トップ 2分で読む 北海道でM4.1、青森・茨城・福井・熊本でも小規模な地震相次ぐ(2021/05/07)

北海道でM4.1、青森・茨城・福井・熊本でも小規模な地震相次ぐ(2021/05/07)

2021/05/07は北海道でM4.1、青森・茨城・福井・熊本でも小規模な地震が相次ぎました。全国的に有感地震が複数発生していますが、注目は北海道の浦河沖でのM4.1・最大震度2。北海道の太平洋側の沖合では道東部地域以外の海域で発生したものも含めると過去被害を及ぼす地震が多数発生しています。

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2021/05/07:北海道でM4.1、青森・茨城・福井・熊本でも小規模な地震相次ぐ

2021/05/07は北海道でM4.1、青森・茨城・福井・熊本でも小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/05/07 17:57頃福井県嶺北2M2.9約10km36.1, 136.3
2021/05/07 12:24頃茨城県北部1M3.2約50km36.3, 140.5
2021/05/07 07:11頃大隅半島東方沖1M3.4約50km31.5, 131.4
2021/05/07 03:43頃青森県東方沖1M3.8約80km40.5, 142.5
2021/05/07 00:52頃熊本県熊本地方1M2.3約10km32.7, 130.7
2021/05/07 00:15頃浦河沖2M4.1約80km42.3, 142.4

全国的に有感地震が複数発生していますが、注目は北海道の浦河沖を震源とするM4.1・最大震度2の地震。北海道の太平洋側の沖合では北海道東部地域以外の海域で発生したものも含めると、これまでにも被害を及ぼす地震が多数発生しています。

発生年震源域規模
1952年十勝沖地震M8.2
1968年十勝沖地震M7.9
1973年根室半島沖地震M7.4
1993年釧路沖地震M7.5
1994年北海道東方沖地震M8.2
2003年十勝沖の地震M8.0
2004年釧路沖の地震M7.1

結果、政府の地震調査研究推進本部が2017年に公表した『千島海溝沿いの地震活動の長期評価(第三版)』によれば、今後30年以内にM8.8程度以上の地震が発生する確率が7~40%という結論に至っています。

北海道で過去に発生した巨大地震に関する記録は、歴史上の古文書などの文献や資料があまり残っていませんが、地中に存在している津波による堆積物や火山の噴火による堆積物の保存状態が良いため地層の年代を調査しやすいとされています。

 

結果、過去約6500年間で発生した超巨大地震はおよそ18回、もっとも新しい活動時期は17世紀前半。発生間隔は約340〜380年周期となっていますが前回の発生からはすでに400年以上が経過、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

大きな地震が発生しても、特に被災地から離れた地域では報道などが薄れると「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言った状況になりがちです。しかしいざという時が来た場合、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう。

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