トップ 2分で読む 能登半島地震の震源域で続く余震、千葉・沖縄近海・青森沖・紀伊水道でも小規模な地震(2024/01/19)

能登半島地震の震源域で続く余震、千葉・沖縄近海・青森沖・紀伊水道でも小規模な地震(2024/01/19)

2024/01/19は能登半島地震の震源域で続く余震、千葉・沖縄近海・青森沖・紀伊水道でも小規模な地震が発生。能登半島地震の震源域では再びM4クラスの地震を含めた余震が活発。注目は千葉県北東部。周辺で発生する地震は相模トラフに沿ったもので過去には1923年の「関東大震災」と1703年の「元禄関東地震」などがあります。

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2024/01/19:能登半島地震の震源域で続く余震、千葉・沖縄近海・青森沖・紀伊水道でも小規模な地震

2024/01/19は能登半島地震の震源域で続く余震、千葉・沖縄近海・青森沖・紀伊水道でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2024/01/19 22:06頃佐渡付近2M4.2約10km37.9, 137.7
2024/01/19 21:44頃石川県能登地方1M2.3約10km37.4, 136.9
2024/01/19 21:19頃沖縄本島近海1M3.5約50km26.3, 127.4
2024/01/19 20:43頃石川県能登地方1M2.5約10km37.2, 136.7
2024/01/19 20:22頃佐渡付近2M4.3約10km37.7, 137.5
2024/01/19 18:38頃石川県能登地方1M2.2ごく浅い37.3, 136.8
2024/01/19 18:30頃石川県能登地方1M2.8約10km37.4, 137.0
2024/01/19 17:24頃能登半島沖1M2.1ごく浅い37.1, 136.7
2024/01/19 17:21頃能登半島沖1M2.1約10km37.5, 136.8
2024/01/19 15:48頃石川県能登地方3M4.1約10km37.4, 137.2
2024/01/19 15:43頃千葉県北東部2M3.9約50km35.7, 140.7
2024/01/19 12:02頃石川県能登地方2M4.1約10km37.4, 137.1
2024/01/19 09:32頃石川県能登地方1M2.7ごく浅い37.2, 136.8
2024/01/19 08:35頃能登半島沖1M1.7約10km37.2, 136.6
2024/01/19 08:03頃能登半島沖1M2.9約10km37.3, 136.7
2024/01/19 07:06頃能登半島沖4M4.3約10km37.1, 136.7
2024/01/19 06:52頃石川県能登地方1M2.9約10km37.4, 137.0
2024/01/19 06:17頃青森県東方沖1M3.3約60km40.7, 142.2
2024/01/19 05:08頃能登半島沖1M2.1約10km37.2, 136.6
2024/01/19 04:40頃能登半島沖3M2.9ごく浅い37.1, 136.7
2024/01/19 03:35頃能登半島沖1M1.8約10km37.5, 136.8
2024/01/19 03:04頃石川県能登地方4M4.5約10km37.4, 137.0
2024/01/19 01:03頃紀伊水道1M2.6約10km34.2, 135.1

能登半島地震の震源域では再びM4クラスの地震を含めた余震が活発な1日となっており、まだ予断を許さない状況となっています。この日の注目は千葉県北東部。

 

このあたりを含む東京湾周辺で発生する地震は相模トラフに沿ったもので、過去の大地震としては1923年の「関東大震災」と1703年の「元禄関東地震」などがあります。

 

相模トラフ付近で派生する地震の発生間隔については複数の説があり、元禄型は相模トラフ沿いの相模湾から外房を震源域として再来間隔は1000〜1500年というものと、200-300年程度の可能性もあり得るとの説もあります。

 

政府の地震調査委員会による今後30年内の長期評価においては、M7.9〜8.6の地震は

①関東大震災(大正型関東地震)については2014年の時点でほぼ5%以下
②元禄型関東地震(元禄関東地震)については2014年の時点でほぼ0%

となっています。

また関東周辺の構造線や断層帯を確認すると、改めて東京を中心とした首都圏が「地震の巣」の周辺に存在しているかがよく解ります。
将来的(今後30年内)に発生が比較的高めの確率で予測されている巨大地震は複数ありますが、予測に関しては

 

①基本的に様々な仮説を置いた上での推計である
②定量評価できない項目が存在する
③発生確率は低めでも実際に起きた際には甚大な被害を及ぼす事象が発生する可能性もある

 

という点は意識しておくべきでしょう。首都直下型地震や南海トラフ巨大地震に関してはより根本的な問題として「発生が比較的高めの確率で予測されている」に反する「確度の高い予測が困難」という状況も現実です。

 

災害を防ぐ観点での「防災」よりも、国・自治体・地域・家庭・個人というすべての粒度で可能なかぎり備える「備災」をし、起きた後の被災を減らす「減災」にいかにつなげていくかが重要になっていきます。

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