トップ 2分で読む 宗谷海峡でM5.9の深発地震、父島近海・岩手沖でも小規模な地震(2022/07/02)

宗谷海峡でM5.9の深発地震、父島近海・岩手沖でも小規模な地震(2022/07/02)

2022/07/02は宗谷海峡でM5.9の深発地震、父島近海・岩手沖でも小規模な地震が発生。注目は宗谷海峡。北海道に存在する断層帯で今回の震源に近いものは、幌延断層帯とサロベツ断層帯になりますが、位置的には沖合になるので直接的な関係は無いと思われます。この震源での有感地震は実に8年ぶりです。

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2022/07/02:宗谷海峡でM5.9の深発地震、父島近海・岩手沖でも小規模な地震

2022/07/02は宗谷海峡でM5.9の深発地震、父島近海・岩手沖でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/07/02 21:34頃岩手県沖2M3.7約50km40.4, 142.2
2022/07/02 20:44頃父島近海1M4.2約10km26.7, 142.5
2022/07/02 11:00頃宗谷海峡3M5.9約320km45.8, 142.1

注目は宗谷海峡。北海道に存在する断層帯で今回の震源に近いものは、幌延断層帯とサロベツ断層帯になりますが、位置的には沖合になるので直接的な関係は無いと思われます。なにより、この震源での有感地震は実に8年ぶり。これまで大きな地震が起きていないからといって油断は禁物です。

 

過去の例を見ても、特に熊本地震が起きるまでの熊本では過去100年以上に渡って大きな地震はありませんでした。

 

海溝型の地震に関しては前兆となる地震(群発地震など)があれば発生が迫っているかどうかの検討が可能ですが、阪神淡路大震災のような活断層を震源とする直下型地震は前兆無く、ある日突然発生します。

近年であれば熊本地震だけでなく、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震なども前兆らしい前兆無く発生し、大きな被害と混乱を引き起こしています。東日本大震災以降は電子基準点観測による日本の地殻変動の動きもそれ以前より大きくなってきており、変動の方向も変わってきています。

 

この電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動の時系列の様子は国土地理院のwebサイトでも公開されています)

 

【電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動】
https://www.gsi.go.jp/kanshi/index.html

 

南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年(数十年)も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。

 

「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。大きな地震などの災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても1〜2週間は生活を維持できるだけの備えを、日常生活の中にあらかじめ組み込んでおくことが重要でしょう。

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