トップ２分で読む【全国】千葉東方沖, 青森津軽南部, 熊本県天草芦北で小規模な地震（2020/08/20）

【全国】千葉東方沖, 青森津軽南部, 熊本県天草芦北で小規模な地震（2020/08/20）

2020/08/20は千葉東方沖, 青森津軽南部, 熊本県天草芦北で小規模な地震がありました。今回の有感地震のうち、最大は千葉県東方沖を震源とするM4.1・最大震度2の地震です。この震源域では、比較的中規模な地震の発生頻度も高めです。

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2020/08/20：千葉東方沖, 青森津軽南部, 熊本県天草芦北で小規模な地震

2020/08/20は千葉東方沖, 青森津軽南部, 熊本県天草芦北で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです（最新順）

発生日時	震源	震度	規模	深さ	北緯, 東経
2020/08/20 09:28頃	千葉県東方沖	2	M4.1	約10km	35.7, 141.0
2020/08/20 08:18頃	青森県津軽南部	1	M2.4	約10km	40.6, 140.5
2020/08/20 06:22頃	熊本県天草・芦北地方	2	M2.0	約10km	32.3, 130.5

この3件の有感地震のうち、最大は千葉県東方沖を震源とするM4.1・最大震度2の地震です。
この震源域では、比較的中規模な地震の発生頻度も高めです。

【千葉県東方沖を震源とする近年の震度5弱以上】

発生日時	最大震度	マグニチュード	深さ	北緯, 東経
2020/06/25 04:47頃	5弱	6.1	約40km	35.6, 141.1
2018/07/07 20:23頃	5弱	6.0	約70km	35.2, 140.6
2012/03/14 21:05頃	5強	6.1	約10km	35.8, 141.1
2011/04/21 22:37頃	5弱	6.0	約70km	35.6, 140.9
2011/04/12 08:08頃	5弱	6.3	約30km	35.4, 141.0
2011/03/16 12:52頃	5弱	6.0	約10km	35.8, 141.0

東日本大震災のちょうど1年後あたり、M6.1・最大震度5強の地震が発生していることが判ります。

千葉県の房総沖は北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの３つが接する場所があり、それぞれのプレートは動き続けています。
そして近年、房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底にそれぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されたというニュースがありました。

日本経済新聞電子版

房総沖に大活断層、M9の地震起こす可能性

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG25023_W2A320C1CR0000/

房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、これまで存在が知られていなかった長大な2つの活断層が存在するとの調査結果を、広島大や名古屋大、海洋研究開発機構などの研究グループが26日まで

これら２つが同時かつ断層全体が動いた場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。
ただ、この巨大断層に関する続報的な情報が今のところ見当たらないため、今後新たな情報の登場が待たれます。

我々一般市民としては、いつ大きな地震が起きても命さえ無事なら発災後の生活に対応するための備えを進めておくのみです。過去の震災や大規模地震を振り返ると、発災後はすぐに店頭に物資を買い求める人びとの行列ができました。しかし初動をやり過ごし日頃から備えてある場合はそうした行列に加わる必要は無く、被害が軽微であれば生活をいかに早く平常モードに戻していくかが課題になります。

大規模災害時代の今「地域の防災力」が問われていますが、同時に「備えている人びと」を日頃からネットワークしておき、イザというときにはお互いに足りない物資を融通したり情報交換し合えるようなコミュニティづくりも重要でしょう。