トップ 2分で読む 【全国】長野、北海道、トカラ列島近海で小規模な地震(2020/8/21〜8/22)

【全国】長野、北海道、トカラ列島近海で小規模な地震(2020/8/21〜8/22)

2020/8/21〜8/22にかけて、長野・北海道・トカラ列島近海で小規模な地震がありました。この範囲における揺れが大きかったのは長野県北部の最大震度3、規模が大きかったのは釧路沖のM4.5となります。

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2020/8/21〜8/22:長野、北海道、トカラ列島近海で小規模な地震

2020/8/21〜8/22にかけて、長野・北海道・トカラ列島近海で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2020/08/22 02:32頃長野県北部3M4.1約10km37.0, 138.5
2020/08/22 00:15頃トカラ列島近海1M1.9約10km29.3, 129.2
2020/08/21 18:14頃長野県中部1M2.0ごく浅い36.2, 137.8
2020/08/21 04:51頃釧路沖2M4.5約50km42.7, 145.4

この範囲における揺れが大きかったのは長野県北部の最大震度3、規模が大きかったのは釧路沖のM4.5となります。
長野周辺では2020年4月あたりから特に岐阜との県境で地震が頻発していましたが、ここしばらくは静穏な状況となっています。

今回注目したのは釧路沖のM4.5。2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の釧路や根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。

 

北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。

 

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。

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