トップ 2分で読む 【岩手】岩手県沖および三陸沖でM4クラスの地震(2019/09/04)

【岩手】岩手県沖および三陸沖でM4クラスの地震(2019/09/04)

2019/09/04は、岩手県沖でM4.0(最大震度2)・三陸沖でM4.4(同1)の地震がありました。最大震度は小さめですが、地震の規模としては中規模に近いものでした。岩手県沖を震源とする地震は東日本大震災以降は比較的活発で、最大震度4以上を観測する地震も頻発する震源域です。

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2019/09/04:岩手県沖および三陸沖でM4クラスの地震

2019/09/04は、岩手県沖でM4.0(最大震度2)・三陸沖でM4.4(同1)の地震がありました。
最大震度は小さめですが、地震の規模としては中規模に近いものでした。

2019年9月の満月〜新月の期間は9/14〜9/29。一般的に満月〜新月の時期は地震が起きやすいとされ、また秋のこの時期は台風シーズンでもあります。台風と地震の因果関係に関しては近年研究が進んでいることもあり、台風と併せて9月中旬から月末までは特に大きな地震に注意が必要です。

岩手県沖を震源とする地震は東日本大震災以降は比較的活発で、最大震度4以上を観測する地震も頻発する震源域です。
最大震度5弱以上の大きな地震は東日本大震災当日を含めてこれまで複数回発生しており、同震災のほぼ1年後にはM6.4、2014年にM5.9、2015年にもM5.7が発生。いずれも最大震度5弱を観測。

「三陸沖」の範囲で括ると、過去の震度4以上の地震においてもマグニチュード的には大きなものが多い印象で、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内にM7〜8クラスの地震が発生する可能性が高いと予測されています。

東日本大震災以降、東北〜関東の日本海溝沿いでは依然として活発な地殻活動が継続中です。
しかしデータを見ると、「地震の空白域」とみられる領域がいくつか存在します。東北〜関東であれば仙台や鹿島の陸に近い沖合、房総半島の南東沖など。

特に東日本大震災の震源域では「割れ残り」と言われる領域が存在しており、そうした部分が今後のプレートの動きによって改めて破壊される可能性は十分あります。

東日本大震災は「1000年に1度の大震災」と言われましたが、それはM9クラスの規模という意味での「1000年に1度」です。
たしかにM9クラスは当分発生しないと考えられていますが、M7〜8に関しては比較的高い発生確率となっています。

地震が多く起きている場所だから今後想定される巨大地震は規模が軽減されるのではないか?とは考えず、個人レベルでも(可能な範囲ではありますが)備えておくことが必要です。

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