トップ 2分で読む 広島北部・熊本・青森沖で小規模な地震発生(2021/04/29)

広島北部・熊本・青森沖で小規模な地震発生(2021/04/29)

2021/04/29は広島北部・熊本・青森沖で小規模な有感地震が発生。静穏な1日ですが、注目は最大震度2を観測した広島県北部でのM3.5。広島県北部での有感地震の発生頻度はさほど高くはありませんが、過去10年程度で見ると2011/11/21に最大震度5弱・M5.4が発生しています。

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2021/04/29:広島北部・熊本・青森沖で小規模な地震発生

あああああ

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/04/29 19:18頃広島県北部2M3.5約10km35.0, 132.9
2021/04/29 03:03頃青森県東方沖1M3.7約20km41.4, 142.7
2021/04/29 02:20頃熊本県熊本地方1M2.3約10km32.7, 130.7

この日も静穏な1日となりました。注目したのは最大震度2を観測した広島県北部を震源とするM3.5の地震です。
広島県北部での有感地震の発生頻度はさほど高くはありませんが、過去10年程度で見ると

 

【広島県北部】
2011/11/21 19:16頃, 震度5弱, M5.4, 深さ10km

 

という大きめの地震が発生しており、このときは緊急地震速報が発表されています。
有感地震の発生頻度が高くなかったり、被害を伴う地震が長期間発生していないからといって油断は禁物です。過去の例を見ても、特に熊本地震が起きるまでの熊本では過去100年以上に渡って大きな地震はありませんでした。

海溝型の地震に関しては前兆となる地震(群発地震など)があれば発生が迫っているかどうかの検討が可能ですが、阪神淡路大震災のような活断層を震源とする直下型地震は前兆無く、ある日突然発生します。

 

近年であれば熊本地震だけでなく、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震なども前兆らしい前兆無く発生し、大きな被害と混乱を引き起こしています。東日本大震災以降は電子基準点観測による日本の地殻変動の動きもそれ以前より大きくなってきており、変動の方向も変わってきています。

 

この電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動の時系列の様子は国土地理院のwebサイトでも動画として公開されています)

【電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動】
https://www.gsi.go.jp/kanshi/index.html

南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年(数十年)も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。

 

「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても1〜2週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。

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