福島沖でM4.5、トカラ列島でM2.1・M3.0の地震(2020/01/24)

【全国】福島沖でM4.5、トカラ列島でM2.1・M3.0の地震(2020/01/24)

2020/01/24は福島沖でM4.5、トカラ列島でM2.1・M3.0の地震。最大震度はそれぞれ1と小規模、震源の深さは10km以下と浅め。福島県沖を含む東北地方の太平洋側では東日本大震災以降は比較的活発な地震活動が継続中。またトカラ列島近海では2019/11あたりからM2〜3クラスの地震の発生頻度が高まっている印象。

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2020/01/24:福島沖でM4.5、トカラ列島でM2.1・M3.0の地震

2020/01/24は、福島沖でM4.5、トカラ列島でM2.1・M3.0の地震がありました。最大震度はそれぞれ1と小規模ですが、震源の深さは10km以下と浅めです。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。

【福島県沖】
2020/01/24 12:44頃, 震度1, M4.5, ごく浅い

【トカラ列島近海】
2020/01/24 09:33頃, 震度1, M1.8, 深さ10km
2020/01/24 09:31頃, 震度1, M2.1, 深さ10km

福島県沖を含む東北地方の太平洋側では、東日本大震災以降は比較的活発な地震活動が続いています。
福島県沖における最大震度5強を超える地震は2013年より後では起きていませんが、最大震度5弱までの地震は2019年8月にも起きています。

東北地方の巨大地震としてすぐに思い起こされる東日本大震災は、北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。

その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高い予測されています。
(当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています)

福島県沖における過去3ヶ月内の地震を見ると、次のようになります。

福島県沖における過去3ヶ月内の地震
2020/01/24 12:44頃 M4.5 最大震度1
2020/01/22 19:38頃 M4.1 最大震度2
2020/01/15 19:50頃 M3.7 最大震度1
2020/01/08 11:58頃 M4.7 最大震度2
2019/12/28 21:24頃 M4.1 最大震度1
2019/12/18 00:16頃 M3.8 最大震度1
2019/12/13 07:27頃 M4.3 最大震度1
2019/12/11 18:39頃 M5.2 最大震度3
2019/12/08 07:14頃 M3.8 最大震度1
2019/12/07 12:34頃 M4.7 最大震度3
2019/11/18 20:06頃 M3.3 最大震度1
2019/11/03 14:02頃 M5.1 最大震度3

トカラ列島近海では2019/11あたりからM2〜3クラスの地震の発生頻度が高まっている印象があります。規模の大きな有感地震はさほどありませんが、2016年には最大震度4を観測する地震が3度ほど起きています。

同様に、トカラ列島近海における過去3ヶ月内の地震を見てみましょう。

トカラ列島近海における過去3ヶ月内の地震
2020/01/24 09:33頃 M1.8 最大震度1
2020/01/24 09:31頃 M2.1 最大震度1
2020/01/17 07:11頃 M3.0 最大震度3
2020/01/14 01:14頃 M2.6 最大震度2
2020/01/14 01:09頃 M2.3 最大震度1
2020/01/11 01:00頃 M2.4 最大震度2
2020/01/11 00:59頃 M2.7 最大震度2
2020/01/05 18:43頃 M2.2 最大震度1
2019/12/28 05:31頃 M2.1 最大震度1
2019/12/25 04:50頃 M1.8 最大震度1
2019/12/18 18:16頃 M3.2 最大震度1
2019/12/18 16:26頃 M2.9 最大震度1
2019/11/13 07:47頃 M2.7 最大震度2
2019/11/06 20:11頃 M2.5 最大震度3
2019/11/06 20:10頃 M2.4 最大震度2
2019/11/04 04:09頃 M3.1 最大震度1
2019/11/03 13:19頃 M2.6 最大震度1

結構な頻度で発生しています。

東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震は当分発生しないと考えられています。
しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。

一般的に各ご家庭で防災用品として備えられているものは水・食料・懐中電灯などがポピュラーですが、過去の大震災と同程度の地震が起きた際に大きな問題となるのが衛生環境の悪化、特にトイレ問題です。

水・食料を消費すれば、当然ながら「出る」ことになります。
水食料と同じレベルで必要になるのは簡易トイレ。

何もない平時にこそ、簡易トイレを実際に使ったシミュレーションをおこなっておきましょう。
いざそのときになって初めて簡易トイレを持ち出すよりも、予め使い方を把握しておくことが重要です。

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