2021/06/26:石川能登でM4.0、土佐湾・熊本でも小規模な地震発生
2021/06/26は石川県能登地方でM4.0、土佐湾・熊本県熊本地方でも小規模な地震が発生しました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
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2021/06/26 23:23頃 | 熊本県熊本地方 | 2 | M3.0 | ごく浅い | 32.8, 130.7 |
2021/06/26 22:49頃 | 土佐湾 | 1 | M3.6 | 約30km | 33.5, 133.7 |
2021/06/26 01:24頃 | 石川県能登地方 | 3 | M4.0 | 約10km | 37.5, 137.3 |
2021/06/26 00:49頃 | 熊本県熊本地方 | 3 | M3.9 | 約10km | 32.5, 130.6 |
注目は石川県能登地方でのM4.0・最大震度3。このあたりは邑知潟断層帯を含めた複数の断層がありますが、体に感じる大きさの地震は多くありません。歴史的資料で知られている主な被害地震は、金沢市〜加賀市付近にかけての地域や能登半島、それら地域の日本海沖合で発生しています。
これまでに起きた大きな地震としては注目すべきは、
1799年の「金沢地震」がM6.0、最大震度6
2007年の「平成19年能登半島地震」がM6.9、最大震度6強
あたりとなります。特に「平成19年能登半島地震」に関しては、その後の最大余震は13年後の2020/03/13に輪島市で震度5強・M5.5のものが発生しています。
能登半島の日本海に面した震源で付近には北陸電力の志賀原発があります(1号機は停止中、2号機は安全審査会合を開き、周辺断層に関する議論中)。
志賀原発に関しては、原子力規制委員会の有識者調査団が2016年に敷地内断層を調査し、1号機の原子炉直下を通る断層について「(過去に)活動したと解釈する」という結果が出ています。また2号機に関しても複数の断層に関する活動性の有無が議論されており、北陸電力は原発近傍(半径5キロ以内)の断層のうち、4本は活動性を否定できないと説明しています。
日本国内における原子力発電所のうち複数が中央構造線の直上に建設されているなどの状況はあり、東日本大震災における原発事故などを鑑みると脱原発という流れは今後選択すべき大きな要素の1つではあります。日本で脱原発が実現した場合、私たち一般庶民もおそらく大幅な電気料金アップを受け入れざるを得ない状況になる可能性が見込まれますが、現実問題としてそれはまだかなり先のことになるのではないでしょうか。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ