2020/6/22〜6/24:北海道, 神奈川, 長野, 岐阜, 沖縄で小規模な地震が発生
2020/6/22〜6/24にかけて、北海道, 神奈川, 長野, 岐阜, 沖縄で小規模な地震が発生しました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
【神奈川県東部】
2020/06/24 06:49頃, 震度1, M2.4, 深さ30km, 北緯:35.5, 東経:139.7
【岐阜県飛騨地方】
2020/06/24 05:26頃, 震度2, M3.2, 深さ10km, 北緯:36.0, 東経:137.5
【根室半島南東沖】
2020/06/23 05:14頃, 震度1, M3.1, 深さ100km, 北緯:43.4, 東経:145.9
【与那国島近海】
2020/06/22 22:29頃, 震度2, M4.3, 深さ50km, 北緯:24.5, 東経:123.0
【長野県中部】
2020/06/22 11:49頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:36.4, 東経:138.0
有感地震としては6/22〜6/24の3日間にかけての記録ですので、日本国内においては概ね静穏な状態と見ていいでしょう。
しかし「環太平洋火山帯」の範囲で見た場合はここ数日でメキシコとニュージーランドでM7を超える巨大地震が発生しています。
■直近で環太平洋火山帯で発生した巨大地震
【メキシコ、オアハカ州沿岸】
2020/06/24 00:29頃, M7.7, 深さ26km
【ニュージーランド付近】
2020/06/18 21:50頃, M7.4, 深さ10km
メキシコは太平洋を挟んだ向こう側・ニュージーランドも赤道を越えた遥か彼方のため、日本とは直接関係ないのでは?と感じるかもしれませんが、環太平洋火山帯(別名:別名環太平洋造山帯)には世界の活火山の約6割があり、広義の環太平洋火山帯では世界の8割近くの火山を擁する領域です。
環太平洋火山帯は太平洋を取り囲むようにプレートどうしが衝突している場所で、海洋プレートの沈み込みが発生して海溝を形成しています。地震や火山活動の主な原因がこのプレートの沈み込みによるもので、日本もメキシコもニュージーランドもプレートで接続されていることになります。
そして地球上で発生する地震の約90%・活火山の75%が、この環太平洋火山帯で発生しています。
特にニュージーランドで大規模な地震が発生すると、前後して日本列島周辺でも比較的大きな地震が発生するような状況が過去ありました。
この状況について科学的に証明することは難しいため、何らかの関連があるように考えられる期間において「あくまで発生事例」としてはそのような地震があった、と捉えておくと良いでしょう。
そして環太平洋火山帯で大地震が発生した際には「遠い国の地震だから日本には関係ない」と否定するのではなく「日本でも近い将来に大きな地震が来るかもしれない」という考え方で、備えをするキッカケとして活用してみてください。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ