トップ 2分で読む 石川県能登地方・能登半島沖で有感地震が継続中(2023/05/07)

石川県能登地方・能登半島沖で有感地震が継続中(2023/05/07)

2023/05/07は石川県能登地方・能登半島沖で有感地震が継続中です。収束傾向には見えますが、この震源域では2021年6月あたりから有感地震が続いて発生していることもあり、今後も当分の間は継続的な警戒と万が一の大地震への備えも必要です。また、他地域も「他人事」ではありません。

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2023/05/07:石川県能登地方・能登半島沖で有感地震が継続中

2023/05/07は石川県能登地方・能登半島沖で有感地震が継続中です。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2023/05/07 18:56頃秋田県内陸南部2M2.6約10km39.1, 140.5
2023/05/07 14:35頃石川県能登地方1M2.6約10km37.5, 137.3
2023/05/07 14:24頃能登半島沖1M2.1約10km37.5, 137.4
2023/05/07 14:11頃能登半島沖1M2.9約10km37.6, 137.3
2023/05/07 13:37頃石川県能登地方1M2.5約10km37.5, 137.3
2023/05/07 11:44頃能登半島沖1M3.5約10km37.6, 137.3
2023/05/07 03:19頃石川県能登地方1M2.8約10km37.5, 137.3
2023/05/07 03:04頃石川県能登地方2M3.3約10km37.5, 137.2
2023/05/07 01:10頃石川県能登地方1M3.1約10km37.5, 137.3

収束傾向には見えますが、この震源域では2021年6月あたりから有感地震が続いて発生していることもあり、今後も当分の間は継続的な警戒と万が一の大地震への備えも必要です。また、他地域も「他人事」ではありません。特に直下型の巨大地震が突然発生するのは熊本地震や大阪府北部地震などいくつもの前例があります。

 

能登半島付近での地震活発化に伴い地面隆起と2022年後半には震源域の拡大が観測され、一連の地震は収束傾向とは言え今後も当分続くと考えられます。

 

また能登半島沖には「猿山岬北方沖断層」と「珠洲岬沖断層帯」が存在し、石川県〜富山県にかけては邑知潟(おうちがた)断層帯を含めた複数の断層があります。歴史的資料で知られている主な被害地震は、金沢市〜加賀市付近にかけての地域や能登半島、それら地域の日本海沖合で発生しています。

過去に石川県周辺で起きた大きな地震としては注目すべきは、

 

1799年の「金沢地震」がM6.0、最大震度6
2007年の「平成19年能登半島地震」がM6.9、最大震度6強

 

あたりとなります。特に「平成19年能登半島地震」に関しては、その後の最大余震は13年後の2020/03/13に輪島市で震度5強・M5.5のものが発生しています。

 

富山県は2017年に邑知潟断層帯・森本・富樫断層帯・砺波平野断層帯の3つを震源とする最大規模の地震が発生した場合の想定被害を発表。

 

石川県中部に存在する邑知潟断層帯でM7.6クラスの地震が起きた場合、富山では高岡市・氷見市を中心に最大で3557人の死者が出る想定となっています。

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