トップ 2分で読む 【全国】北海道,茨城,八丈島,長野,和歌山,沖縄で相次ぐ小規模な有感地震(2020/3/14〜3/15)

【全国】北海道,茨城,八丈島,長野,和歌山,沖縄で相次ぐ小規模な有感地震(2020/3/14〜3/15)

2020/3/14〜3/15にかけて北海道,茨城,八丈島,長野,和歌山,沖縄で小規模な有感地震が相次ぎました。複数の地震が集中傾向にあったのは長野と沖縄周辺。最近は全国的に有感地震の発生頻度が上がっている印象がありますので、備蓄や防災用品は必ず用意してください。

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2020/3/14〜3/15:北海道,茨城,八丈島,長野,和歌山,沖縄で相次ぐ小規模な有感地震

2020/3/14〜3/15にかけて北海道,茨城,八丈島,長野,和歌山,沖縄で小規模な有感地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【沖縄本島近海】
2020/03/15 19:59頃, 震度1, M3.3, 深さ60km, 北緯:26.3, 東経:127.3

【茨城県南部】
2020/03/15 19:09頃, 震度2, M3.6, 深さ60km, 北緯:36.2, 東経:140.1

【沖縄本島北西沖】
2020/03/15 14:16頃, 震度1, M4.2, 深さ90km, 北緯:26.5, 東経:126.6

【長野県中部】
2020/03/15 11:59頃, 震度3, M3.6, 深さ10km, 北緯:36.1, 東経:138.4

【長野県中部】
2020/03/15 09:53頃, 震度2, M3.0, 深さ10km, 北緯:36.1, 東経:138.4

【沖縄本島近海】
2020/03/15 07:20頃, 震度1, M3.0, 深さ40km, 北緯:27.2, 東経:128.9

【日高地方東部】
2020/03/14 20:05頃, 震度1, M3.8, 深さ60km, 北緯:42.3, 東経:143.0

【和歌山県北部】
2020/03/14 17:45頃, 震度2, M2.8, 深さ10km, 北緯:34.2, 東経:135.2

【八丈島近海】
2020/03/14 13:34頃, 震度1, M3.7, 深さ20km, 北緯:33.2, 東経:139.6

 

特に複数の地震が集中傾向にあったのは長野と沖縄周辺。地球と月の引力関係による潮汐力が高まる新月〜満月の期間に入っている関係もあるのか、3/13には石川でのM5.5・最大震度5強を始めとした全国各地での有感地震に、3/14には海外・ニュージーランドでM6.3の地震も発生しています。

 

また、今後30年内の発生が予測されている巨大地震として、

 

① 千島海溝沿いの北海道沖で起こる地震
② 東北〜関東の日本海溝沿いで起きるM7〜8の地震
③ 首都直下型地震
④ 南海トラフ巨大地震

 

という4つもの地震が挙げられます。

日本と周辺海域では毎日「数百回」の地震が起きる

画像出典:Hi-net自動処理震源マップ

日本列島は、4枚のプレートがぶつかり合う場所に存在します。プレート自体は地球上に16枚あるとされ、そのうちの1/4の境界が日本の下に集中していることになります。
また、世界で起きる地震の約10〜15%が日本周辺で発生しており、M6以上に限れば20%が日本で発生

 

人体で感じる有感地震は年に1,100回以上発生し、人体で感じないものまで含めれば1日に数百回起きています。
日本列島は太平洋の周囲を取り巻く火山帯である「環太平洋火山帯」に含まれますが、この環太平洋火山帯に沿って、ほぼ毎日大きな地震は発生しています。発生した場所がたまたま日本で地震の規模が大きかった場合に、大きな被害が発生することになります。

地震でだけではない、自然災害大国・日本

画像出典:Wikipedia:平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害

日本で生活する上では、大地震だけを考えるわけにはいきません。

 

・台風被害
・豪雨災害
・火山噴火

 

などの自然災害も多く、近年は特に台風や大雨による土砂災害なども頻発するようになってきました。併せて、各地での火山活動も活発化する傾向にあるため、地震災害と同様に備えていく必要がます。

 

ネット上でもよく「○月○日までにどこそこで大地震が起きる」という噂話しが流れることがありますが、科学的にはそのような詳細な期日を限定した予測はほぼ不可能です。そのような話しに一喜一憂せず、日頃からの備えが何よりも重要です。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう重要なことは震災級の地震を含めた大規模災害が「いつ起きるのか」ではなく「起きたときに対応できるだけの備えがあるかどうか」です。

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