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【海外】トルコ東部でM6.7の地震、日本でも小規模な地震(2020/01/25)

2020/01/25、トルコ東部でM6.7の地震がありました。 震源はトルコ東部のエラズー県から40kmほど南の位置で、震源の深さは約10km。東アナトリア断層沿いとみられ、日本の震度階級に当てはめると最大震度5弱〜5強相当の地震に該当。 現地では22人が死亡・1000人を超える負傷者が発生しており、揺れの強かった地域では30以上の建物が倒壊している状況です。 またトルコ国内各地からは救助隊が被災地入りし、夜を徹して被災者の捜索と救出活動が続けられています。 トルコのエルドアン大統領はこの地震に関して自身のtwitterアカウントで 『市民の生命の安全を確保するために必要なすべての予防措置を講じる』 と発言しています。画像出典:トルコ報道「kamudanhaber.net」より JTNDYmxvY2txdW90ZSUyMGNsYXNzJTNEJTIydHdpdHRlci10d2VldCUyMiUzRSUzQ3AlMjBsYW5nJTNEJTIydHIlMjIlMjBkaXIlM0QlMjJsdHIlMjIlM0UlM0NhJTIwaHJlZiUzRCUyMmh0dHBzJTNBJTJGJTJGdHdpdHRlci5jb20lMkZoYXNodGFnJTJGRWxheiUyNUM0JTI1QjElMjVDNCUyNTlGJTNGc3JjJTNEaGFzaCUyNmFtcCUzQnJlZl9zcmMlM0R0d3NyYyUyNTVFdGZ3JTIyJTNFJTIzRWxheiVDNCVCMSVDNCU5RiUzQyUyRmElM0UlRTIlODAlOTlkYSUyMG1leWRhbmElMjBnZWxlbiUyMHZlJTIwcGVrJTIwJUMzJUE3b2slMjBpbGltaXpkZSUyMGhpc3NlZGlsZW4lMjBkZXByZW1pbiUyMGVuJTIwYXolMjBrYXklQzQlQjFwbGElMjBhdGxhdCVDNCVCMWxtYXMlQzQlQjElMjB2ZSUyMHZhdGFuZGElQzUlOUZsYXIlQzQlQjFtJUM0JUIxeiVDNCVCMW4lMjBjYW4lMjBnJUMzJUJDdmVubGklQzQlOUZpbmluJTIwc2ElQzQlOUZsYW5tYXMlQzQlQjElMjBpJUMzJUE3aW4lMjBpbGdpbGklMjBrdXJ1bWxhciVDNCVCMW0lQzQlQjF6JTIwZ2VyZWtsaSUyMHQlQzMlQkNtJTIwdGVkYmlybGVyaSUyMGFsbWFrdGFkJUM0JUIxci4lMjAlQzMlODdldnJlJTIwdmUlMjAlQzUlOUVlaGlyY2lsaWslMkMlMjAlQzQlQjAlQzMlQTdpJUM1JTlGbGVyaSUyMHZlJTIwU2ElQzQlOUZsJUM0JUIxayUyMEJha2FubGFyJUM0JUIxbSVDNCVCMXolQzQlQjElMjBiJUMzJUI2bGdleWUlMjBnJUMzJUI2bmRlcmRpay4lM0MlMkZwJTNFJTI2bWRhc2glM0IlMjBSZWNlcCUyMFRheXlpcCUyMEVyZG8lQzQlOUZhbiUyMCUyOCU0MFJURXJkb2dhbiUyOSUyMCUzQ2ElMjBocmVmJTNEJTIyaHR0cHMlM0ElMkYlMkZ0d2l0dGVyLmNvbSUyRlJURXJkb2dhbiUyRnN0YXR1cyUyRjEyMjA4MTk5Mjk2ODkxOTg1OTIlM0ZyZWZfc3JjJTNEdHdzcmMlMjU1RXRmdyUyMiUzRUphbnVhcnklMjAyNCUyQyUyMDIwMjAlM0MlMkZhJTNFJTNDJTJGYmxvY2txdW90ZSUzRSUyMCUzQ3NjcmlwdCUyMGFzeW5jJTIwc3JjJTNEJTIyaHR0cHMlM0ElMkYlMkZwbGF0Zm9ybS50d2l0dGVyLmNvbSUyRndpZGdldHMuanMlMjIlMjBjaGFyc2V0JTNEJTIydXRmLTglMjIlM0UlM0MlMkZzY3JpcHQlM0U=トルコ東部では2011/10にも大きな地震が起きています。 「トルコ東部地震」と呼ばれ、規模はM7.1・このときの震源の深さは約20km。 死者は600人以上、負傷者は4000人以上となる大きな被害を出しました。 本震発生から1ヶ月の間に発生した余震は5000回を超え、一ヶ月後の2011/11にも同じトルコ東部で地震が起き、さらに死者37人という被害を出すことになりました。2020/01/25は、日本でも小規模な地震が発生しています。 【茨城県沖】 2020/01/25 20:01頃, 震度1, M4.3, 深さ30km 【熊本県阿蘇地方】 2020/01/25 19:04頃, 震度1, M2.1, 深さ10km 【千葉県東方沖】 2020/01/25 10:34頃, 震度2, M3.8, 深さ60km 日本のみならず、環太平洋火山帯を含む世界各国で地震や噴火などの地殻活動が活発になっています。 今月に入り、中米ホンジュラス沖のカリブ海でもM7.6の地震が起きており、また、プエルトリコでも規模の大きな地震が連続して発生しています。 日本でも今後30年内に複数の巨大地震の発生が予想されていることを考えると、「次はいつ・どこで起きるのか?」という観点での議論はもはや意味をなしません。 重要なことは「もし今、巨大地震が発生して命が助かったら、その後を乗り切るための備えと知識はあるか」という点に尽きます。 政府が毎年公開している「防災白書」がありますが、おおむね1割のかたがたが「災害に対して何も備えていない」という結果が出ています。 今後想定される首都直下型地震や南海トラフ巨大地震が現実化した場合、避難所にすら入れない人々が数千人・数万人単位で発生します。 何も備えずに「その日」を迎えてしまった場合、おそらく乗り切ることは難しいでしょう。 起きてしまった後は店頭から商品はすぐに無くなり、水や食料にすら不自由する状況に陥ります。 何もないときに、備えだけはしっかりとしておきましょう。

【東日本】宮城沖でM3.6、茨城県沖でM4.3の地震(2020/01/21)

2020/01/21は、宮城沖でM3.6(最大震度1)・茨城県沖でM4.3(最大震度4)の地震がありました。 それぞれ詳細は次のとおりです。 【宮城県沖】 2020/01/21 07:20頃, 震度1, M3.6, 深さ50km 【茨城県沖】 2020/01/21 19:18頃, 震度4, M4.3, 深さ50km 最大震度4を観測したのは茨城県の東海村。ご存知の通り、運転停止中の「東海第二原子力発電所」があり、今回の震源からは北西に約11kmの位置です。 東京電力によれば、この地震による当社の主要な電力設備への影響は確認されないとのこと。 気になる東海第二原発の状況としては、東京電力と茨城NHK WEBなどで確認できます。 ■東京電力webサイトより >1月21日午後7時18分頃、茨城県沖を震源とするマグニチュード4.3の地震が発生しました。 >現在のところ、この地震による当社の主要な電力設備への影響は確認されておりません。 ■茨城 NEWS WEBより >・茨城県東海村にある運転停止中の東海第二原子力発電所では、異常が起きたという連絡は入っていない >・原発周辺で放射線量を測定しているモニタリングポストの値にも変化はない   政府の地震調査委員会から、今後30年以内に震度6弱以上の大地震の発生・遭遇確率を示す「全国地震動予測地図」が公開されています。 全国地震動予測地図「J-SHIS-Map」 今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率は、都道府県庁の所在地では ・千葉市:85% ・横浜市:82% ・水戸市:81% となり、いずれも首都圏に集中して高い確率となっています。 茨城においては水戸市が81%という予測値です。今回は影響が無い・確認できないとは言え、東海第二原発は中央構造線にも近接しており、今後30年内に想定される地震によっては影響を受ける可能性は否定できません。それは、全国各地の原発にも同じことが言えます。 東日本大震災における福島第一原発事故以降、日本においては原子力発電所に関する課題はとてもセンシティブな話題の1つとなってしまいました。 それまでは、かつてのソ連時代のチェルノブイリ原発事故や米国のスリーマイル島原発事故などは知識として知ってはいても、やはり遠い場所で起きた自分には関係のないもの、という意識の方が大半だったと思います。 しかし、それが日本でも起きてしまったことへのショックは計り知れません。 以降、太陽光発電などを中心とした再生可能エネルギーの普及が急務とされていますが、2019年の台風被害では各地のメガソーラー施設が壊滅的な被害を受け、また特に太陽光発電においては晴天時以外の発電効率の低さや家庭における「蓄電」の仕組みがほとんど整っていないという現状もあります。 現状、火力発電に頼っている日本の電力事情においては二酸化炭素排出に関する課題もあります。 原発は可能であれば早期にやめるべきという認識は、おそらく国民だけでなく政府も本音では同じことでしょう。 しかし国内における産業や経済活動への影響を考えると、国として早急に取り組めない状況もあるかと思います。 その点では、もはや国や政府には期待をせず、個人や家庭レベルで小さく太陽光発電に取り組むという方法があります。 まずは小型のソーラー発電グッズを利用して、スマホやモバイルバッテリーなどの充電からはじめてみてはいかがでしょうか。 編集部スタッフはすでに60w程度のソーラーチャージャーを活用して、主にスマホとモバイルバッテリーの充電を太陽光にしています。 レビュー記事も公開していますので、ぜひ参考にされてみてください。 本当にいざという時の初期段階においては、国にも自治体にも警察消防や自衛隊にも頼れない期間が必ず生じます。 命さえ無事であれば、その厳しい期間を乗り切るのは、何もない平時のみずからの備えです。【熊本県熊本地方】 2020/01/21 13:55頃, 震度1, M2.6, ごく浅い, 北緯:32.5, 東経:130.7

【全国】宮城、和歌山、熊本、トカラ列島などで相次ぐ小規模地震(2020/01/17)

2021/04/09〜2021/04/10にかけてのトカラ列島近海での群発地震に関する情報はこちら https://itoito.style/article/8865ITOITO-STYLE公式SNSはこちら。 twiter https://twitter.com/ITOITO_STYLE facebook https://www.facebook.com/ITOITO.STYLE instagram https://www.instagram.com/itoito_style/阪神淡路大震災から四半世紀、25年めとなった2020/01/17は、宮城・和歌山・熊本・トカラ列島などでM2.7〜M3.3程度の小規模な地震が相次ぎました。 それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。 【宮城県沖】 2020/01/17 12:50頃, 震度1, M2.8, 深さ50km 【トカラ列島近海】 2020/01/17 07:11頃, 震度3, M3.0, ごく浅い 【和歌山県南部】 2020/01/17 02:39頃, 震度2, M3.3, 深さ30km 【天草灘】 2020/01/17 02:16頃, 震度1, M2.7, 深さ10km 宮城沖には東日本大震災以降、福島沖や岩手沖などの周辺領域と併せて活発な動きが続いている震源があります。 天草灘を含む熊本県内の震源域は、2016年の熊本地震以降かなり活発な動きを見せています。ほぼ中央構造線沿いとなります。 トカラ列島近海はも地震多発域ではありますが、近年でもっとも活発だったのは2016年あたり。ただ、有感地震としては過去10年においては最大震度4まで。 気になるのは和歌山県南部で、南海トラフ巨大地震の震源域内となります。 ちょうど、南海トラフの海底におけるプレート境界がゆっくり動く「スロースリップ」が実際に初観測されたというニュースがあったばかりですが、その領域と重なる可能性のある震源です。和歌山県南部における近年の地震で最大震度3以上のものをチェックしてみると次のようになります。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlMjBzdHlsZSUzRCUyMmJhY2tncm91bmQtY29sb3IlM0ElMjNkZGQlM0IlMjIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjJGaWVsZCUyMCUyMzElMjIlM0UlRTUlOTIlOEMlRTYlQUQlOEMlRTUlQjElQjElRTclOUMlOEMlRTUlOEQlOTclRTklODMlQTglRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYzJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJUUzJTgxJUFFJUU1JTlDJUIwJUU5JTlDJTg3JTNDJTJGdGglM0UlM0MlMkZ0ciUzRSUzQyUyRnRoZWFkJTNFJTNDdGJvZHklM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxOCUyRjEyJTJGMDMlMjAxNyUzQTA4JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNyUyRjA0JTJGMTMlMjAwMiUzQTE1JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME0zLjglM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxNiUyRjExJTJGMTklMjAxMSUzQTQ4JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME01LjQlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMSUyRjA3JTJGMDQlMjAxMSUzQTA3JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMSUyRjAyJTJGMjElMjAxNSUzQTQ2JUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjklM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NCUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0N0ciUzRSUzQ3RkJTNFMjAxMCUyRjExJTJGMjklMjAxNSUzQTUyJUU5JUEwJTgzJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyME00LjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQ3RkJTNFJTIwJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0Ym9keSUzRSUzQyUyRnRhYmxlJTNF意外と少ないですね。 もっとも大きかったものでも 2016/11/19 11:48頃, 震度4, M5.4, 深さ60km というもの。 このときの地震は、四国から東海地方にかけて広い範囲で揺れが観測されました。 また「南海トラフ巨大地震」の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが政府も認め公開している実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。 直近500年間で見てみると、南海トラフ沿いでの大きな地震は約100年間隔で発生しており、一番最近は1946/12/21に発生したM8クラスの「昭和南海地震」。 また、昭和南海地震の2年前には「昭和東南海地震」が発生しており、これはM7.9・最大震度6を記録しています。 南海トラフ沿いでは以前より、九州東部〜四国中西部〜近畿地方でプレートのスロースリップによる地殻変動が起きており、南海トラフのプレート境界で発生している地震は東海〜九州までの広範囲に渡ります。 重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。

【全国】東西および南日本で相次ぐ小規模な有感地震(2020/01/09〜01/11)

2020/01/09〜01/11にかけて、関東・関西・九州および沖縄周辺で小規模な有感地震が相次ぎました。 発生の新しい順にリストアップすると次のようになります。 【千葉県東方沖】 2020/01/11 21:11頃, 震度1, M3.7, 深さ30km 【熊本県熊本地方】 2020/01/11 20:53頃, 震度1, M2.1, 深さ10km 【長野県北部】 2020/01/11 16:34頃, 震度1, M2.3, 深さ10km 【種子島近海】 2020/01/11 15:25頃, 震度1, M2.3, ごく浅い 【トカラ列島近海】 2020/01/11 00:59頃, 震度2, M2.7, 深さ10km 2020/01/11 01:00頃, 震度2, M2.4,...

【全国】北海道・東北・関東・九州・沖縄など全国で相次ぐ地震(2020/1/7〜1/8)

2020/1/7〜1/8にかけて、北海道・東北・関東・九州・沖縄など全国で小〜中規模の有感地震が相次ぎました。 それぞれ最新からの発生順一覧となります。 【福島県沖】 2020/01/08 11:58頃, 震度2, M4.7, 深さ30km 【北海道東方沖】 2020/01/08 09:02頃, 震度1, M4.3, 深さ40km 【熊本県熊本地方】 2020/01/08 08:56頃, 震度1, M2.5, 深さ10km 【茨城県南部】 2020/01/08 04:22頃, 震度2, M3.9, 深さ60km 【栃木県北部】 2020/01/08 00:32頃, 震度2, M2.7, 深さ10km 【宮城県北部】 2020/01/07 17:18頃, 震度1, M3.4,...

【全国】宮城・茨城・熊本・硫黄島近海などで地震(2020/01/04〜01/05)

2020/01/04〜01/05の12:00にかけて、宮城県沖・茨城県南部・熊本県天草・芦北地方・硫黄島近海などで地震がありました。 それぞれ時系列で次の通りです。 【熊本県天草・芦北地方】 2020/01/04 03:28頃, 震度1, M1.7, 深さ10km 【宮城県沖】 2020/01/04 07:50頃, 震度1, M3.6, 深さ40km 【茨城県南部】 2020/01/04 13:35頃, 震度2, M3.1, 深さ50km 【宮城県沖】 2020/01/05 06:15頃, 震度1, M3.4, 深さ50km 【硫黄島近海】 2020/01/05 11:11頃, 震度1, M5.7, 深さ130km 今回注目した地震は、硫黄島近海のM5.7と茨城県南部のM3.1。画像出典:Wikipedia硫黄島(いおうとう)は東京都小笠原村に属する火山島で、ご存知の通り太平洋戦争時の激戦地として知られています。 このあたりの震源としては、2019/09/16に発生したM5.4の地震からおよそ4ヶ月ぶりとなります。 今回は震源の深さは130kmと深めですが、その時どきで深さは異なり、10km程度の場合やさらにごく浅い場合もあります。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjIlRTclQTElQUIlRTklQkIlODQlRTUlQjMlQjYlRTglQkYlOTElRTYlQjUlQjclRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTYyJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTIyJTNFJUU3JUExJUFCJUU5JUJCJTg0JUU1JUIzJUI2JUU4JUJGJTkxJUU2JUI1JUI3JUUzJTgxJUFCJUUzJTgxJThBJUUzJTgxJTkxJUUzJTgyJThCJUU4JUJGJTkxJUU1JUI5JUI0JUUzJTgxJUFFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2MiVFNCVCQiVBNSVFNCVCOCU4QSUzQyUyRnRoJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0aGVhZCUzRSUzQ3Rib2R5JTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTYlMkYwOCUyRjA1JTIwMDElM0EyNCVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4zJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTUlMkYxMSUyRjIwJTIwMTQlM0EzMSVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTUlMkYwOCUyRjI5JTIwMDAlM0EzMSVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS44JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTQlMkYwNiUyRjI5JTIwMTQlM0E1NiVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4yJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjMlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTQlMkYwNSUyRjAzJTIwMTklM0E1NyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS45JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTIlMkYwNSUyRjAxJTIwMTQlM0EzMyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS40JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTAlMkYxMSUyRjA4JTIwMDQlM0EyNyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNi4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjIlM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDJTJGdGJvZHklM0UlM0MlMkZ0YWJsZSUzRQ==伊豆・小笠原・マリアナ島弧は、伊豆半島・伊豆大島〜ミクロネシア連邦のヤップ島にかけて、実に2800km以上にも及び、島弧としては世界的に見ても大規模なものです。 太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へ潜る「沈み込み帯」に伴うもので、火山活動も活発で火山島が多く存在します。この島弧に沿った海溝で発生する地震は、中〜大規模のものが多い傾向にあります。 硫黄島近海においては、2000/03/28の20:00頃に大きなスラブ内地震「硫黄島近海地震」が発生、最大震度は3だったもののマグニチュードは7.9を観測しました。 このときの震源の深さは約128kmであり、震源から遠く離れた日本海溝沿いでも震度1〜2の揺れを感じる顕著な異常震域を観測しています。茨城県南部も地震の多いエリアで、南部で発生する地震は震源の深さが50〜60kmのものが多い状況となっています。 この茨城県南部の地表下50〜60kmあたりは、フィリピン海プレートが沈み込んだ先の先端部分にあたります。 太平洋プレートがフィリピン海プレートと北米プレートの下に沈み込み、フィリピン海プレートが北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる複雑な構造となっています。JTNDdGFibGUlMjBjbGFzcyUzRCUyMnRhYmxlJTIwdGFibGUtYm9yZGVyZWQlMjB0YWJsZS1ob3ZlciUyMHRhYmxlLWNvbmRlbnNlZCUyMiUzRSUzQ3RoZWFkJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0aCUyMGNvbHNwYW4lM0QlMjIzJTIyJTIwdGl0bGUlM0QlMjIlRTglOEMlQTglRTUlOUYlOEUlRTclOUMlOEMlRTUlOEQlOTclRTklODMlQTglRTMlODElQUIlRTMlODElOEElRTMlODElOTElRTMlODIlOEIlRTglQkYlOTElRTUlQjklQjQlRTMlODElQUUlRTYlOUMlODAlRTUlQTQlQTclRTklOUMlODclRTUlQkElQTY1JUU1JUJDJUIxJUU0JUJCJUE1JUU0JUI4JThBJTIyJTNFJUU4JThDJUE4JUU1JTlGJThFJUU3JTlDJThDJUU1JThEJTk3JUU5JTgzJUE4JUUzJTgxJUFCJUUzJTgxJThBJUUzJTgxJTkxJUUzJTgyJThCJUU4JUJGJTkxJUU1JUI5JUI0JUUzJTgxJUFFJUU2JTlDJTgwJUU1JUE0JUE3JUU5JTlDJTg3JUU1JUJBJUE2NSVFNSVCQyVCMSVFNCVCQiVBNSVFNCVCOCU4QSUzQyUyRnRoJTNFJTNDJTJGdHIlM0UlM0MlMkZ0aGVhZCUzRSUzQ3Rib2R5JTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTYlMkYwNSUyRjE2JTIwMjElM0EyMyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTQlMkYwOSUyRjE2JTIwMTIlM0EyOCVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS42JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTMlMkYxMSUyRjEwJTIwMDclM0EzNyVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTElMkYwNyUyRjE1JTIwMjElM0EwMSVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS41JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTElMkYwNCUyRjAyJTIwMTYlM0E1NiVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNS4wJTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDdHIlM0UlM0N0ZCUzRTIwMTElMkYwMyUyRjI0JTIwMDglM0E1NiVFOSVBMCU4MyUzQyUyRnRkJTNFJTNDdGQlM0UlMjBNNC45JTNDJTJGdGQlM0UlM0N0ZCUzRSUyMCVFNiU5QyU4MCVFNSVBNCVBNyVFOSU5QyU4NyVFNSVCQSVBNjUlRTUlQkMlQjElM0MlMkZ0ZCUzRSUzQyUyRnRyJTNFJTNDJTJGdGJvZHklM0UlM0MlMkZ0YWJsZSUzRQ==地震の多い茨城県内においては、意外なことに「確実に活断層である」とされるものはこれまでに知られていません。 日本有数の大断層である「棚倉断層」は存在していますが、これは活断層ではないのです。 (棚倉断層:茨城県常陸太田市と福島県棚倉町の間を北北西から南南東方向へ通る約60キロメートルの横ずれ断層) 棚倉断層は棚倉西縁断層と棚倉東縁断層から構成されていて、その中間に破砕帯があります。これらを含めて「棚倉構造線」も呼ばれ、従来は東北日本と西南日本の境界線と考えられてきました。 (別途、東北日本と西南日本の境界線は利根川構造線であるという見解もあります) また茨城県の北部の陸から沖合にかけては、棚倉構造線と同様の走向を持つ長さの短い断層が多数分布しています。 東日本大震災以降、これらの断層に次々と正断層型の地震が生じて破損等の被害が発生しているという状況もありますので、今後も長期的な警戒と備えが必要です。 もとより茨城県内は「中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。

宮城県沖でM4.6をはじめ、九州・東北・北海道で小規模な地震

2019/12/26、宮城県沖でM4.6ほか、鹿児島・東北・北海道で小規模な地震がありました。 同日21:30までに確認できている有感地震は次の通りです。 【熊本県熊本地方】 2019/12/26 21:26頃, 震度1, M2.0, 深さ10km 【鹿児島県薩摩地方】 2019/12/26 19:59頃, 震度2, M2.9, 深さ10km 2019/12/26 19:54頃, 震度3, M3.7, 深さ10km 【宮城県沖】 2019/12/26 18:26頃, 震度3, M4.6, 深さ50km 【岩手県沖】 2019/12/26 17:19頃, 震度1, M3.4, 深さ70km 【秋田県内陸北部】 2019/12/26 09:08頃, 震度1, M2.8,...

【九州沖縄】沖縄本島近海で最大震度4, M5.0の地震(2019/12/18)

2019/12/18、沖縄本島近海で最大震度4, M5.0の地震がありました。震源の深さは約40km。 この付近における有感地震の発生頻度はさほど高くはありませんが、月に1〜数回程度で起きています。 また、2019/12前半だけでも琉球海溝に沿った有感地震が数多く発生していますので、継続的な警戒と備えが必要でしょう。 琉球海溝の東端は、そのまま南海トラフへとつながっていきます。 直近の11月・12月で見た場合は次の通り。 2019/12/18 08:35頃, 震度4, M5.0, 深さ40km 2019/12/05 11:14頃, 震度1, M3.0, 深さ30km 2019/12/04 08:59頃, 震度1, M2.7, 深さ20km 2019/11/19 02:38頃, 震度1, M3.9, 深さ40km 沖縄は地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は発生しています。 近年においては、沖縄本島近海で2010年にM6.9・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生。 特に、2010年(2010/02/27)の沖縄本島近海地震に関しては、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生しています。 震源の深さは37kmで、発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型とされています。 沖縄本島での震度5以上の地震は1909年(明治42年)の地震以来、実に101年ぶりのものとなり、世界遺産に登録されている、うるま市の「勝連城跡」の石垣が一部崩落する事態となりました。 津波に関しては沖縄県南城市で確認された10cm程度で、当初は沖縄本島・奄美諸島・トカラ列島の沿岸住民に避難勧告が発令されましたが、特に被害は報告されませんでした。 M7クラスに迫る大規模地震にも関わらず津波がこの程度で済んだのは、横ずれ断層型の地震だったからと推察されます。沖縄本島近海における近年の最大震度4以上をひと通りピックアップすると次のようなものになります。 2019/12/18 08:35頃, M5.0, 最大震度4, 深さ40km 2016/09/26 14:19頃, M5.6,...

【九州】日向灘で最大震度3, M5.2の地震(2019/11/22〜11/23)

2019/11/22 18:05頃、日向灘で最大震度3, M5.2・および最大震度2, M4.4の地震がありました。いずれも震源の深さは約20km。 2016年の熊本地震以降、特に九州地方における中央構造線沿いでは比較的活発な地震活動が続いています。 このあたりは地震の頻発地帯となっていますが、過去10年間に起きた震度4以上の地震を見てみると、だいたい1〜2年に1回くらいの頻度で起きているようです。 【近年における日向灘で起きた最大震度4以上の地震】 2019/05/11 08:59頃, M4.9, 最大震度4 2019/05/10 08:48頃, M6.3, 最大震度5弱 2019/03/27 15:38頃, M5.4, 最大震度4 2017/03/02 23:53頃, M5.2, 最大震度4 2016/10/22 03:33頃, M4.4, 最大震度4 2015/08/26 07:51頃, M5.2, 最大震度4 2014/08/29 04:14頃, M6.1,...

【全国】全国的に活発な地震活動(2019/11/19〜11/21)

2019/11/19〜11/21にかけて、北海道〜沖縄まで全国的に比較的活発に有感地震が起きています。 特に集中したのは北九州の中央構造線周辺。南は沖縄でM3.9、西表島付近でもM3.8が発生。 南海トラフ巨大地震の想定震源域である和歌山でM2.3。 柏崎千葉構造線の北端側の新潟でもM3クラスが2度発生し、北は青森沖でM3.6、択捉島付近でM4.6が起きています。 千島海溝をロシア方面へ辿った先のサハリン近海では、11/20にM6.2という規模の大きな地震が起きていますが、490kmという深さであるためか最大震度は1。 ロシアと言えば、2019/11/11にユーラシア大陸最高峰である「クリュチェフスカヤ火山」で噴火が起きたばかりです。 反面、通常活発な岩手・宮城・茨城・千葉沖あたりは珍しく?静穏な状況となっています。 今回、今後30年内に発生が予測されている大規模地震の想定震源域もマッピングしてあります。 ① 千島海溝沿いの北海道沖巨大地震(M8.8以上・発生予測確率:7〜40%) ② 青森〜房総沖の日本海溝沿いの巨大地震(M7.9〜M8・発生予測確率:80〜90%) ③ 都心南部の直下で起きる首都直下地震(M7以上・発生予測確率:70%) ④ 南海トラフ巨大地震(M8〜9・発生予測確率:70〜80%) 特に②〜④の発生予測確率は高く、今後50年内まで期間を広げると発生確率はほぼ90%と言われます。 ここで意識したいのは確率はあくまで確率であるということで、30年以内・50年以内に100%発生するという意味ではありませんが、逆に言えば明日起きるかもしれませんし1年後に起きてしまうかも知れません。 2011年の東日本大震災というM9クラスの地震すら予知できなかったことから様々な議論が起こり、内閣府のワーキンググループは2017年に「東海地震も含めて地震予知は困難」という報告書をまとめるに至り、地震予知研究は現在、大きな節目を迎えています。今はちょうど11月の満月〜新月の期間に入っており、ここでは潮汐力の影響で地震が起きやすいとされています。 加えて、11/20にはフィリピンの東で台風27号「フォンウォン」が発生、11月に台風が5個以上発生するのは1991年以来とのこと。 米軍合同台風警報センター(JTWC)の進路予測では日本方面へやってきそうな進路が伺えます。 画像出典:JTWC 台風と地震の関係も研究が進んでおり、強い低気圧の地面・海水の吸い上げ効果によって地震が誘発される可能性があります。 記録として、2019/10/12には台風19号上陸中、千葉県南東沖で最大震度4・M5.7の地震が発生しています。 季節は冬本番へ向かいますが、阪神淡路大震災が起きたのは真冬の1月です。 仮に真冬に大規模な地震が発生し、停電と都市ガス供給が止まったらどうなるでしょうか。 もしそうなった場合でも暖が取れるような備えが無いと、命に関わる状況となってしまいます。 2019年の台風では、被災地では雨漏りを軽減するためにブルーシートが活用されましたが、ブルーシートは使い方に寄っては風よけにもなりますし、キャンプなどを嗜む方であれば「簡易テント」のように使う方法もあります。 阪神淡路大震災ではドラム缶で焚き火をして暖を取る方々がいましたが、アウトドア用の「焚火台」を用意しておけば、比較的安全に焚き火で暖を取ることも可能です。 寒い時期の大規模地震は起きてほしくはありませんが、人間の願いとは関係なく起こるのが自然災害です。 「起きたときに対応できる備えがあるか」ということを頭の片隅に置いておいてください。【関連リンク】 ・台風19号上陸中、千葉県南東沖で最大震度4・M5.7の地震(2019/10/12) ・枯れ木や薪が燃料の「ウッドストーブ(焚き火台)」を備えよう! ・【ロシア】ユーラシア大陸最高峰:クリュチェフスカヤ火山で噴火開始(2019/11/11)