トップ 2分で読む 紀伊水道でM3.4、大隅半島沖でM3.1、トカラ列島近海でM2.3の有感地震(2023/04/16)

紀伊水道でM3.4、大隅半島沖でM3.1、トカラ列島近海でM2.3の有感地震(2023/04/16)

2023/04/16は紀伊水道でM3.4、大隅半島沖でM3.1、トカラ列島近海でM2.3の有感地震が発生。この4/16は熊本地震の本震から7年目。熊本県内における近年の地震としては熊本地震のあった2016年は震度4以上の地震が非常に多かったのですが、2017年以降は大きめの地震は徐々に減少傾向にはあるようです。

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2023/04/16:紀伊水道でM3.4、大隅半島沖でM3.1、トカラ列島近海でM2.3の有感地震

2023/04/16は紀伊水道でM3.4、大隅半島沖でM3.1、トカラ列島近海でM2.3の有感地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/04/16 20:48頃大隅半島東方沖1M3.1約40km31.5, 131.5
2023/04/16 17:42頃トカラ列島近海1M2.3ごく浅い29.9, 130.1
2023/04/16 15:14頃紀伊水道1M3.4約40km33.7, 135.1

九州で2つの有感地震が起きていますが、この4/16は熊本地震の本震から7年目。熊本県内における近年の地震としては熊本地震のあった2016年は震度4以上の地震が非常に多かったのですが、2017年以降は大きめの地震は徐々に減少傾向にはあるようです。

 

ただ、予測できる可能性のある境界の海溝型の地震と異なり、内陸部の直下型の地震は予測が難しいという現実があります。必要なことは日々の備えと情報収集です。

 

近年の自然災害は事前の予測が困難であったり、発災後は被害が大規模化する傾向にあります。災害対策の基本は「自助」ですが、平成30年版の防災白書によれば大地震に対する備えとして「特に何もしていない」という方々が約10%も存在します。

大きな災害が起きたら避難所へ行けばなんとかなる・救急車や消防車を呼べばいい、自衛隊が何とかしてくれるという考え方かもしれませんが、災害の規模が大きければ大きいほど、助けはすぐには来ないと考えましょう。救急消防への電話が殺到しても、救急隊や消防隊の対応には限りがあります。南海トラフ巨大地震レベルになれば、自衛隊ですら助けに来られない場所も多数発生するでしょう。

 

例えば熊本地震では「九州は地震安全地帯」という認識のもと、地震に対する備えをしていなかった方々が避難所へ多数詰めかけましたが、水食料の配給が追いつかず、オニギリ1個を得るために2時間も並ぶというケースがありました。より大規模な災害ともなれば、水も食料も無い状態で救援を待つ間に病死や餓死といったケースが実際に発生する可能性もあります。

 

『いざその時』がやってきた場合、備えの有無でその後の被災生活の内容や質は大きく変わります。そして自助があって初めて共助が成り立ちます。極限状況に陥った場合、備えをしていた人たちの中だけで共助がおこなわれ、備えをしていなかった人は何も無い状況下での生活を余儀なくされる場面も実際に出てくる可能性があります。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、日頃からの情報収集と備えが生死を分けることになります。「まだいいや」で済まさず、明日起きても対応できるように、備えだけはしておきましょう。

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